青春18切符で道北の旅-3:稚内-ノシャップ岬方面

! 温泉01 北海道国内日帰り温泉道北

<4日目>9/6(日)
07:50 名寄発 宗谷本線 稚内行き

08:52 音威子府着
09:14 音威子府発

11:30 稚内着
- 稚内観光 -
ノシャップ岬/宗谷岬
ノシャップ寒流水族館
稚内市民温泉保養センター童夢
稚内泊 稚内モシリパユースホステル 1泊3960円


朝、親切なじいちゃまに別れをつげ、名寄駅を出発。

宗谷本線も1両の単線です。

そのため途中の音威子府で、急行通過待ちと逆方面からの列車の待ち合わせ時間が必ずある(^^)

本当はここの「駅ソバ」が有名なので食べたかったのだけど、この時間まだ閉まってました(ーー;)
しょうがないので近くの商店で、ちょっとしたお菓子と飲み物を購入して戻って来ました。18切符は自由に出入りできてよい!

わっかない〜〜〜♪わっかない〜〜〜♪

ついにここまでたどりつきましたぜ!!
なんだか合わせ鏡のような気持ち悪さを感じさせるホーム。
そして。。。

これよこれ!はじっこに来た〜〜〜!という満足感。当然線路も最北端(^^;)

なんだか鉄ヲタ日記のようになってきたところで、早めの昼食をば。
実はわたしゃ生ものが苦手な人間でして、刺身や寿司がだめという。。。(ナニしにきた!)

しかし、せっかく北の海の幸の宝庫にきたんだから、それらしいものを食べたいなぁと。
見回せば、駅のすぐ逆側に「北市場」の建物が!2Fがレストランになってるらしい。
市場直結なら新鮮な者が安く提供されてるに違いないという淡い期待で「夢広場」というその2Fのレストランに入ってみた。

最北御膳1200円なり。普段こういうの食べないから、安いのか高いのかもよくわからないんだけど(^^;)まあ、数少ない食べられる生ものでいくら丼でもと。

で、食べ終わったらとりあえず「モシリパユースホステル」にチェックインして荷物を置き、ひと息いれたら観光に出発だ!

ここでレンタルサイクルもやってるというので、それを借りてまわろうと考えていたのだが。。。
えー、自転車にライトがついてないため、保険的な制約で18時までには帰ってこなければならないという!

すでに午後でしょ?ノシャップ岬行って、温泉まで走ってゆっくり浸かって、そこからまたUターンでノシャップで日没を見て帰ってこようと思ってたので、とても間に合わない。

もしかしたら他のところではもうちょい遅くまで借りられるかも?ということで、他のレンタサイクル屋さんも教えてもらって訪ねたのだが、状況は一緒でライトがなかった(ーー;)

バスターミナルも行ってみたが、どうもこの時間はなかったので、まあ、いいか、とりあえず歩けるとこまで進んで、バス来たら乗ればいーかっ!
ここから地獄の行進がはじまるとは露知らず。。。。

最初はそんなわけでバス通りを歩いていきました。実はしばらくあるいてまちはずれの方まで来た時にバスは来たんですが。。。

この辺りバス停の間隔がいやに広いのだ!(笑)
次のバス停にたどりつくまでに追い越され、それが2回続いた時にあきらめた。(じっと待ってられないのがいかんのだけれどね。
目についた喫茶店で地元の人々にまぎれてのどを潤し、

近くの小道を覗いたら、海沿いに漁師道らしいものが続いているのを発見し、どーせ歩くなら道路よりも海沿いが気持ちいいやん!とそちらに出てみる。

遠回りなのかもしれないけど「岬」というからには、海に沿って歩いていけば、きっといつかはたどり着くはず!適当くささ爆裂である。

らん♪らん♪らららん♪
だぁ〜〜〜れも歩いてる人なんていません。自転車のつもりだったのでヘッドフォンも持っておらず、iPhoneのスピーカーからそのまま音を出して陽気に鼻歌を歌いながら歩き続ける。やっぱ結構遠いな。。。

おお!なんか灯台が見えてきたぞ。その隣にあるのは。。。「ノシャップ寒流水族館」だっ!。

いえい、とうとうここまできたぜ!
水族館も入場したんだけど、長くなりすぎなんで、次の日記で。

かろうじて雨がやんでるからいいようなもの、雲の層が厚く広がっている。夕焼けの心配をしつつ、温泉へ向かうために道路の方に戻ろうとしたら。。ん?なんか草むらににょっこり立ってるものが目に入る。

シカーーーーーーーーー!!

まさかこんなとこにいようとは(笑)。もそもそ歩いて来た甲斐があったというものである。
さらに車道にでてからもきょろつきながら歩いていたら、逆側の民家の近くに。。。

シカーーーーーーーーーーーーー!

カメラがiPhone3G(Sさえつかないw)のため、ズームなんてものはない。近づかなければまともに撮れないのであるが、ここでシカの近づき方を覚える。
野生だから、当然人が近づくと警戒するのよね。大きな声をあげたり、走ったりすれば速攻で逃げますよ。

そこで、できるだけゆ〜〜〜っくりと足音を忍ばせて徐々に近づいて行く。

首と耳としっぽをピーンと立て緊張状態が高まって来たら一度止まって「だいじょぶ、だいじょぶ」と笑顔でうなづきながら気配をできるだけ消して緊張がほぐれるのを待つ。
緊張が解けてまた草を食べだしたらそぉ〜〜〜っと。

また緊張が高まってきたら「だいじょぶ、だいじょぶ」と。

これを繰り返して10歩ぐらいまで近づけた写真がこれ(笑)。
奥のシカがそわそわしてるので、これが限界かな。決して触ったりしてもいけませんよ〜〜!

こうやって道草ばかりしてるので、どんどん時間は過ぎて行くのであるが、ようやく「稚内温泉 童夢」に到着。

黄色っぽい透明なお湯で口に入るとしょっぱい。まあ、循環濾過式で塩素バンバンなんですけどね(^^;)地元っぽいご年配の方がかなり多かったです。

ここの露天風呂からも夕日がきれいに見えるということなんですが、ここで裸で突っ立ったまま夕日をみるのが良いか(柵があるからね)、服着てしゃがみこんで夕日を見るのがいいか
考えたあげく後者の方をとりました。

今度こそバスに乗ってノシャップまで!と思ってたのに、日没に間に合うような時間にバスがなかった(ーー;)ちなみに今現在のノシャップ日没は18時すぎぐらい。

しょーがないのでまた歩くか、と思ったが、日没までに間に合うかぎりぎりの時間と距離だったので、また海沿いの漁師道をみつけてそこを歩いてくことにした。

そしたら突然ガサガサ〜〜〜っと目の前を横切るものが!

うおっ、ここにも鹿のグループがっ!子どもも連れていたので、さっきよりも警戒心が強いです。

どうもノシャップから西の海岸線沿いにいくつものグループが縄張りをもっているようですね。
岬近くまで戻って来た時にまたもや

だいぶ画像ソフトで見られるように直してありますが、実際はだいぶ暗くなって、シャッタースピードもかなり落ちてます。

ノシャップの夕暮れ。
やはりかなり厚い雲に覆われてしまって日没自体はみれませんでしたが、たそがれ気分。付近のおみやげ屋や食べ物屋もみんな閉まってしまい、他にいるのは地元っこかな?スケボーをやってる若い男の子らのみ。

それにしてもこの時間、ほんとバスがない(ーー;)1時間待ってるのも無駄だし、またとぼとぼと歩き始めたが遠いなあ〜〜。行きよりもすごく遠く感じられます。

あるけどあるけどたどり着かず、すっかり足がへとへとに。でも歩かなきゃ帰れない!港の明かりが見えてきた時には涙がでそうに嬉しかった。

へとへとついでに、夜の「稚内港北防波堤ドーム」も見にいったりなんかして。

夜はなんか「タコしゃぶ」が名物だというので、そりゃおいしそうだとそのまま街へ繰り出す。

観光ガイドに載ってた大きな店は観光客の団体で満席だったので、もっと地元っぽい匂いのするとこへ。「北の味心 竹ちゃん」う〜ん、渋いぞ(笑)

カニ寿司もそそられたが、ちょいとお高いから、タコ、タコ、つぶ貝という微妙な選択で握ってもらった。タコ三昧!

タコしゃぶんもぁ〜〜〜〜〜!

ひとりカウンターでゆず酒を片手に鍋をつつき、稚内の夜は更けゆくのであった。
(つづく)
本日、歩いた距離:約20Km  歩き回ってた時間:6時間以上(GPSログより)

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