今年のG.W.は旅行には出かけられなかったけど、実家訪問の帰りにちょっと足を伸ばして佐原周辺を散策してみました。
水濠の運河沿いに古い街並みが並び、あやめや菖蒲の季節には見事な景観になるということで以前から興味はあったのですが、ちょっと行くには不便な場所にあり、なかなか行く機会がありませんでした。
まずは下総国一宮で、香取神社の総本社でもある「香取神宮」。
近年塗りなおしたのかな?極彩色の装飾模様が踊り、桧皮葺の屋根に黒塗りの社殿が珍しい。
本殿・楼門は江戸時代の建造物で、国の重要文化財に指定されていた。紀元前643年創建とも伝えられるようだが、とにかくかなり古い宮であることは間違いないらしい。
その後、母の勧めで佐原の街へ向かう途中にある「水郷佐原山車会館」へ。
佐原の祭りは大人形を頂上に据えた山車が有名らしい。
でかすぎて下からは一部しか見えないが、上階から人形は見渡せるようになっている。また、台座部分の方にも見事な彫刻がびっしり施されていて楽しい。
そのまま徒歩で佐原の町並みへ向かう。まず目に入ってくるのが赤レンガの「旧三菱銀行佐原支店」。大正3年の建造物らしい。
水路縁に出ると、突如タイムスリップ状態の景色が広がる。
江戸〜明治時代の建造物たち。個人的にはとっても好きな雰囲気です。
「伊能忠敬旧宅」。
社会の授業で必ず耳にするのではないかな?あの全国歩き回って日本地図を作った人ですが、50歳まで醸造などの商売人としてがっつり働いてたんだって。
地図作り始めたの隠居後だったとは知らなかった。。。
あぁ〜こういう蔵持つの夢だったなあ。物置としても離れとしても素敵だよね。敷地内は国指定史跡。
これは醤油やさんだったかな。船着き場と柳がまたよい風情を演出してる。
古い醤油瓶が焼酎の瓶みたいだね
通称ジャージャー橋。
もともと生活用水の樋を渡してた上を人が通れるようにしたとかで、時折その橋の下の樋部分から水がじゃーーーーっと滝のごとく出てくる
「伊能忠敬記念館」では、隠居後の55歳から71歳まで歩き回って測量したその仕事っぷりが見れる。
ぎっちり地名や方向や井戸などが書き込まれた地図類は国宝指定されてるらしい。
記念館の目の前にある喫茶は、2013年に放映されていたドラマ『東京バンドワゴン〜下町大家族物語』で古本屋としてロケで使われていたそうな(見てない。。)
なかなか情緒があって、よい町並みだと思います。