白い恐怖

Suspense/Mystery
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アルフレッド・ヒッチコック監督の映画で、イングリッド・バーグマン主役のゴールデン時代であると同時に、なんと!かのサルバドール・ダリが幻想的なシーンの美術を担当しているという豪華なタッグ作品。
私なんぞはこれだけでも見たくてしょうがなかったので、DVDを見つけて購入した。
こういうのはAmazon Primeとかではやんないからw

再生を押してから、音楽は流れるがずっと同じ静止画のまま延々と動かない状態で数分間。。。
壊れてるのかと思ったよ!!

ようやく動いたと思ったら、そこからエンドロールの如きものがまた長々とはじまり、なかなか始まらない(笑)

ある精神分析の病院の話。
有能であるが恋愛をしたことの無い、周囲から冷酷な女と噂される女医の元へ、新しい院長が赴任する。
若くて色男で笑顔が素敵な魅力的な男性だ。
しかも、数々の名著を記している業界でも有名な男らしい。

初めてときめきのようなものを覚えるが、彼は細かいところが気になってしょうがない異様に神経質なところがあった。ある模様に対して。

やがて、実は彼が記憶喪失であり、重度な精神疾患を抱えている別人であることが判明する。

果たして本当は彼は誰なのか?
本物の院長を殺したという記憶は本物なのか?
いつどこで何が起こったのだろうか?
その模様は何故彼の心をかき乱すのか?

精神科医と探偵のやり取りが、お互いさぐり合いで面白いのだが、探偵さんあまり優秀じゃないのでは、、、( ´•௰•`)

徐々に明らかになっていく記憶と逃避行。
確かにかなり古い映画だから、ストーリー展開や合成画像や解釈などが荒っぽく、前後の流れも急展開でスムーズではない。

けれどだんだんと迫っていく過去の記憶はミステリー要素が詰まっていてなかなか面白かった。
本当の夢分析とヒリヒリする緊迫感のある結末まではさすがです。

しかし、精神治療が何とも強制的、独断的で怖いぞ。
続けていたら逆に精神崩壊をきたしそうだ(꒪ω꒪υ)

肝心のダリの舞台セットは夢の中の世界で現れる。
出てきた瞬間に、「あ、これはモロダリですな」と分かる独特さ(笑)
でも思っていた以上に短かった。もうちょい何度か出てくることを期待してたんだけど。

全体的にはカサブランカとかを思い出す、ロマンの恋愛ものといった印象かな。
モノクロであることは大して気にならなかった。

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