Shrimp

ヤマトヌマエビミナミヌマエビタイガーシュリンプビーシュリンプレッドビーシュリンプレッドチェリーシュリンプ系

ヤマトヌマエビ

一般名称:ヤマトヌマエビ (ヌマエビ科 ヒメヌマエビ属)
学名:Caridina multidentata
生息地:マダガスカル、フィジー、日本等(インド太平洋沿岸)
全長:4〜5センチくらい
水質:弱酸性〜弱アルカリ性

特徴:
半透明で背中にラインが入る。 とても丈夫で脱皮をくりかえしては、どんどん大きくなる。
苔をはじめ食べ残しの餌や魚の死骸までよく食べてくれることから掃除やとしての存在感で幅広く普及。
幼生の成長には塩分が不可欠で、淡水水槽中で繁殖することはないようなので、増殖するおそれはない。
と、いうか海で成長して川を遡上する習性のため、繁殖は難しそう。

ミナミヌマエビ

一般名称:ミナミヌマエビ(ヌマエビ科 カワリヌマエビ属)
学名:Neocaridina denticulata denticulata
生息地:日本
全長:2〜3センチ
水質:中性〜弱アルカリ性

特徴:
基本半透明ですが、緑っぽいものや、赤っぽいもの、黄色っぽいもの、青っぽいもの、黒等々バリエーションが豊富。
ヤマトヌマエビより小さめであるが、苔とり能力はそこそこ高く(数は必要)、また水槽内でも容易に繁殖することから人気がある。
ただし、体が小さい分1年ぐらいしか生きられない。
天敵がいなくて水質が安定していれば増え続けるので、いなくなるということもなく世代交代を続けている。

タイガーシュリンプ

一般名称:タイガーシュリンプ(ヌマエビ科 カワリヌマエビ属)
学名:Neocaridina sp.(未記載種)
生息地:日本
全長:2センチくらい
水質:中性〜弱アルカリ性

特徴:
半透明のポディに縦縞が入る。ゼブラ・シュリンプとして入荷されていることもあり。
これも模様がはっきりしてきれい。
極小サイズのエビなので、水質の悪化や変化には敏感。

Bee shrimp

一般名称:ビーシュリンプ(ヌマエビ科 カワリヌマエビ属)
学名:Neocaridina sp.(未記載種)
生息地:野生の原種は香港とも言われるが、現在出回っているのは改良を重ねたブリードもの。
全長:2センチくらい
水質:弱酸性〜中性

特徴:
茶色と白の縞が美しく、観賞用として人気のえび
水質が合って餌も十分にあれば水槽内での繁殖もできる
極小サイズのエビなので、水質の悪化や変化には敏感なところがある。

Red bee shrimp

一般名称:レッドビーシュリンプ
学名:Neocaridina sp.
生息地:ビーシュリンプの色彩変異をさらにブリードで定着させたもの
全長:2センチくらい
水質:弱酸性〜中性

特徴:
昔、クリスタルレッドシュリンプ(CRS)と呼ばれていた頃は非常に高価で憧れのエビであったが、繁殖技術の発達に伴いかなり手頃な値段から買えるようになった。とはいえ特殊な色柄のものは今も1匹数万〜の個体もある。
飼育はビーとほぼ同じで安定すれば増殖するが、何かの変化であっという間に全滅もするw

Red bee shrimp

,一般名称:レッドチェリーシュリンプ,イエローチェリーシュリンプ,オレンジチェリーシュリンプ,ルリーシュリンプ,ベルベットブルーシュリンプ等
生息地:台湾原産と言われるが、要職でさまざまな掛け合わせで色を定着させている観賞用ブリード
全長:3センチくらい
水質:弱酸性〜中性

特徴:
野生ではない改良品種でさまざまなバリエーションを生み出している。
ミナミヌマエビに近い仲間なので交雑することもあり。
ドロップのようにカラフルなのでいろいろ揃えたくなるが、混ざると子供は色が抜けやすいという話も。
ビーよりはやや強い気がする。

飼育上の注意混泳繁殖
飼育上の注意

えび全般に言えることですが、高温にはとても弱く、夏場に茹でエビ状態になるのをよく見かけます。冷却対策はしっかりしましょう(24~26℃基本)。

また酸欠にも弱いのでエアレーションもしっかりしましょう(特に夏場)。

水質の変化にも敏感。特に最初の水あわせは普通以上に慎重にした方がいいです。(特にミニサイズの種類)最初の数日でバタバタといって泣きを見た経験があります。

底で生活することが多いので底砂の汚れには要注意です。こまめに掃除しましょう。

薬には非常に弱いので、基本的に薬品類は使えないと思った方が良い。

部屋で殺虫剤を撒いたりバルサンを炊いたりするのも危険。どうしてもの場合は蓋をしっかりした上に布などを被せて隙間をなくし、ファンやエアレーションも一時止めておいた方がよいでしょう。

混泳

他の魚を害するようなことはないが、逆に食べられる危険性はあるので、口に入りそうな大きさの肉食の魚との混泳にはかなり注意が必要。

また、成体で大丈夫と思ってもヤマト以外は結構繁殖もするので、稚えびが食べられてしまう危険性もあり。

同族のエビ同士を一緒にしておくと交雑して妙な雑種が生まれることがあります。高価なえびやそれぞれの特色を保って増殖させたいなら水槽はわけましょう(^^;)

基本的には苔があれば生きてはいるが、赤虫や魚の屍骸などにもむらがる。実際は雑食。

栄養バランスを考えるならミニシュリンプには専用の餌、クロマフード,スピルリナ100%錠剤などもおすすめ。

茹でた野菜などもよし。ただし農薬が少しでもあるとすぐ★につながるので無農薬徹底。

繁殖

基本的にはえびの状態がいいことが絶対条件。ヤマトヌマエビは卵をもったとしても、環境を汽水に変える必要がある。自然界では幼生までは海で過ごす習性があるので。ただし、成功例は意外と少ない。

ミナミヌマエビはあるていどの数を育てれば、どんどん勝手に繁殖していくので比較的繁殖しやすい。ウィローモスなどを多めに入れてあげるのがポイント。

ビー、タイガーシュリンプなどは「シュリンプハウス」なども売っているように、隠れ場所が必須。ウィローモスなどを浮かべたりするのもいいでしょう。

うちでは小さい穴がたくさんあいた流木に水草を活着させて、ウィローモスも多く入れている。親も小さけりゃ子はまさに極小。できれば他の魚とは隔離したいものである。とはいえ、これもいつの間にか勝手に増えている。

外掛け敷きフィルターだと卵が吸い込まれたのか、フィルター内で繁殖していることも。スポンジは必ずつけましょう。

近縁種は一緒にしておくと交配をする可能性が高いので同種同色を増やしたい場合は要注意。

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