昨日あんな終わり方をしてしまったので、パレードがどうなってしまうのか、朝起きて、東北六魂祭のサイトをチェックしました。
実施することにはなったものの、パレードの車線範囲と時間を縮小しておこなうとのお知らせがありました。
思った以上に人が多く集まってることに気づいたので、今日は早く場所を確保しよう!と2時間半前ぐらいに行きました。が、これでも甘かった。。。
定禅寺通りは上下2車線あるのですが、本日は北側の1車線のみを使用するということで、北側車線に渡る。
歩道の一部をコーンで区切って観覧場所にしてあるのですが、すでにレジャーシートやダンボールを広げた人たちで3列ぐらいでぎりぎり範囲が埋まっていた。
足を伸ばしてるとこや荷物を置いてるとこを最小限の陣地にして下さると2列-3列は入れるのだけど、、とは思いつつも、その分早くから来て待ってるのだからしょうがない。際にぎりぎり立って開始まで一歩も動かず立ち尽くして待つこととなった(^^;)
通行人のスペースも確保するため、北側はそれから1時間しないうちに立ち入り制限がかかり、南もどんどん人が増えて、南側は車道まですべてが観覧席になった。
昨日解放されていた真ん中の並木の公園通路も今日は運営側専用で一般立ち入り禁止となっている。昨日の反省からきっちりと区切りを明確にしたようだ。
長い待ち時間は辛かったが、場所取りで座れた人たちのすぐ後ろであったため、見通しはいい!(たまに立ち上がる人もいたけれどw)
本日も開始のセレモニーから黙祷を経て、パレードが始まった。ちょっと順番も変えたようだ。
昨日三越前あたりにいた秋田の竿燈が目の前を横切って移動して行った。あんまり考えていなかったが、たまたま私が立ち止まって確保した場所は、実はパレード範囲の中心に近かったのだ! ビバ 野生の勘!!
昨日みた覚えがなかった、目の前には荒々しい獅子のような衣装の人々もいる。おごそかな簫の演奏もあった。
まずは仙台のすずめ踊り。昨日はまったく見れなかったけど、今日はバッチリ!
踊るスペースもすっきり確保されて、熱暑の下、元気に楽しげに舞い踊ってました。
次は向かって右手の並木が切れた交差点で秋田の竿燈が立ち上がりました!
やや風が吹いて不安定になりがちな中、高々と誇らしげに掲げられて寄ったり離れたり。。。
これがかなり高い!! 目の前で見てると大きさがよくわかるのですが、重さも幅もあって風に煽られ易いのに、たった1本のなが~~~い竿で支えられている。
しかも、ただ持っているのではない。これを頭や肩、腰、開いた手のひらなどだけで支えている曲芸のような優れた技なのだ!
やんややんやの歓声の中、昨日の無念を吹き飛ばすように熱演が繰り広げられました。
その後、何やら天狗様がしずしずとやってきたかと思うと。。
福島のおおわらじの登場です。こちらもかついでる人々の表情も昨日とはちょっと違う。
しかもこのわらじ祭りのお囃子が、他と全然違って、ヒップホップやレゲエ風のものすごく現代的なダンスミュージックだったりするのがおもしろい(^^)
昨日はなんとなく地味に通り過ぎただけのような感じでしたが、今日はあきらかにかついでわっしょいの晴れ姿です!
そして華やかな山形の花笠の行列が続く。
いやあ、みんな晴れやかな笑顔で楽しそうに踊ってますね~~~。見ている方もうきうきしてきます。
雰囲気の異なる男花笠も続きます。
途中で音楽が途絶えてしまうという場面もあったのですが、観客から手拍子がわき起こり、その手拍子に合わせて再び踊りだすというハプニングもあり、昨日の悪夢が嘘のような暖かい雰囲気が溢れていました。
そして岩手のさんさ踊り。「さ~~んささんさ~さんさ♪」という軽快なお囃子に乗って、打ち鳴らし踊る人々。
笑顔もさらにパワーアップ! 足取りも非常に軽やかで、振り上げる腕にも飛び回る様子も力がこもっている。
盛り上がりの宴もたけなわと行ったところで聞こえて来たのは「ラッセーラ ラッセーラ ラッセッラッセッラッセッラ!」
昨日立ち往生していたねぶたが引き出されて来ました!
去年のつかいまわしとかじゃあないですよ! 見ての通り仙台にちなんだ「伊達政宗ねぶた」なんです。
この祭りの為に制作されたとか。。。これを披露することもなく終わってたら。。。と思うとぐっと涙がこみあげてきちゃいます。
いやあよかった。。。本当に良かった。
さすがに一周回転するだけのスペースはなかったけれど、晴れがましく半転したり、本場のように客席に向かって詰めかけたり、勢いよく揺れ動いてました。
ハネトたちも嬉しげに飛び回ってます。
これで無事6大祭りのパレードは全て実施することができましたが、謎の真ん中に開始前からいた獅子たち。。。
実はあの津波の被害の大きかった三陸町より来た獅子おどりの方々だったのです!
あの津波でこの伝統的な衣装もだいぶ流されてしまったようですが、他の地域の援助協力もあって再び演じられる用意が整ったとか。
力強い踊りに、復興への強い思いが込められているように感じられました。
それにかぶせるように、秋田の竿燈が飛び込んで来て、夢の共演に(^0^)
東北の違う地域の伝統芸能がひとつになった瞬間でした。
初日はなにかとぐだぐだになって苦い思いでしたが、それをすべて吹っ切るような素晴らしい祭りとなりました!
途中やはり一部で押し合いや、沿道に飛び出す人等もいたようですが、なんとか処理して前日に比べたらはるかに秩序のある進行となりましたね。あ~~~~良かったなぁ。
これからそれぞれの祭り本番の時期に入ります。すでに宿や交通手段が確保できないところも多いですが(笑)
みんなで盛り上げて、復興へ向かう気持ちの大きなバネになるといいですね♪