ミッション・インポッシブルもまだということで、本日は「源氏物語 千年の謎」を見てきました。
源氏物語といえば日本の誇る古典なわけですが、実は全部通して読んだことがまだない。なにしろ長いからね~(笑)
なのでよく知らない帖が出てきたらどうしましょ?と思っていたら、ちゃっきちゃきに有名所が抜粋されていたのでちょっとほっとした。
まあぶっちゃけ大人向けです。
しょっぱなからもう裳を解け紐解けハァハァハァハァ
怨霊、生霊ドロドロド~~~
全体的にはおそらく「映像美」を追求したものと思われる。
「え?その姿勢は無理があるっしょ?一体どういう状態よ」
というところもあるが、「映像的に美しくみせる」というところを、カメラワークやらライティングやら考えてるんだろなぁ~と。
舞台となる宮廷や庭園などもとても美しかった。
ただ、ちょっと特殊効果がやりすぎ感が。。。メイクも派手にやりすぎて胡散臭くなってしまっているのが残念だ。
キャストにも個人的にはちょっとイメージと合わない部分もあった。
生田斗真さんは確かに現代的な優しい美男ではあるが、時代背景を考えると若かったら道長を演じた東山紀之さんの方が似合ったような気がする。
六条御息所なんて、岩下志麻さんぐらい毒もある女優さんの方が凄みがでたんじゃないかなあ。年が難しいのだろうけど。。田中麗奈さんも迫真の演技なんだけど、いかんせんかわいらしい。
安倍晴明もちょっとイメージ的にはもっと表情が感じられない能面のような人の方が。とか。
中谷美紀さんは、、、やはりうまいですねえ。この方は年と共にすごく雰囲気が良くなった!
途中からJinの野風さん役とイメージがかぶりましたが(^^;)
室井滋さんもさすがいい味だしている。このメンツの芝居の中であきらかに異彩を放っている(笑)
それほど知らない私でも「?」と思う流れはあったが、やはりちょっと話は変わってる模様。
大河ドラマっぽくもあったが、まあそんなもんかな。
それをきっかけに源氏物語をちゃんと読んでみるのもいいだろうと思う。