パニッシャー

Action

ジョン・トラボルタ出演のヒーローアクションと聞けば、派手なアクションでスカッとするやつかと思うが、、、
(そもそも主役はトム・ジェーンで、トラボルタは敵役だが)

潜入捜査官が、その仕事を全うしたがために、マフィアの逆恨みを買い老若男女問わず、たまたまその場にいた一般人多数含め家族を惨殺される。
国家権力による仕事の遂行が、その個人の人生を奪うような形で跳ね返ってくる仕事などしたい人間はいるのだろうか(*´□`*)

しかし、逆襲開始の捕まえた敵ザコの拷問シーンは、アメリカンジョークと言うのだろうか、マヌケすぎて笑っていいのやら。
そして、、、住民オペラにターミネーター??
微妙にちょこちょこ入るユーモアが、果たしてストーリー的に必要かしらん?と思う微妙さで中途半端にB級化してるような。

様々な武器を正確に使いこなす技術の高さを持っている割には、素手ではそんなに強くないのだよな、、、撃ち合いでも撃たれまくってるけど(笑)
でもその後では、ケロッとしている。タフさは超人です!

反撃の仕方も、刺客との直接的な戦いだとボコボコにされまくり、相手のもっとも信頼すべき人物に謀略を仕掛けて不信感を植え付ける。
正義のために戦う、みんなのヒーローという明るさはなく、陰湿な後味が残る作品だ。

復讐ではなく、個人的な感情ではなく、制裁だと言い続けるが、果たして??

個人的にはね、最後の仲間達への贈り物が気に入らない。
だって見も知らぬふらっとやってきた彼を暖かく迎えて、仲間だと認めてくれて、そのために拷問にかけられて、一般人では有り得ない理不尽な苦痛にも耐えたのは、なぜだと思う?
入院するハメにまでなった、その彼の心意気に対する答えがアレってのは、侮辱な気もするんだよなあ。

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