子供の頃から何度もテレビ放映されてたはずだが、見たことがなかった。思うに、親に規制されていたのだろう。
なのに、「悪魔の子供」「666」がキーワードのホラー映画の大御所。
と、いうことだけは何故か知ってるという、、、
が、今回見たのは1976年のオリジナル版ではなく、2006年にリメイクされた「オーメン」で「オーメン666」という名もついてるようだ。。どうりで全然古臭くなかったはずだ。。
今見ても、というか、大人になった今だからこそ面白い気がする。
やたら無残な残虐行為を、パニック状に重ねるスプラッタ系とはちがい、ストーリーで魅せる正統派ミステリーホラー?とでも言うのだろうか。
ベースは聖書の黙示録や福音書。
現代の世界に当てはめながら読み解いていき、何が起こっているのかを少しずつあきらかにしていく。
男というのがばかなのか、夫というのがばかなのか、親というのがばかなのか、一体何が現実から目を背けさせるのだろう、、と、やきもきするが、ふと気づく。
ばかなのではなく、それは人間の弱さなんだなと。
ちなみに「666」という数字は、新約聖書のヨハネの黙示録で“獣の数字”と呼ばれ、その意味については謎のようになっていて諸説があるようだ。
映画の中のセリフから、反キリスト的なものの意味で使われていることは伺える。
しかし、なぜ一番最初にダミアンを送り込む手伝いを彼らはしたのだろうか?
操られていたとしても、後に悔悟しているのは、何をしたか自覚があったということで、自分の意志もあったのだろうか?
そのまま生きながらえたのは、そこに契約があったのだろうか?
とりあえず乳母のおばちゃん最初から怪しすぎて怖い(ーー;