ブレードランナー ファイナル・カット

ブレードランナー自体は昔見た気がするが、どんなんだったかすっかり忘れてしまってたので、プライムのリストに載ったのを発見して見てみた。
ちなみに未公開シーンや特殊効果シーンを加えた再編集とデジタル修正を施して再度劇場公開されたのが2007年だが、オリジナルは1982年の映画なので37年前にこれが作られたと言うことだ!

何故今頃かというと、この世界の設定が2019年、、、つまり今年やん(#゚Д゚)

残念ながらハイテク面ではかなり近づいた所もあると思うが、都市の景観や国家どうしの壁、宇宙開発、環境汚染(こいつは現れ始めてるか)はそこまで進まなかったね。まだ電柱さえも剥き出しの現状だし。

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しかし今見ても全然色褪せないね。
もちろんSFという未来の設定ではあるけれど、映像の見せ方や情景、小道具、キャラクターなど古臭さがなく斬新。
スターウォーズともちょっと違うダークで退廃的で異質な世界観。
日本語や中国語も溢れてアジアな雰囲気がふんだんに使われている。

そしてAndroid、、ヒューマノイド、、ならぬレプリカントたちの人間離れした演技もまた良い!

ハリソン・フォードの口の端をゆがめるあの笑い方も変わってない(⊙ꇴ⊙)

カメラワーク、ライティング、お音響、特殊メイク、演出なども非の打ち所がなくてほぼパーフェクトと言って良い出来だと思うんだけど、これが当時評価されなかった方が驚きです。

内容は、未来(現在になっちゃったけど)に人間と見分けられないほどに精巧な人造人間が製造されるようになり、様々な専門の業種について人間よりも高い能力で働いていた。
体温も、拍動もあり、痛みを感じ涙も血も流す彼らは、特殊なテストでなければレプリカントと見破ることも不可能なまでに完成度が高い。
さらに、過去の記憶や思い出などを植えつけられた個体は本人でさえ自分が人間であると疑いもなく思っている。
もはや人との境がかなり曖昧で人間らしさとは何か明確に定義するのが難しい。

ただし、その完成度の高さから年月が経つと人間と同じような感情も芽生えてくる危険性から寿命は極端に短く設計されている。
それに不満を持つ数人が、自分たちを作り上げた本人なら寿命を伸ばせるのではないかと博士のもとへ潜入しようと試みるのだが。。。。という流れ。

ロボット軍団の叛逆戦争。機械による地球征服。といったものとは違う。
どちらかというと、人間の都合だけで弄られてるレプリカントたちのほうが悲劇だよなあ。。。。

字幕つきオリジナル音声で見てたんだけど、ところどころのセリフって、まんま坂本龍一のアルバム「未来派野郎」の中の楽曲で使われてるよね。
変わり種だけど大好きなアルバムなので、
「うお!この声とセリフに聞き覚えが」っとピキーンとすぐきたほい。

ちなみに3DCGではStonemasonさんの作るサイバーパンクな街並み(大好きなシリーズ)はモロこの世界観だったんだなと改めて認識した。

レプリカントと言う言葉もチェッカーズの歌などにも出てきてたので一般的な用語かと思ってたらここからかぁー!

と、言うふうに後世の映像や文学面だけでなく多様な範囲に渡って影響を与えた偉大な一作であったのだな。

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を原作としていることでも知られているが、実際その原作の方を持っている私でさえもこの映画を見てピンとはこないぐらい構成、ストーリー的に別物であることは間違いない。

でも、人間と、人間そっくりに作られて感情や記憶まで持ちえたものの違いとは?という奥深いテーマは共通している。

やっぱり今見てもめちゃかっこいいよ! かなり個人的にはお気に入りの1作です。

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