以前宿泊した時に相方が非常に気に入って、また行きたいとずっと言っていたので、ゴールデンウィークに向けて早期予約。
遠刈田温泉自体は昔ながらの鄙びた温泉街なんだけど、横道にちょこっと入ったここだけは隠れ家的な静かな異空間。
贅沢な寛ぎ時間を演出する空間づくりが行き届いています。
お値段はそれなりに決して安くはないのだけれど、それだけの価値がある大人の宿。
庭に面したオープンテラスでは、ウェルカムドリンクのビール、スパークリングワイン、ソフトドリンクがいただけるほか、ミニアイスが食べ放題。
手前の廊下には、フレーバーコーヒー、ちょっとしたおつまみ(今回は玉蒟蒻と煎餅)が置いてあり、夜には自家製サングリアも。
図書コーナーもあり、気になった小説や漫画や雑誌などを自由に読めるので、部屋やテラスなどで風呂上がりにゆったりと。
お部屋は純和風。
前回はベッド付き和洋室だったが、今回はお布団敷きのお部屋でした。
窓を開ければ屋根付きウッドデッキスペースがある。
座椅子のように低いデッキチェアとテーブルがあって足を伸ばして寛げる。
目の前はプライベートビーチならぬプライベートガーデンのような感じでなんとも贅沢。
喫煙者はそこで一服を、飲み物片手に読書などいろいろ使える。
部屋には浴衣、バスタオル、タオル、歯ブラシ、湯上り足袋など持ち歩けるよう大きめのカゴバッグが備え付け。
嬉しいのが浴衣だけではなく作務衣タイプの部屋着もあって選べる。
着崩れし難くゴロゴロできて楽チンなので私は作務衣派です( ̄∀ ̄)
部屋の可愛らしい洗面はドライヤーとブラシ、椅子もついてるので鏡台かわりにも使えます。
ヘアターバンもあるので女性には嬉しい。
このお宿にはスリッパはありません。廊下まで畳敷きなのでい草の心地よい感触を味わいながら。
その先はお風呂へ続く板敷きのおふろ〜どがひんやり気持ち良い。
風呂は2箇所を時間で男女入れ替え。
風呂の脱衣場には、メイク落とし、化粧水、乳液、コットン、綿棒、シャワーキャップ、ブラシ、ドライヤーなど完備。
片方は小さめの内湯と屋根付き露天風呂。
もう一つはサウナと水風呂の外に、半露天で背中が滝流しタイプの石の浴槽とタイプが全く違うのでそれぞれ楽しめる。
それ以外にこじんまりした貸切風呂がひとつあり、空いてれば札を返して利用できる。(ただし庭は見えない)
この貸切風呂の前にはマッサージコーナーがあり、高級マッサージ機が無料で利用できます。
お湯はやや黄褐色がかった少しとろりとした透明な湯。泉質はナトリウム・カルシウム・硫酸塩・塩化物泉だった 。
遠刈田温泉って特徴のあまりない無色透明無味無臭の印象があったけど、ちょこっと鳴子のうなぎの湯系に近いかもしれない。
そして、ここはオーベルジュの名を冠す通り料理が最高なのである。
ものすごく凝った訳わからないものというわけでもないのだが、一つ一つ手の込んだ器にまで細心のこだわりを見せた料理が並ぶ。
シンプルなようでありながら豊かな味わいが広がる奥の深さがあったり、簡潔に言えば何食べても美味しい。
メインのコース以外にも必ずビュッフェ形式のおばんざいコーナーがあり、それだけでも8種類くらいある。新鮮な野菜が中心でこれもあれこれ食べて見たくなる。
今回のメインは季節限定のアワビの焼き物雲丹ソース(●´ڡ`●)
さらに、食事の間飲み放題付きとなっており、ビール、ワイン(赤、白、スパークリング)、焼酎、日本酒、カクテル、果実酒、ウィスキー、ソフトドリンクなどそれぞれ数銘柄産地つきであり悩んでしまう。
特に日本酒、ワインはこだわりの旬のセレクトがあって、その時期ならではの思いがけない美味しいものと出会えたりするかも。
予約時にナマ物が苦手等食べられないものを伝えておけば、それに合わせて料理長が特別メニューをだしてくれます♫
連泊すれば、また違う料理が提供されます。
この贅沢フカヒレとアワビと雲丹と海藻っぽいだしの効いた梅酢風味?もすごい好みの味でさっぱりめちゃうま( *´꒳`*)੭⁾⁾
朝食もお腹いっぱい。朝もおばんざいがいろいろあるので、うっかり取りすぎると食べきれません。
ぷるっぷるの温泉卵はおすすめ。とろろや手作り豆腐などあるのも嬉しいね。
特等席はやはり窓際のカウンター。
庭が見渡せて、天気が良ければ背後にそびえる山並みも見えて一幅の絵のような風景が楽しめます。
宿の方々もみんなとても感じがよく、サービスも行き届いてるので気持ちが良い。
宿の雰囲気も料理も高級感漂うのに決して堅苦しさがなく、普通にお箸が使えるのでテーブルマナーにガチガチになる必要もない。。
ここもすごくポイント高い!
贅沢な気分を味わえながらも気後れすることもなくのびのびと寛げるんだよねえ。
ちなみに朝食も連泊したらパワーアップしてました(ノ゚ω゚)ノ
お部屋、お風呂、料理とも3拍子揃ったとても素敵なお宿です。
ただ今回は連休で満室だったようで、いつ風呂に行っても3-6人ほどぶつかってしまい、やや芋洗感があった。
もともと全10室というこじんまりしたところなので、知らない人同士が同時に風呂に3人ほどはいるとちょっと気まずいくらいの広さなので。
洗い場待ちの状態になったこともありました。こうなるのが嫌なので最近は大型ホテルは避けていたのでちょい残念。
数組だとあまり重なることはなく、独り占め気分を満喫できるんですけどねえ。
byじゃらん