産総研(国立研究開発法人産業技術総合研究所)は小難しい名前が示すように国内で最大級の公的研究機関である。
エネルギー、環境、生命工学、人間工学、地質調査、精密機器や化学など、あらゆる産業関連の研究をされてる私とは接点のなさそうなエリート集団の拠点なのである!
その敷地内には、一般人にもできるだけわかりやすく研究成果を公開している「サイエンス・スクエア つくば」と「地質標本館」がある。
ただ、構内に入るときに門手前の守衛所で手続きをして入場許可証をとってこなくてはならないので、最初は入り口間違えたかとびびるかもしれない。
「サイエンス・スクエア」の方は主にパネル展示である。
最新技術の仕組みや活用先などがずらずらーっと書かれている。
IPS細胞などもあったよ。
これまた先端技術の音声案内貸し出しも行っているのだが、興味のある分野でないと人間途中で飽きてしまうものだ(--;)まあ好きなものだけちゃんと読もう!
体の不自由な人が脳波で。。つまり思うだけで何かを動かしたり伝えたりできるなんてまさに未来的。
ちょっと惜しいのが、「展示」はしてあるが実際に動いてるところが見られないのでただの物体になっちゃってるとこ。
暗視カメラとかロボとか実際の動作見たいじゃん。
3Dプリントならぬミニ工場とかスペースさえも節約。
そんななかで一番気になったのは、アザラシ型セラピーロボット「パロ」
見た目はシンプルだが、どこをどう触られてるか感知し、抱っこされればわかるという。
呼べば声のした方に反応するしまばたきもしてキュート。もう第9世代まですすんでるんだって。
実はアマゾンでも買えるが高いw
もともと介護施設や精神障害の介助など医療用に開発されたらしいが、ペットロスの恐れがないためペット代わりに個人で購入する人も多いとか。
そして私がここに来たいと興味をもったのが、ヒューマノイド。
もっとほぼ人間タイプの(HRP-4C)もあるらしいんだけど、ここには展示してなかった。
やはりこういうロボってなんかわくわくするよね!(↤頭の中は少年)
うーん、デモでも動いてれば嬉しかったんだがなあ。
まあ、子供と一緒に楽しめるというより大人が最近の工学ニュース的なものを仕入れる学習施設といった感じかな。
て、ことでせっかく入ったので向かいにある「地質標本館」も覗きに行く。
入り口に大好きな恐竜化石があったのはよしとして(コンコラプトル)
基本はめちゃマニアックな、岩石と地層の標本がならんでいる資料館です。
ジュラ紀の褶曲層はなかなかダイナミック
館内にはひたすら石が並ぶ。
日本列島の各地の地質学的データも立体模型でいろいろあったり
宝石類(原石)だと多少見ごたえがあるんですがね。
それより化石があると私は喜ぶ。
カバのような半水棲の哺乳類。デスモスチルス
発光する石たちもきれいですね。
サイエンス・スクエアに比べると展示内容も盛りだくさんで映像もいろいろと多く見ごたえがある。
そしてどちらも入場無料!(*`皿´*) ウシシシシ