ジャングルを舞台とした双六型のボードゲームで、振ったサイコロの目で止まったマスの出来事が実際に起こる。というアメリカの児童文学作家であるクリス・ヴァン・オールズバーグの絵本が原作。
1969年、気弱でいじめられっ子の少年アランは、父の工場の工事現場で古い木箱におさめられた「JUMANJI」というゲームをみつける。
そしてたまたま家に来た友達の少女サラとなにげなくゲームをはじめてしまう。
マスはあれども最初からボードに書き込まれている訳ではなく、駒は勝手に動き出し、まるで呪文のように暗示めいた文言が都度表示される。
そして「5か8の目が出るまでジャングルで待て」という指示により、アランはゲームのジャングルに閉じ込められてしまったのだ。。。。
そして26年後の1995年。失踪したアランの家は事業も失敗して家は空き家になっていた。
そこへジュディとピーターという姉弟が引っ越してきた。
二人は両親を事故で亡くし、叔母に引き取られる形になっていたのだが、この家でまた「JUMANJI」を発見してしまい、うっかり始めてまたパニックを引き起こす。
しかし、偶然出た目のサイコロにより、失踪していたアランパリッシュは1995年に戻って来た。
少年のままではなく、ジャングルの中で生き延び普通に年をとったおっさんになっているとこがミソ(笑)
すったもんだあって、実は、このゲームは26年前にアランとサラが始めたゲームがそのまま続いており、4人揃ってこそ先に進むようになっていたことに気づく。つまりサラも巻き込む必要が。
さあ、恐怖のゲームの続きだ!
摩訶不思議な現象はまだまだ続き、街にまで広がり大パニック!
いかにもファンタジーなので、リアル感はあまりない(笑)
動物たちもいかにも人形っぽいのもご愛嬌。
警察との絡みもまるでホームアローンで、ゲームは怖いがどちらかと言うとコメディよりかな。
とにかくゲームを終わらせるまではアクシデントが次々に襲い掛かってくるので、いかに早くゲームをゴールへ導き終わらせられるかというところに意識は集中する。
とはいえどんどん進めたくてもマス目の魔術で危機に陥ることばかりなので、続行自体が難しいという。
物語やゲームなどの仮想世界が現実化していくというおとぎばなしものだけど、またいだ年月に張られた伏線が回収されていくところは気持ちが良い。
えげつないとこもないので、お子様でも安心して楽しめるファンタジーですね。
続編もいくつも出てるようです。