アース(earth)

Documentary

実はDVDの発売時に購入したので入手はもう半年以上前?。一回見ようとしたんだけど、疲れた時にこたつで転がってみてたら途中で寝てしまった(--;)
いや、つまんなかったわけではないのです。美しい映像と静かなナレーションと雄大な音楽のみのドキュメンタリームービーだったからリラックスしすぎてね。。。

この映画はずばり、DVDではなくて映画館の大画面でみたほうが良い内容ですな!

雄大な自然と美しい風景は、大画面でみるとちょっと迫力が違うと思いますよ。

また、地球の仕組みや問題についても学習できるので、お子さんがいらっしゃる家庭では、是非とも一緒に見られるといいのではないかと。

導入部分として、地球という星がどれだけ特殊な環境であるか、地球の神秘について美しい世界各国の画像とともにナレーションからはいります。

そのあとには地球探検とでもいうように、各環境下の生き物たちを主題に展開していくわけですが。。

まずは北極。
南極と北極はともに地球の極点にあり、同じように氷に閉ざされる環境でありながら、生物の種類や数がまったく違うのが前から不思議だった。どうも北極の方が厳しいようだ。

そんな北極の代表といえば「ホッキョクグマ」
冬ごもりの間にある程度子育てをしてるんですが、その間何か月飲まず食わずで母乳を与え続ける母はすごいと思う!衰弱しきっているはずなのに、子供に母乳を与える時の表情はとても優しくて、まさに母親の顔です。

小熊がもう、めちゃくちゃ可愛い!なんじゃこりゃーというぐらいむっくむくで愛らしい。
でも、かわいいだけじゃないんです。この映画は自然の厳しさも十分に伝えている。

氷が溶けて、狩りに出歩くことさえ困難になり、はいずるように、時には冷たい海中を泳ぐように、それでも懸命に進むホッキョクグマの姿は、どんな「温暖化を食い止めよう」キャンペーンよりも、強く深く危機感を植え付けられます。

その姿はとても妙でコミカルでさえあるのに、笑うどころか逆に涙が浮かんできてしまいます。

やや南下して、次はツンドラ地帯。
あまり詳しくみんな書いちゃうと楽しみもなくなるので、ここからはハイライトだけ(笑)

トナカイの大移動は見ごたえがあります!ものすごい数でものすごい距離。
しかし、旅は安全なものではなく、そこに自然の厳しさをまざまざと見せつけられます。結構迫力ある、手に汗握るドキドキが。。。

そこまでは高い木もなく森も存在しないのですが、さらに南下したタイガ。
なんと地球上の1/3の森がここに集まっているということで、春になると地球上の酸素量が大きく変化するのだとか。びっくり!
そのわりに動物が生きていくには、北のツンドラ以上に厳しいようです。

さらに南下した広葉樹がでてくる地帯。
だいぶ生存するための環境が整ってきたようで、動物、鳥類、花や草木であふれかえっています。
豊かな恵みにほっとする(^^;)
あるだれもが知っている鳥類が意外なところに巣を!しかもその巣立ちの様子がこれまた必見で、
「え?まじ?それってはばたけないやん?翼の役割果たしてるん??」
われらの住んでる日本もこの地域に入るわけで、四季がはっきりしてるのも特徴ですな。

ここから舞台は一気に南下して熱帯雨林の地域へ。
地上の楽園というのはこの地域のことではないでしょうか?
面積的にみればほんの一握りなのに、なんと!地上の動植物の半数以上がここに生息しているのだとか!!

豊かな恵みのおかげで、今までのように食物に心配するということがほとんどない。
そのため、進化の仕方も特殊で、他の地域にはないような妙な特徴をもった動物もいっぱい。
なんだか経済が安定してきて、男性も含めてオシャレや趣味を存分に楽しむようになった状況に非常に近いものが(^^;)

まぁ、ジャングルに人間が入れば病気や毒物に身を晒す危険性もあるのでしょうが、人間があまり立ち入れないところだからこそ楽園なのかもしれません。

近年伐採などもすすんで、だんだんとこの地域も破壊が進んでいますが。。。そのままだといつかこの楽園も消失してしまうのでしょうねぇ。

そしてお次はこれまた地表の1/3を占めるという砂漠。
んが、恐ろしいのは現在もさらに砂漠化がすすんでいるということです。地表が砂漠だらけになったら人も動植物も生きていくのは難しい。。氷の世界に負けずかなり過酷な環境。というより、より死の匂いを感じさせますね。

そして南部アフリカの象の大移動。。。てか、え?なんでそもそもそんなところにいたの?と(--;)
移動中は食料も水もほとんどない荒野。姿もだんだんと骨と皮だけになって行き。。。
しかし、象の親子や群れの仲間に対する愛情はかなり深いですね。なんとしても子供を守り、励まし、、、、その姿には感動します(;;)。怒った像は怖いですよぉ!

飢えて移動しているのは象だけではない。天敵のライオンなども周囲をうろつく。飢えたライオンの結束力もこれまたすごい!半端じゃないよ。。

機会に恵まれて、私自身2007年に南アフリカ旅行に行ったのですが(川を泳いで渡る象もミタヨ)、あのゾウたちもそんな苦労をして生きてきたのだろうかと。。。
そして、長い旅をするのは陸上だけではない。

さらにその距離を上回って、なんと赤道から南極まで地球の半分を旅するザトウクジラッァァァァァ!!
しかも夏だけ南極で過ごしたら、また赤道まで帰るそうな。人生がほとんど旅だね(--;)
群れで漁をする様子はとても神秘的です。

南極といえば、私が地球上でもっとも愛する動物「ペンギン」の楽園ですっ!
てか、、、ペンギンの出番短かっ!

最後にはまた北極に戻って、ホッキョクグマのその後の様子が引き続きおとどけとなります。結末は。。。。。?

かなり長くなってしまいましたが、とにかくさまざまな角度から、どうやって、どこにカメラを設置したの?と思うような美しく、迫力ある映像のオンパレードです。そういう裏話を知りたければアース プレミアム・エディション(2枚組) を買わなければいけなかったのだろう。。。

絶滅寸前の動物も含めた貴重な生体の映像が見られます。
特に2000フレーム/1秒という超ハイスピードカメラによるスローモーションな映像は、狩りの場面などに生かされています。ホオジロザメはまさにジョーズだよ。。。

後半多用しすぎでちょいとうざく感じるところもあるんだけどね(^^;)
まぁ、この時間の中に地上のすべての地域のあらゆる動物をおさめることはどだい無理な話で、ある程度偏ってはしまうけれど見ごたえのある、問題提起の多い映像でした。

アース スタンダード・エディション [DVD]

そういや昔「アトランティス」を映画館に見に行った時、やはり途中でぐっすりと寝入ってしまった思い出がっ(笑)

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非常にもったいないことをしたと思う反面、非常に気持ち良かったのですよ(^^;)。癒されるんだけどこういう映画は疲れがたまっているときに見ると最後まで目を開けていられない危険も含んでおります(--;)

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