去年からすでにでてきてはいたのだけど、、、
ライブロックに何やら針金のように固い草みたいのが生えてきていて、それがいつのまにか茂り、草原のようになっていた。
気づけば水槽の背後の方にでかい座布団みたいな塊までできていて、さわると微妙にふかふか柔らかくて気持ち悪い。
下の左が塊を取り出したもの、右がそれを外に放置して乾燥した結果で、なんかヘチマとかみたいな感じの繊維の塊である。
とりあえず顕微鏡で確認してみたが、植物っぽいなというだけでよくわからない。
水中では気泡などもついてたことからダイノスじゃないかねーということになり、とりあえずダイノス退治の薬を使ってみた。
まあ私がもともと几帳面な性格ではないので、1日おきが2日あいたり、時間が消灯後1時間後をすぎていたりもしたのもあってか、時間を空けて3回目ぐらい(1回あたり1日おき1か月15日投入)でも一部溶けてきてはいるけどまだまだ健在。
てか、へどろのようにからみついてるこっちがダイノスじゃないかと。。。
ねばねばしてる部分が顕微鏡ではふぁさふぁさの、中心の固い草が右の竹っぽいほう
これがまた頑固に岩に根差していて、取り除こうとするとプチュっとつぶれて胞子が飛び散るような嫌な感覚があったので、へたにピンセットでも引っ張れない。
困ったなーといつもどおりNMCで雑談会してる時に「これはシオグサですよね?」と天からの声がw
はい、このときはじめて「シオグサ」なる存在を確認できたわけです。
んで、シオグサを除去する薬品というのが海外にあるにはあるんですが、どうも日本の薬事法だかなんだかに引っかかるようで、国内のメーカーが取り扱いできないらしいんです(><)イミンナ デ シラベマクリマシタ。。。
もちろん日本の販売店舗にもネット販売にもおいてはないので、自己責任で個人輸入しか入手経路はないかも。。
他の藻や苔類の掃除として投入される藻食性魚類やエビ化になども、調べてみるとはかばかしい成果はあげられない模様。
あとは生えたライブロックを乾燥させる、闇に放置などデスロックお試しコースとか(;;)
いや本当上の薬輸入しようかと思いました佐。ただ今は円安激しいし、海外便は送料も無駄に高いし。。。。
とりあえず成分的には似たものも前使ってたダイノス薬に含まれていたので、2本目使いきるまで様子見ようと。
ライトの出力を抑えて点灯時間も5時間に短縮し、去年のように巨大な座布団状のものはできなくなったけど、固い草上のものは減るようにも見えず、、、ふと思い立ってある休日に物理的作戦を実施した。
つまむとつぶれて胞子を飛び散らせるらしいので(予感は当たりだった)、ひとつずつライブロックをとりだして手早く乾かさないように水草用ハサミでちょきちょき岩ぎりぎりまで刈り込み、海水で全部洗い流してから水槽に戻す。
昔買った確かADAの湾曲タイプのスプリングシザーが非常に使いやすかった
サンゴも活着したライブロックは外作業はできないので、海水を張ったバケツの中で、なんども水替えしながらチョキチョキチョッキン。
数が多かったので、数時間無心にひたすら刈り込みました。
その後全ライブロックを水槽の中で組みなおし。そのため魚たちの縄張りも大幅に仕切り直しとなり、数日はなかなか水槽がおちつかず、かわいそうに現在のうちのスターであるイエロヘッドジョー2匹もしばらく穴掘ったり埋めたり奪い合ったりで心休まらなかったようです。
結局この物理的除去がいちばん効いたようで、1週間ほどでDINO Xの添加も終了。
その後換水を多めに行っていたのですがシオグサが伸びてくることはなくなりました。
ほっとひと安心と思いきや。。。ん?
添加中は換水できず、バイオペレットも使えず、スキマーだけに頼っていた後遺症が一気に噴き出してきたぞーーーーーw
シオグサの代わりに緑苔がライブロックとサンゴを爆発的に覆いつくし
うおおおお、ここ何年もみかけてなかったカーリーが、あっという間に増殖
とりあえず速攻でアイプタシアXを買いに走りましたわ。
数年前に買ったやつはもうカピカピになってたもんで。。。先の曲がった注射器がついてるので、カーリーの中心部を狙いやすいんだよね。
カーリーも無理に手やピンセットで引き抜こうとすると、ぷしょーっと子種を噴き出してさらに爆殖するのでやっかいもの。これを吹きかけると速攻で溶けるようになくなってくれます。
まったく次々と問題の多い水槽で手がかかって仕方ないですが、しばらくは数日おきにこまめに換水して、カーリーみつけ次第手動で退治していきますわ。
あー最近入荷困難になっているフチドリカワハギくんを早くお迎えしたい。。。