スター・ウォーズ/フォースの覚醒 3D

FantasySF

公式サイト
”https://starwars.disney.co.jp/home.html″

スターウォーズファンがスターウォーズという映画に期待しているのは、必ずしもストーリーに限らないと思う。
もちろん脚本の中身がどうでもいいという話ではない。愛と勇気と友情は普遍的なテーマであると感じる。

しかしそれ以前に、描かれるバックグラウンドの風景、多様な生物たち、様々な乗り物、個性の強いキャラクター等含めた世界観そのものに限りない魅力を感じている。

一般的にSFは現在につながる未来を描くものだが、
「遠い昔、はるか彼方の銀河系で…」
で、始まるスターウォーズは「過去」に遡り、しかも我々の地球とはかけ離れた太陽系でさえない星々で繰り広げられる物語となっている。
つい同じ人間と異形の異星人という感覚に陥るが、ルークもレイアもハン・ソロもアメリカ人やイギリス人などの国境の枠も超えた存在なのである。

待望の新作、エピソード7公開の発表があったのは、1年ほど前だったが、それから関連グッズが大量にでまわり、書籍も様々なものが出版され、コスチュームに身を固めた人が闊歩し、封切まで期待に胸を膨らませたスターウォーズフィーバーが始まった。私も指折り数えていた一人だ。
ゲームのSIMS4でさえ、スターウォーズコスチュームが配布された。

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封切りから数日の休日、しかもレディースデイの割引日とあっては大混雑だろうと覚悟してたが、、、
確かに劇場は普段の数倍人がいたにもかかわらず、上映始まって見回したら座席半分位じゃないかー(笑)都内近郊だったらこうではなかったと思うのだが。

舞台は「エピソード6/ジェダイの帰還」から約30年後。
6の公開が1983年だから、実際にはそれ以上経ってたんだね。。
皇帝は消滅し、ベイダーも葬られ、ヨーダもいなくなった世界。
しかし悪は滅びずまた新しい勢力が台頭する中、ルークも姿を隠している。

世代交代かな?という中で、ハン・ソロとレイアが経た年月そのままの姿で登場するのはファンにとって感慨深い。
チューバッカはそのまんま変わらぬ姿だし(実際には衣装新調したらしいw)、C-3POも「何かあった年月を漂わせつつ」健在。
ただ、、、R2-D2が動かないっ!

R2-D2もファンにとっては非常に思い入れが強いキャラだと思う。
代わりになれるものなんてない!
BB-8だぁ?事前の画像でみた限りでは、R2にまったく及ばない単純なボール球じゃないかあ!
。。。。と思ってたが、動く姿を見たら、あら、結構かわいい(笑)
全力で走る姿や、小首をかしげるように頭が傾くさまがなんとも愛らしい。
R2とはまた違った雰囲気だが、認めてしまった。
多分新品ぴかぴかじゃなく、どこか使い込まれたような薄汚れた感じがうまく馴染んだ要因のひとつかな。

ストーリーの鍵を握るのは、主役の若いレイ、フィンと、ベイダー卿亡き後のダークサイドで、強いフォースをもつ若者カイロ・レン。歴史は繰り返される。

今回衝撃的だったのは、あの白い大量生産的な兵団、ストーム・トルーパーに「中の人」がおり、感情や躊躇いを持っていたということだ。

確かに、今までもフォースの力に操られたりしたことはあれど、基本的に無感情で命令を忠実に遂行する、ロボットかクローンか洗脳された無人格の集団のような存在だったと思う。
それがあのヘルメットと装甲の中には普通の人がいたとなると。。

なんだかその後の戦闘で、無造作にばんばん倒されていくその一人ひとりの背後にも家族や人生があったはずだと妙な感情移入が起こってしまうではないかぁ~~~!
み、、、峰うちでお願いします<(__)>

また、全体的に感じたのが、「ダークサイドのアクドさが薄い」。
カイロ・レンがまだ迷いがある人間の弱さを強調してるのはわかるが、ちょっと繊細な美男だし、忍者をリスペクトしたような兜もどこか軽やかな印象を与える。
ハックス将軍も生真面目な軍人っぽく、キャプテン・ファズマはそう悪い人に見えない。
皇帝に代わる最高指導者も、サイズはでかいが禍々しさでは負けてる気がする。
もしかして、そういう面もディズニーになった影響なのかな?

物語の展開とともに、何故ルークが姿を隠したのか、新しいダークサイドの主要人物カイロ・レンはどのような人間関係と心を持っているのかが見えてきます。
普段は比較的穏やかなチューバッカが、怒りのランボーと化して乱射するシーンも見もの。

また、映画のパンフレットの完成度も高く、一般的なものより値段は高いが、満足のいく内容だった。
制作に関わった人々のレイ役デイジー・リドリーに対する評価が非常に高いこともわかったし、訓練や体力作りなど準備期間にもかなりの期間を必要としたこともうかがえる。

総合的に見ても期待を裏切らないわくわくどきどきの仕上がりになっていると思う。
新たな3部作のスタートとして、これから毎年(本作とスピンオフかわりばんこのようだ)スターウォーズが見られると思うと、今後も楽しみだ。
とりあえず近所の劇場では3D版が吹き替えのみしかなかったので、2Dで良いので字幕版でも観たいな。。。

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