慌ただしく荷物をまとめて飛び出す女、都会からぐんぐん離れて田舎の方へ車を走らせる。
途中で携帯にかかってきた電話で、どうやら彼だか夫だか同居していた元から逃げ出してきたんだなとはわかる。
が、その電話に気を取られてよそ見した一瞬が大きな事故につながり、、、
意識を取り戻してみると、そこは病院ではなく刑務所のような窓もない部屋に拘束されていた!
ここはどこ?何故?あなたは誰?何が起こったの?
こんな状況、普通の女性ならパニックを起こすところだが、即座に使えるものを利用し、武器を作り、状況を見定めて行動に移す彼女は何とも逞しい。
外部からの何らかの不明な攻撃を受けて世界は滅び、空気は汚染されて外に出ることは出来ないと説明は受けたが、事故当時の車や監禁まがいの生活に徐々に疑いを深めていく。
何が真実で何が嘘か。
本当は恩人か、狂人か?
信じることと、疑いが交差し始め、どっちか分からなくなってくる。
このあたりまでは心理的トリックをふんだんに盛り込んだサスペンスで、味方か敵か、なんか下心ありかといろいろ振り回されるのだが、終盤がらっと流れが変わり思っていたのとは違う方向へと。
突っ込みどころもいろいろあって、なんの話になっちゃうの~~~?と
いかにもこの後続きがあるよって終わり方です。
監督はよく知らなかったが、製作にJ・J・エイブラムスが加わってる時点で少しは予想しとくべきだったかw
2008年の「クローバーフィールド/HAKAISHA」という似た名前の映画もJ・J・エイブラムス製作なんだが、直接ではないにせよつながりの意識はちょっとあるらしい。