ネイチャードキュメンタリーは好きなので、結構映画館にも見に行きます。
海の世界を描いた「オーシャンズ」(ジョージ・クルーニーのやつじゃないよっ)のジャック・ペラン&ジャック・クルーゾー監督が氷河期から後の生命の芽生えと躍動を描いたドキュメンタリー。
2万年前の氷河期の名残のような過酷な岩山の氷雪地帯にも、麝香牛やトナカイ、白梟など生息している生物がいる。
逆にこの気候に長い年月をかけて適応するよう進化してきた彼らは、暖かいところでは生きられないという。
そして氷河期が終わりを迎えて豊かな森が出来上がった。
人間に侵食されず、神秘的で静かで幻想的な森とその住人たちはまるでファンタジーの世界。
鳥や鹿や狐やオコジョやヤマネコ、バイソンに野生の馬にリス、アナグマ、モモンガにハリネズミ、イノシシ、ビーバー、狼の群れにクマの親子などなど、、、
森の中の四季を美しい自然の情景と共に織り成す。
野生の鹿の出産シーンもある。
赤ちゃん狐もめっちゃ(((♥д♥)))カッカワイスギルッ💕
馬同士と熊同士の喧嘩が大迫力!
あんなんに蹴られたり凪払われたりしたら非力な人間なんぞひとたまりもないね(;-ω-)ウーン
夜の森の世界も美しく恐ろしい。
様々な動物の生態や弱肉強食の世界も描き出す。
そうか、「一匹狼」と言うとなんかカッコイイ孤高の誇り高く強いイメージであったが、実は自然界では力勝負で負けて群れから追い出された負け犬なんだね( ̄▽ ̄;)
自然と人間との新しい関係、人間による開拓の影響、1部の野生動物の家畜化、共存から自然破壊の急速な進行による野生動物たちの絶滅の危機へ。
人の手が加えられ、失われていく植生の多様性。
やはり人間って自然の調和を唯一ぶち壊す、恐るべき破壊者だね。
天変地異や自然環境の急激な変化以外で、他の生物を絶滅まで追いこんだのは人間しかないんじゃないか。
他の生物だけではない。人間同士でも殺し合う。
高い知能を持ちえたからこそ繁栄したが、そのために全ての殺戮者たることになったのなら、知能などない方が幸せだったのかもしれないとも感じられる。
すでにそのつけは回ってき始めている。
温暖化を始めこの数十年の間にも天変地異で異常なレベルの被害が相次いで、頻度も増してきてるような不安感がある。