イコライザー2

ActionCrime

夜行列車に乗っているマッコール(デンゼル・ワシントン)。
そこで誘拐犯っぽい男と、その脇で怯えているおさない少女に目を止める。

さあ、悪人退治と改心への警告がはっじまぁるよぉ~!

前作でホームセンターで正体がバレてしまったせいなのだろう、現在マッコールの表の顔はタクシードライバー。
様々な人生ドラマを持つ客を日々乗せている。
今回読んでる本は「シッダールタ」お釈迦様の物語だね。

そんな日々を送っていた中で、ベルギーのブリュッセルのある家庭で事件が起きた。
旦那がいつも通り帰宅すると、暴力を振るわれて血まみれの妻がダイニングに座っている。何者かが家に侵入していたのだ。
謎の3人組に目の前で妻を射殺され、指令を受けたからと旦那も殺される。

一方マッコールの元には古い知り合い(CIA)のスーザンが訪れる。
懐かしい昔話の後、現実を受け入れて戻ってこないかと誘いをかけて別れたのだが、実は先の殺された一家はCIAの協力者であった。
事件を追おうとしたスーザンにも魔の手が迫っていた。。。

マッコールは寡黙なところは変わらないのだが付近の住民ともうまく人間関係を築いているようで、相変わらず青少年の更生にさりげなく手を貸したりとまるで厳しい父親のようだ。

スーザンを無惨に殺した相手に報復の時、、と、思ったがやったのは誰?!
今回は前よりちょっとだけ人間関係とそれに対する思いが複雑に。
元同僚の友人と、元相棒に一緒に戦っていた同僚たち。

まあストーリー的には何もややこしいことはなく、展開も非常にストレート。
ただ、ただ、マッコールが異様に強い(笑)
そして、どんな時でも冷静な男。
よっ!必殺仕事人登場っ!!

そして今回は悪天候の屋外が最終決戦の地になっているので視界が悪く、強風や高波が叩きつけてくるという面で映像的により迫力を出してる感じ。

昔住んでいた海辺の家に残されていた本はフランス小説の「失われた時を求めて」
こういう小道具にちょこっと含みを持たせるのもこのシリーズの手法か。

まあ、やっていることはいわゆる暗殺なんだけど、勧善懲悪で誰かを助け、夢に近づけ、だれかを幸せにするのでなんとなく結果オーライな気分になる映画である。

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