サウナのような猛暑が続くこの頃ですが、週末はちょいと家の手入れをしてました。
基本的に自然素材を生かした木製品が多いんだけど、経年劣化でだんだん白茶けて艶もなくみすぼらしくなりがち。
でもせっかく良い素材の木にニスとか化学塗料はあまり使いたくないなあと思い選んだのがこれ。
亜麻仁油・純蜜蝋・ユーカリ油を配合した自然派のケアオイル。
保湿、保護、撥水、抗菌、防虫効果があるのに、すがすがしい良い香りで伸びが良いので使いやすい。
まずは水拭き、乾拭きなどで塗る面を綺麗にしてよく乾燥させたあとに少しずつとって伸ばしていく。
最初はぼろ布を使っていたが、車やキッチン用などの柔らかめのスポンジの方が塗りやすいことに気づいた。
かさかさして水飛び後が白く浮いてた手洗いもつやつやに。
5年ほど放置してた物置の蔵戸は、外に面していたので風雨でざらざらの汚れ落とすだけで一苦労。
せっかく美品だったのが色あせて廃墟化しそうだったとこを持ち直しました!
そして古家具屋でちょうど探していた大きさの、かわいらしい慳貪式書庫(明治ー大正時代)を安く入手できたのだが、さすがにかなり傷や色むらや汚れが目立ち貧相な感じで残念。
(枠だけ塗った後なので濃いけど、本来全部が蓋の裏や内部のような色合い)
また、周囲の家具に比べるとやたら白っぽく浮いてしまうので、色付きのアンティークワックスを塗りこんでよく乾かした後に、仕上げでまたみつろうオイルで磨きました。
うん、だいぶ落ち着いて傷や汚れも目立ちにくくなったし艶も出て部屋馴染みもよくなったぞ。
ただちょっと気になるのが、年代物であまり丈夫な木を使ってはいなかったようで、割れ、欠け、歪み、浮きなどがあちこちに出ている。
釘でうちつけようかと思ったが、隙間をよく覗いたらこれ竹釘っていうのかな?今じゃあまり見られない技法だからもったいなくて手を出すのをやめた。きれいに治せるほどの技術はないからな!
ついでにごみ箱とか、前作ったティッシュケース付き棚とかも磨いてたのだが、外や冷房のない作業場なので頭から水をかぶったように汗だくになる日々であった。