広州:広州博物館(鎮海楼)

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広州市内って博物館や美術館が結構あるのですが、こちらは越秀公園内にあるもので、建物自体が「鎮海楼」という五層の歴史的建築物。
入場料は現時点で大人10元なり。

窓口の担当がたまに休憩に行ってて中にいないこともありますが、休館でなければ待ってればそのうち出てきます(笑)
来るみなさんも呑気なもので、怒ることもなく周辺で待ってたりしますな。

明代に、元々広州城の城楼として建てられたものだそうで、風格がありますな。
日本に多分ここからとったのであろう、広東料理のお店もありますな(笑)

現時点で1Fは工事中でした。2〜4Fに、古代から近代までの展示物が陳列されています。
庭には2羽ニワトリがいる。。わけではなくて、古代の墳墓や石碑などが展示されています。

いろんな形の狛獅子(?)たち。日本の狛犬の阿吽のように、左右で口を閉じてるのと開いてるのがセットになってるものが多いです。

城壁近くにはアヘン戦争時代の砲台もあって、付近に錆びた筒や弾みたいのがごろごろ。
正面に突き出してみえるのは前回来た時に訪れた「中山記念碑」。
さて、中に入ってみると石器、土器時代からの展示物がある。このあたりは日本の古代と似たような感じですな。

古代の船

フラッシュ焚くとガラスに反射するけど、使わないと暗いのでめちゃシャッタースピードが遅い(ーー;)
もうちょい時代がすすんだ船。飾りも多く、人々の衣装もきらびやかになってきますね。

広東省周辺は、昔「南越王国」という独立した国があったのですが、これが私の大好きな澁澤龍彦さんの著作である「高丘親王航海記」という物語の中にでてくるので、非常に興味深かった。
出発地が広州であったしね。。。

漏刻(水時計)と思われるものもありました。
おそらく上の瓶から順番に水が滴り落ちてくるのでしょう。

日本でも天智天皇の時代頃から作られて、飛鳥時代に似たようなものがありますな。当時は中国文化の影響が強い時代だったから、そちらから伝わってきたのでしょう。

飾りは亀と蛇が混ざり合ったような想像上の生物。。。これは妙見様の「亀蛇」と同じものなのかな。

最上階の5層目は、みやげもの屋と展望台になってます。
客が少なかったからかもしれないが、店員さんが机につっぷして爆睡してた(ーー;)。

そういえば各階にも1人ずつ守衛さんがいるのだが、みんな寝てたり、客用ソファのほうでくつろいでたり、怠けまくってました(笑)

もともと高台にあるので、広州の町並みが見下ろせます。すぐ下は結構でかい競技場。

今回の旅では一人で歩いてると中国人に間違われまくっていたのですが、せっかく博物館に来たし、なんか古代服飾関連の本がないかな〜と(日本ではあまりないのです)

本コーナーを漁っていたら、近づいて来た店員さんが探し物を手伝おうというのか、手にしていた本に近いものをあれこれ取り出して説明してくれるんだけど。。。出してくるのがバリバリ中国語の文字ばかり並んだ文字中心の本だったり(ーー;)

違うなというそぶりをしても中国語でばんばん話すのでわからん。
私がわからんこともわかってないな(笑)とりあえず目的のものがないようだったので、それは不要(ブヤォ)だと告げて後にした。(せっかくなんでそのまま中国人のふりで通してみたw)

敷地内にもうひとつ建物があって、そこでも常設ではない特別展示をやってるようだったので覗いてみた。

なんだかとっても愛嬌のあった獅子。他にも天文学に関するコーナーもあって、計測の道具や太陽系の古い模型などもあっておもしろかった(冥王星もありましたw)

庭のベンチで休んでたら、その建物から出て来たおっちゃんがにこやかに近づいてきて、中国語で弾丸トークを。

最初無視してたが、そのままずっと語りかけてくる。 どうも今見て来た建物を指差して、ここにも見るものがいろいろあるよと言ってるようだ。

しかしそんな複雑な中国語を返せるはずもなく「I already looked at there !」と返してたちあがると、ものすごくキョトンとした目になって。。。この人も私が中国人だと信じて疑ってなかったな(ーー;)

博物館前の坂を下ると、美術館と自然博物館が一体になったようなところもあります。大好きな恐竜の骨等もあるようだし、同じく博物館の管轄なので同じチケットではいれるかなあ〜と楽しみに行ったのですが。。。

閉まってた(ーー;)。坂の途中にチケット売り場と門もあったのですが、こちらも閉まっていて、なんかの都合で閉館というような張り紙がしてあった。ちぇ。

この後にひとつまえの記事にある越秀公園散歩に続くので、結構な距離を歩いて疲れてしまったと(笑)

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