たまたま用事が終わって、何時間も待ち時間がなく上映開始がちょうどよかったのがこの「キングスマン」であった。
少し前なら観たいものがあったが、次の話題作まであと数日という半端な時期だったのでこれというものもなく、予備知識もなくたいした期待もなく観てみたのだけど。。。
結構おもしろいじゃないかこのやろう!
ストーリー的には、なんとなく映画や漫画で目にしたことがありそうなスパイアクションなのだけど、テンポがよくスピード感もあって飽きさせない。
映像的にはありえない系もちょくちょくあるし、いろいろな部分でギャップも感じるのだけど、なぜかそう中途半端な感じはしない。
映像やカットにちょこちょこ仕掛けがあっておもしろいなぁ〜と感じるところがあったり、キャストもあまり知られていない人が主要な役を担っているのも新鮮。
と、思ったら、結構有名な作品で主要人物が、出演短いちょい役占めていたりしてなんじゃこりゃ〜〜っという発見もまた楽しい(笑
途中の教会でのシーンなどは「多重人格探偵サイコ」のルーシー現象じゃないかこれ?と思ったりしたのだが、まあ。。。。あの。。。
実際には残虐なシーンほど、妙にアンバランスな陽気なテーマが流れるのがブラックすぎるわ!!!
しかも、なんかとても明るく軽い感じにしてくれちゃってるのが笑っていいものやら(ーー;
ガゼルのお姉ちゃんがとても個性的な顔立ちでクールなのだけど、日本ではまだ「誰?」という認識だろうな。これから出てくるかもね。
007とか、クールに決まりすぎてハードボイルドびしばしなのが苦手な人でも、これはちょこっとおしゃれで、ちょこっと笑えて、ちょこっと親しみやすい。
ただ、暴力、殺人描写は結構あります(エロはないな)。。。パルプ・フィクション的に軽めに仕上がってますけど。