今年も行ってきました相馬野馬追行事。
毎年7月に3日間開催で、1日目が出陣と宵乗り競馬、2日目が甲冑競馬と神旗争奪戦、3日目が野馬懸となってるのですが、今年も去年と同じく中日を見に行きました。
自由席の当日券は雀ヶ原祭場地の現地入り口で1000円。
団体さんが予約席で結構な場所を占めているので注意が必要だけど、2回目ともなれば自分が見たい位置がわかってるので二人用の小さなレジャーシートをぱぱっと敷いて場所取り。
去年はやたら早く着きすぎて、駐車場が遠いのに送迎バスもない時間だったので2kmほど歩いた記憶が。。。
そこで今年は1時間ほどずらしてもうちょい会場に近い駐車場を目指したのだけど、この1時間の差は大きかったようですでに近隣駐車場が満車。
結局遠い駐車場に誘導され、バスで会場まで移動となりました。
去年も結構な土砂降りとなったのだが、今年も前日から天気が崩れて朝から雨。
天気予報も1日雨と曇りだったので、頑丈な骨太傘や雨合羽、ビニール袋、タオル、速乾生地のズボンなどしっかり濡れる対策準備をしていった。
小雨交じりの中、各地区から集合した騎馬武者たちが雲雀ヶ原祭場へ向けて「お行列」で入場していく。
全軍勢揃いしたところで開会式のあいさつなどが続き、相馬流山踊りのお披露目があるので、しばし付近の出店などを覗いたりトイレにいったりして準備。
甲冑競馬が始まるころには周囲固められて身動きとれなくなってるからね(--;)
神社の神輿も入ってくる。
しかあし、このまま小雨続きだと思っていたらどっこい!
本番はじまるころには急転してとんでもない熱暑の炎天下となってしまった。
雨の準備がっつりで、こんなかんかん照りの準備はできていなかったからさあ大変。
日焼け止めスプレーくらいは顔と手足にしてきたもののそんなのまったくきかない日差し。
じりじりひりひりして頭も朦朧としてくるので先程みやげに買ったタオルをあたまから被って少しでも日差しをさけようとするが焼け石に水。とにかく水分だけは絶やさぬようにする。
傘はあれど、後ろに座ってる人が見えなくなっちゃうから差すわけにもいかない。
そんな状況で、まず甲冑競馬がはじまる。
ゲートというものがないので、まずは馬首を揃えて待機するだけでも一仕事。
フライングなどもちょこちょこありながら、人馬一体となってのものすごい迫力です。
人も必死、馬も必死。なんせ自分たちの地区を背負ってるんですから。
勝った人は恩賞を受けて、山を登っていきます。
背後から迫りくるのを振り返る余裕も
鞭!鞭!
皆さんとても良い表情をしてるので写真が絞りきれません。
躍動する馬たちの筋肉も美しい
どこぞで主人も振り落してきた馬だけが走ってきたりもします。
パワーが余りまくってたのか広い馬場を3週ほど全力疾走してきた子もいますw
しかし年配者の方も多く来てたので、猛暑に途中で耐え切れずぱらぱらと脱落してく姿も。いやぁありゃ熱中症が少なからずでたはずだ!
競技してる人たちはもっと大変だろう。
兜に鎧を着こみ走り回ってるんだから、かなりやばい状態だったのではないかと!
午後からは神旗争奪戦。
高く打ち上げられた旗を騎乗のまま奪い取るというまさに騎馬戦。
1本の旗をめぐってここでもさまざまなドラマが生まれます。
うまくキャッチした人のすぐ脇では今まさに落馬せんとする姿があったり。。。
人も馬もぶつかり合いながら殺到するので現場は結構危ないだろうね。
長い竹竿のようなものを使って器用にキャッチ。
うちあげる砲声と怒号と煙で戦場絵巻のようです。
風にはためく無数の旗、旗、旗
とにかく参加人数がおそろしく多い。そのまま映画撮影に使えそうな情景ですな。
ある一定数打ち上げ終えたら、また隊列を組んでおかえりになられる行列も。
再び熱き戦いが夕方まで繰り広げられる。
案の定、この後日焼けというよりもはややけどといって良い状態になり、真っ赤になって熱が下がらず手足顔が激しくつっぱって苦しんだ。
アベンヌウオーターを1時間おきぐらいにふりかけまくったが、翌朝立ち上がることもできないほどのひどい状態に。まじ病院行きになるかと思ったよ。。。
悪天候にだまされてはいけない!
この時期は荷物になっても熱暑対策はしっかり準備すべきということを激しく学びました。
うーむ、やはりあそこで陣笠買っておくべきだったな。。。
ちなみに町内の店舗状況は相変わらずだが、今年は出店がかなり増えていたように思う。
特に地元の方が簡易的に開いてるようなところはかなり良心的なお値段でお弁当や焼きもろこしなどありました。