前回高崎方面出張の時は、霧積温泉 金湯館に宿泊しましたが、今回はまた違うところをみつけてみようということで、赤城山の麓にある「旅籠 忠治館」に宿をとりました。
最近は風呂も宿も大きく沢山の人を収容できるところより、こじんまりと部屋数も少ない方が好ましい。
赤城山麓は、江戸時代後期の侠客「国定忠治」ゆかりの地。ここ忠治館は、この国定忠治をリスペクトした宿といった感じで、江戸時代の農家(豪農だよな。。)を模した作りになってます。
ここは一応12部屋あるのだけど、なんと!当日の宿泊客は自分たち1組のみ。
風呂も完全貸切状態(∩´∀`)∩ワーイ
玄関入ってまず最初に感じたのが煙い(´Д`)アゥ…
何かを燻していたのか、まさに囲炉裏で天井燻してる時の匂いが帳場に漂っていた。実際囲炉裏付きの部屋もあるようですが、のちに判明したとこによると今回の正体はどうもこの薪ストーブのようだ。
年季の入った黒光りするまっすぐ続く木の廊下。
天井が高く館内部屋まで梁が張り巡らされている。
部屋も同じ古民家風の作りで、畳と板の間に鄙びた調度。
あまり構わない雰囲気が最初から漂っていたのも気楽で良い。
部屋に備え付けの洗面前もこんな感じで私の好きな雰囲気です。
ちなみに各部屋は、国定忠治に関係する人の名前がついています。
電波の入りは悪く、ソフトバンクでは3Gのみ。
トイレは暖房便座にウォシュレット付きで新しかった。
アメニティは、歯ブラシ、大小タオル、足袋ソックス。
お部屋は庭側と奥側があって、庭側の方が高いのだけれど、今の時期は何もなかった(^^;)奥でもよかったかな。
内風呂は普通にタイル張り。シャワーの出はあまり良くはない。でも体は結構暖まる。
泉質は、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、炭酸水素塩泉とあり、ほぼ無色透明。
露天風呂は、手前の廊下から庭にいったん出て、垣根の間の階段を降る。
露天風呂は、夜10時で終了。朝は空いてないので当日中に入っておこう。
こちらは男性用。山の懐に抱かれたようなダイナミックな自然に囲まれています。
こちらが女性用。ややこじんまりしてますが、、(他に人がいないのでどちらも入り放題)
奥の方へ行くと、滝が見えます!
ご飯の時間になると、廊下のこの太鼓を叩いて知らせます。
うちらだけだったし、太鼓は部屋のすぐ前だったので直接声かけてもよかったのだろうが、わざわざ叩いてくれました(笑)
夕飯は山の幸の田舎料理。多すぎず良い感じの量です。
中でも体に優しい薬膳鍋が売りのようです。
食事をする大部屋も、ひなびた雰囲気の建具。
朝ごはん
温泉街からも外れ、周囲には何も無いけれど、おかげで静かに過ごせます。
帰りの朝に通り道にあった「赤城神社」にお参りしていきました。かなりの年月を経ていると思われる、立派な杉が何本もありました。
追記:
源泉温度もほぼ普通にちょうど良い温度だったので、かけ流しかと思っていたんですが、表示にあった「赤城温泉・新島の湯」ってどうも赤城温泉の中心地、2km以上先にあるところっぽいんですよね。
どこをどう通って引いているのか謎だなあ。
そちらでは、湯の性質上参加して緑っぽくなるようだし、泉質自体がちょっと変わってしまってる気もするので、一度比べにいってみたいものだ。