三日目はひととおり下北半島一周へ。下風呂温泉を出発して北からまわっていきます。
津軽海峡を眺めながら海沿いのみちをひた走り、まぐろの一本釣りで有名な大間へ。
鮨好きの人なら知っている高級ブランドですね。まあ私は生もの苦手なんで違いもよくわからんのですが。。ヾ(@°▽°@)ノあっはっは〜
マグロ漁もいろいろ方法があるようですが、なんといってもここは一本釣り。海の男。厳しいマグロ漁船。まさに代表的!
周辺はまぐろ丼の店などもあって、ここへ来たら食べなきゃ、、、といいたいところだが、意外と早くついてしまい、朝からイカ三昧で食欲なし。
マグロの解体ショーとやらも見てみたかったのですが、時期じゃないのでやっておらず、ひたすら台風かという突風に煽られまくって周辺散策のみ。(何しにきたのやらw)
沖に「弁天島」という小さな無人島が見えるのですが、普通に観光で行けるとこではないようだ。
しかし、本州最北端の下北半島を北限とする生物もいるし、本州と北海道では動植物の棲息に違いがあるため、津軽海峡を境とした「ブラキストン線」なるものが提唱されていたのだが。。。なんと、この島にはその両方をまたぐ生物が混在していたという驚きの事実が発見されたという!ちっちゃい島なのに興味深いミステリーゾーンにそそられる。
厚い雲がなければすぐ背後に北海道が見える、もっとも北海道との距離が近い場所でもあるそうな。
もっと日にちに余裕があれば、フェリーに乗って函館も行ってきたかったんだけどね。。。
大間から仏ヶ浦に向かう途中に「願掛け岩」なる奇岩がそびえていた。
とりあえず旅の無事や家内安全などぶつぶつと願ってきたが、本当は「縁結び」に霊験ありの岩だった(*゚▽゚)あら!
この岩もある佐井村から様々な観光船が出ていて、「仏ヶ浦観光コース」に乗船するのを楽しみにしていたのだ。
先ほどの大間の暴風でいやな予感はしていたのだが。。。「本日欠航」ガビーーーーん!
男鹿半島の時もそうだったけど、いざ乗船場へたどりついてみると強風で乗せてもらえないパターン続いてる(;;)
駐車場からかなり歩くことにはなるけれど、陸からも行けるということで再び目指してGo!
途中「仏ヶ浦駐車場」というのがあったので、ここから下るのかな?と思ったが、どこにも下りる道はない。
てか、まだ遠すぎたっ!!どうやら仏ヶ浦の全貌を眺める展望台だったらしい。
実際の仏ヶ浦に降り立つ為の駐車場はもっとずっと下にありましたとさ。
一応舗装されてるとはいえ、こりゃかなりの急傾斜で距離もあるぞ。下るにも膝ががくがくしそうということは、これ登って帰ってくるときは地獄だな。。。足腰の弱い方やお年寄りには相当厳しいかと思います(^^;)
後のことなんぞ考えたらすすめなぁ〜〜〜い!そりゃいけごーごー♪
ようやく一番下まで到着したが、ん?あり?これってどこを歩けばいいのだ??
満潮時間前後だったのかもしれない。遊歩道まで見事水浸しで陸地と言える部分がほとんどなかった。。。
海自体は非常に透明度が高くてきれいな水。
よく見かける写真なんぞでは、かなり広い範囲で岩場だか砂浜だかが続いてたはずだが、こうなったらしゃーない!
靴を脱ぎ、ズボンを膝上までまくりあげ、ざぶざぶと海中を進む。
また雨がぱらついてきて、空も海も暗く厳しい表情をみせている。
片手にiPhoneを握りしめ、首からデジカメ、片手は靴を握ってるからどれも落とさないよーに!
足場を確認しながらじゃぶじゃぶじゃぶじゃぶ
しかし風のせいで波もかなり荒くなってるので、進むにも限度があった(^^;)ほんとはもっと広い範囲をみれそうなのにな〜。
ほとんどカモメだかウミネコだらけだが、中には海鵜っぽいのもまざってた。
歩ける箇所まではとりあえず進んだので、あとは先ほど下ってきた遊歩道を戻るだけ。。ってやっぱきつかったっす。
この周辺の山はカモシカの北限でそこそこ棲息してるらしいというので期待していたけど、今回もまた出会うことはなかった(TT)いったい会える日は来るのだろうか。
さて、稚内とか知床とか、とにかくなんか「はしっこ」というのは行ってみたくなるものである。
このように突き出た半島だとはしっこもいっぱいあるわけで。。ぐーんと下って脇野沢というところはニホンザルの北限であり、さらに言えば「サル類の世界最北限」でもあるという。「野猿公苑」もあるので行ってみようと。
実際に野猿公苑に向かう途中で、野生の猿たちが道を横切るのに遭遇した。おお、こいつは期待できそうだ!
別にサル好きという訳でもないが、長野の地獄谷では野猿公苑隣の温泉宿(さる専用露天風呂で有名)の屋根やら窓やらに野生の猿たちがへばりついていた。伊豆の波勝崎苑なんかも自然の中で放し飼いのような状態になってたよな。鞄とかカメラ、スカーフ類など注意しないと奪われちゃうかもしれないから注意して。。
。。。。。
え?
イメージとはまったく違って真ん中に「猿山」、脇に長い「檻」。普通に動物園のニホンザルコーナーだけの動物園??
野猿公苑に行けば自然の中でのびのびと暮らす猿たちが見れるものと思い込んでいたので拍子抜けした。さっき道中で見た野生のサルたちの方が貴重な存在だった!( ̄▽ ̄;)!!ガーン そっち写真とってないよ。
ええ、カモシカと同じく国の天然記念物ですもの。厳しい環境で数が減っていく中で保護することは大事でしょう。
ボルネオのオランウータンみたいな広大な森ごと保護するのは難しいことでしょうとも!
すぐ近くには「イノブタ(イノシシとブタの混血)」も公開されてました。食用なんですな。
下端をぐるりとまわって、本日のお宿でもある「恐山」へといよいよ向かう。