川と恐竜の風景を作る-3水系編

ジオラマ

さて、いよいよ水系に手をつけますぞ~。
ベースとなるレジンやらリアリスティックウォーターやらいろいろありますが、とりあえず王道のカトーのディープウォータークリアを利用してみます。

一応色付けには、川っぽくこのあたりを準備しました。

こういう変形した地形だと、実際どのくらい流し込む量が必要なのかよくわからない。
とりあえず最大の固まる流し込み1.3cmの目安を確認して、ここまでの感覚でとりあえず合計260mlくらいになるようにしてみた。こういうのは経験を積めばなんとなくわかってくるだろう。。。

あらかじめ50度ぐらいのお湯につけておいたA液B液をゆっくりとまぜあわせ(途中水溶き片栗粉みたいな感じになる)、1分くらいしたら1滴ずつ様子をみながら色を加えてまた4分くらいゆっくり混ぜ合わせる。

勢いよく直接流し込むと気泡がでやすいので、木べらを伝わせてゆっくりと一番深くなりそうなとこで動かさず流し込む。
ちょうどよい感じの量だったので、全部流し込んだらアルミホイルを水面につかないように余裕をもたせてかぶせる。
これは埃がつくのを防ぐと同時に、発生する熱で感想を早める効果もあるらしい。

1日半ぐらい放置したら固まっていた。まだつるつるの状態で水深も浅い。
と、いうか、これは思っていたより色が濃すぎたようで水底の色がまったくみえなくなってしまった。
反省点ですな。もっとほんのり薄いぐらいでよかったのだろう。

続けて2層目はほんの1滴だけうすーく青をたらしたものを注ぎ込んだ。
そしてまた放置してそのあいだに周囲の植生をさらに増やしていきました。
固まったらこいつらの出番です!

詳しい使い方は、KATOのジオラマ材料の特設サイトにある、アイテム別の使い方コーナーの動画が非常にわかりやすい。(開発元のウッドランド・シーニックス社の日本語吹き替え解説つき)

まずは全体的に「さざ波」を刷毛を立ててトントンと角度を変えながらのせていく感じで、流れを意識して置いていく。端の方はブロアーを使ってちょっと岸に吹き寄せる感じに。

うん、なかなか使いやすく思い描く感じに川面が揺らいでくれたぞ。
さざ波が乾いたら、次は岩にあたってしぶきがあがる様子や、魚の跳ねる躍動感など出すために「大波小波」の出番です!

んが、ここで問題発生。
あれ?動画のように形を保持したまま塗っていかれない。。。。てか、これってなんかさざ波よりもゆるゆるでほぼ液体じゃない??

でろでろを掬って川面に落としたそばからべちゃーっと広がって平らになり、造形なんてとても無理。
5分。。10分。。。様子を見ながら待ってかき集めてもゆっくりとまた広がって形を維持できない。
しょうがないので1時間くらい放置してみたらまっさらになって固まってもう動かせない。ええええええええええええ

これでは波をつくるどころか、さざ波でせっかく作った川面まで平らにならされてしまうじゃないか。
なんどかトライして塗り重ねていった結果だんだん崩れてきてしまったのでとりあえずいったんあきらめて乾かすことにしました(ーー;)塗って乾かしてを繰り返して無駄に日数とられたよ。

いくらなんでも実演と違いすぎる。おかしいなーっと調べて行ったら、何年も前に使った人の評価はよかったが、ここ最近購入した人は同じように液体化して使えないというレビューがいくつか見られた。
これってもしかして不良ロットなのではないか??