Dwarf pufferfish
一般名称:アベニー・パファー
学名:Tetraodon travancoricus
生息地:インド,スリランカ
全長:2〜3センチ
水質:中性~弱酸性
特徴:
淡水飼育の小さなフグである。
水草水槽にしても、荒らすことはない。スネールも好物で食べてくれるので便利である。
観察したところによると、物陰に隠れたり、岩などの周りをまわりこんでくるのが好きなようであるので、管や水草をいれ配置してあげたほうが良い。
基本的に活発で、上層から下層まで、幅広く泳ぎ回り、そのちょこまかした動作は非常に愛らしい。
好奇心旺盛で人にもよく慣れるので、手やハシで餌を与えられるようになるまでさほど時間はかからないであろう。
視力が良いようなので目玉をくるくると動かして反応する表情豊かなお魚なのだ。
Red-tailed Redeye Puffer
一般名称:レッドテール・アカメフグ(フグ目)
学名:Carinotetraodon irrubesco
生息地:インドネシア
全長:4〜5センチ
水質:中性〜弱酸性
特徴:
淡水性のフグであるが、図鑑によると地域により汽水に生息しているものもあるらしい。中性でも飼えるが弱酸性の軟水の方がよいみたい。 。
どういう網膜をしているのか名前通り普段は赤い目をしているのだが、照明のあたりぐあいによって青、緑など目全体の色がきらきらと玉虫のように変化するのでいつまで見てても飽きない。
雄が2匹いるが尾びれなどはしっかりとした厚みがある。ブラウングレーの鎧のような体に尾だけではなく背中も赤っぽい。おなかにもオレンジの縦線がくっきりと入っている。アベニーの雄にも縦線がはいることからこれはこの仲間の特徴なのだろうか?下に落ちた餌をつつく時はほぼ垂直で体のラインがまっすぐになるのがかたそう。
雌雄の見分け方(アベニー)
小さいうちは分りにくいのですが、成魚になると雄はお腹に黒っぽい線が入る、口のまわりもヒゲのように黒っぽくなったりする、目の周りに無数のシワが出てくるなどが目安。
特に繁殖期になると、この特徴が顕著に現われてきます。繁殖期の雄は攻撃的になるので注意。同種で激しい噛みあいとなり、死にいたることもある。
また、雌はぷくぷくと丸く太るのに対して、雄はスレンダーな場合が多いようです。
雌雄の見分け方(レッドテール)
パウダーブルーになるノーマルアカメフグに対してオスは尾びれが赤くなるのでこの名がつけられた。
雌はアカメフグと酷似しているので見分けにくい。おなかのごまふ模様やヒゲ模様なども同じ。おそらくうちにいる一匹はアカメフグの雌ではないかと思われるが、体型などはアベニーにも似ている。レッドテールとノーマルの見分けかたとして、頭の目と目の間の模様に違いがあるらしい。)
繁殖について
メスは抱卵すると、腹がすこしいびつにぽこぼこと膨らみます。水草や流木の陰など、産卵に適する場所を頻繁にさぐるようになります。じーっと覗き込んだり、位置を変えたりしながらいかにも「検証中」という行動をとるのですぐにわかります。
オスはメスのあとを執拗においかけまわし、産卵場所を検証しているメスを見かけるとすかさずスリより、逃がさないように追い込んで産卵を促すような行動をとる。うまくいけば、ここで産卵となります。
産卵に適した場所がなければもちろん無理なので、水草を多く植えたりして隠れ場所を作ってあげましょう。また、行動がはじまったら離れて観察しましょう。産卵後はすみやかに卵を隔離しましょう。
繁殖期になると、オスは縄張り意識がますます強くなり、近寄るオスをやたら攻撃しまくるようになります。
この時、オスの体はかわはぎのごとく平べったくなり、背中にとさかのようなすじが浮き出て、お腹の黒い線もはっきりと浮き出してきます。
硬度調整の恐怖
じっと観察してたらアベニーの背中がなんとなくメッキが剥げたような感じで薄くなっていたので「もしや・・・」と思い硬度をはかったら、硬水よりになっていた。
これは辛かろうと思い、さっそくショップに行ったが、PH調整はあれども硬水・軟水調製剤が見当たらない。ひとつひとつ見て行くとブラックウォーターが軟水・弱酸性の水質を作るとあったのでさっそく購入して、様子見のために規定より少なくして投入した。その後も観察していたが、どの魚も異常はなかったので安心していた。
が、次の日の夕方。ちょうど観察していた目の前ですぅ〜と2匹くらい水上ぎりぎりにあがり動かなくなった。
続いて3匹、4匹・・・・とうとうすべてのアベニーが水上の水槽のへりに1列に並んだ。これはものすごく異常。顔がむくんだようになって、なんか苦しそうなのである。
もしや昨日のブラックウォーターが?と思いPHをはかってみた。せいぜい6.5くらいかと思ったら6.0近くまで下がっていて、これでは酸性ではないか!!
慌ててバケツにカルキ抜きを投入して、ちょっとして水質調製剤を投入、お湯を湧かして水温を調節したものを準備してエアレーションを強くしながら水替えを行った。
その間も目はアベニーの漂う姿から離れない。脳裏に一斉に腹を上にして動かなくなったアベニーたちの姿が浮かんで泣きたくなった。「がんばれ!もう少しだ。」口にしながら徐々に色の抜けて行く水槽を見つめる。
水を替えてしばらくするとだんだんアベニーたちが沈みはじめた。やがてもそもそと動きだし赤虫をつつきはじめるにいたってようやく胸をなでおろした。
ポリプやコリ、プレコたちはいつも通りだったのでアベニーが体も小さい分水質に敏感なのであろ
引っ越しの恐怖
まずは「アカメの干物事件」。
掃除してたらベランダにてアカメフグのすっかり干物となったものが・・・チーン。
確かに水槽はベランダのすぐ前だったけど、そこまでジャンプするなんて・・・ダンボールの陰だったので全然気が付きませんでした。
しかも、干物と化しても何故か色はきれいに残っていたので一発で分かっちゃった。ぺったんこなのにグレーと白のツートーンカラーに尻尾の赤まできれいに残ってたよ。
まるでドライフラワーのようだった。ごめんね。
そして「水槽シャワー事件」。真夜中にパソコンのモニター(17インチ)がすごく重くて1人で格闘してたら「ボスッ!」「ビチャッ!」という音とともに頭の上に水が降ってきた。一瞬何が起きたかわかんなくてそのまま固まった。
やや遅れて「ドスッ!」という音と共に、そのままの形で目の前にキューブ水槽が落っこちてきた。何故かちゃんと上を向いていたので水は半分程減ったのみの被害ですんだ。
が、蓋は吹っ飛び良く見ると畳の上ではデルモゲニーが2匹もがいていたので慌てて拾い上げてもどすがクーリーたちも暴れて砂を舞いあげまくっているので何がいるのか全然見えない。
水はなんと部屋の隅まで飛び散っていたので一周拭き取りながらチェック。魚の姿は見当たらなかったので安心して掃除にかかるが畳の為にほとんどしみ込んでしまった。
コタツをもういちどセットしようとして
「ん?」
なんと、コタツの桟の間にほとんど保護色となっている1センチ程のボララスの姿が・・・げげっ!小さいしはねもせずにはりついているので紙を濡らしてなんとかすくいあげて水槽へ。とりあえずはみんな無事だったようだ。