<9日目> 9/11(金)
フェリー八戸着 07:30
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本八戸駅までフェリー埠頭から車で10分
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夜行バスで帰る
八戸駅発-東京方面行き
出発時刻:21:30 到着予定時刻:07:00
(車中泊)
18切符も切れて、北海道を離脱し、後は帰るだけ。。。
なのだけど、最も安く、楽に帰るために「夜行バス」を選択したため、八戸に到着して1日フリー日ができた。
近くでなんかないかなぁと目を付けたのが、国の名称にも指定されている「種差海岸」。
まずは起点となる「鮫駅」に降り立つ。
バスもでているので、最初それを利用しようとしたが、駅の案内板などをみたら観光ポイントが結構近そうに見えたから、とりあえず歩いてみるか!と。
まずは踏切を超えて
標識は道路沿いを差していたが、向こうにに港をみつけて、ついそっちの方へ(笑)いきなり道を無視するやつなのである。
でもまあ、海岸線沿いの景勝地だから海岸線近くを歩けば問題ないだろう。
廃屋となった建物なども興味深く観察しながら歩いてると、正面に最初の名所「蕪島」が見えて来た。
「蕪島うみねこ繁殖地」として国の天然記念物に指定されている。時期になるとこの小さな島に数万ものうみねこが飛来して子育てをするらしい。
が、ちょうど今は巣立ちをして島を去った直後に当たってしまい、カモメにまざってちらほらいるぐらい。
蕪島のすぐ下にて。この子は足も赤いし、羽がまだ茶色いからカモメの子どもかな?
島の頂上には「蕪嶋神社」が建っており、うみねこは神の使いとされている。もし、ウミネコに糞をかけられたら、申し出ると神社で「会運証明書」を発行してくれるらしい。
ここは、島の周囲をぐるりろ3回まわってからお参りすると願いが叶うという「運開きめぐり」というお参りの仕方がある。まわって、おみくじを引いたら「大吉」幸先いいぞ!
島の太平洋側には、対岸から見ると七福神が乗った宝船に見えるという岬が突き出しています。
また、ここはニュースにもなって他県からの問い合わせも殺到したという、ご利益抜群の「かぶあがりひょうたん御守」なるものがあった。株上昇の他に競馬や宝くじが当たった、などの報告も相次いで、「自分の株もあがる」ということで人気運、学芸運なども合わせてかなり万能お守りらしい。
お参りしたあとは、蕪島海岸をまったりと、はじっこまで歩いて道路にでる。
前方に見えるのが「八戸市水産科学館:マリエント」。なんじゃろなんじゃろ?と、取り合えずはいってみる。
水産科学だから、魚に関係ありそうだなぁと思って行ったのですが、内部はちょっとした水族館と、うみねこの学習、地球深部探査船「ちきゅう」について、イカの学習とハイテクな(?)イカのゲームなどがある、小さいながらも複合施設でした。
複雑な海岸線をみながら、途中でぐるりと回ってだんだんと登って行く感じで道は続く。
だいぶ離れているけど第3の観光ポイント「葦毛崎展望台」に到着。そろそろ疲れてきたなぁ〜と思ったら、実はここが遊歩道のはじまりでした(笑)
えーっと、ここから5km続く。。。ま、歩けるだろうっ!
車道じゃなく遊歩道を歩けるというのは、それだけでなんとなくうきうきする。まずは海岸の方へ下っていってと
種差海岸は、数百種類に及ぶと言われる植物の宝庫で、貴重な草花も自生しているらしい。相変わらずどれが貴重かよくわかってないのであるが(ーー;)
ここしばらくの天候の関係もあってか、波は結構荒く岩肌に叩き付けてくる。
ざっぷうぅぅ〜〜〜〜ん!どしゃあぁぁぁぁ〜〜〜!(←自分で言ってる)
大きそうな波がくるたびに立ち止まってわくわくしながら眺めてしまう為、なかなか道行きがはかどらない(^^;)
しばらく歩くと眼下に砂浜が広がった。遊歩道の標識はそちらを差している。
えー、ここからは遊歩道というより、非常に長い砂浜をひたすら歩く。
裸足になって歩いていたが、背中に水とかはいったリュックを背負っていたので、それでもずぶずぶと1歩ごとに足が埋まり、結構体力を消耗する。(笑)
やはり結構波が荒いね。キョロキョロと漂着物などを見ながら歩いてたら、こんなタコチューのような貝殻を発見!
あ、写真に写っちゃいましたが、今回の旅は基本「わらじ」で歩いてます。(草津温泉の湯巡りの時に買ったやつね)
この遊歩道のおもしろいとこは、途中で地元の漁業組合の了承のもと、小さな漁港を2つ横切っていくのよね。はじっこをちょこっと、、、というより思いっきり港に踏み込んでますがな(^^;)
漁の終わった時間帯のおじちゃんたちは気さくに話しかけてくれたりします。
親切に道を教えてくれたり、「あんた、どっから歩いて来たの?」というので「鮫駅からずっと。。。」というとちょっとびっくりされた。
「そりゃ〜ここまで遠かったろう。1時間?いやもっとかな?」やはり普通はせめて遊歩道から歩くもんだよね(ーー;)
今回の旅ではおいしいものもいっぱい食べたけど、その分めっちゃ歩き回ってるな。
海岸線に沿っては、起伏もかなりあり、いろんな表情を見せてくれる。
海は透明度も高くて、岩の底などまで綺麗に見える。
途中潮溜まりの大きな池があったので、なんか生き物いないかぁ?と覗いてみた。
正面に見えるのは「白岩」と呼ばれていて、まあ、うみねこさまの糞で真っ白になってるわけだな。
特に魚やカニなどもいなかった(ーー;)
この先、山道に入ります。急にまたがらっと雰囲気が変わる森林浴コースへ。
この先「淀の松原」と呼ばれる松林になっていきます。松の合間からも海が見え隠れ。
途中で見たことがない花がそこら中に咲いてるのを発見。おもろいかたちだなぁ。
山肌に急な上り坂があり「仙人窟」と書いてある。いってみよっ!
これが写真だと伝わらないけど、半端ない急斜面で、途中横にわたしてあるロープをつかみながらでないと進めない。
上には岩肌に穿たれた広めの穴があいており、お稲荷様が鎮座されておりました。
このあたりにもいろんな種類の花が咲いてます。アザミも一般的なのとは違って、特有の種類らしい。
なんだかとてもきれいな蝶たちもとびまわっておりました。
この松原を抜けると遊歩道の終着点、「種差海岸の天然芝生地」が広がるキャンプ場にでてきました!
いえぃ! ゴオォーーーーーーーッル! (キャンプ場に用はないけど)
高台からは周囲が一望できる爽快な眺め。
種差海岸駅まで列車の時間を見にいったけど、まだ2時間ほど来ないので。「うみねこバス」で鮫駅まで戻ってきました。このバス、どの距離でも100円とかなりお得!
(つづく)
本日歩いた距離:12kmちょい 歩き回ってた時間:5時間30分ほど