築120年の古民家を改装したという、まるで田舎の大きな古いお家にお邪魔したような旅館。
1日三組のみという非常にこじんまりしているのも魅力。
全ての部屋が個別の温泉付き。
その他にも通常は貸切風呂が別にあるようですが、今はコロナ対策で部屋風呂のみとなっていました。
館内も民芸風で懐かしくかわいらしい
十畳の広い和室の隣に襖で仕切って同じ広さのお部屋に既にお布団が敷かれていたのも嬉しかった。
所々古さは感じるけど全体的に清潔で、柱などもピカピカに磨き上げられていました。
比較的手頃な値段で、聞いたことのない温泉地で、土曜日なのに空いていたため正直期待はしていなかったせいもあり、予想を超えて良い宿でした。
ウェルカムお菓子がまたかわいい♡
以下、部屋ごとに雰囲気や風呂などが違うようなので、一室の例ですが
お手洗いはちょっと変わったところにありましたが、洗面台も二つあり(風呂前にもひとつ)、トイレももちろん暖房つきウォッシュレットに別に男性用小便器まであった。
お風呂も半露天風呂で木曽ヒノキの温もりと風情があり、余裕で2人並んで入れる大きさ。
ただし、洗い場も屋外なため、冬場は暖まってから出ないと体や頭は洗えない(笑)
外だし見た目からお湯もしばらく出ないだろうと思ってたら、結構すんなりとお湯が出て、オマケにシャワーの水圧も結構強い。
一般的な硫黄やアルカリ温泉ではなく五頭温泉郷はラジウム温泉(単純弱放射能冷鉱泉)です。
無色透明無臭。
元々の温度が低いので、加熱はしてると思うけどかなりぬるめでずーっと入っていられる。
風呂場はシャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、洗顔料、メイク落としが設置。
洗面には、バスタオル、タオル、歯ブラシ、髭剃り、シェービングフォーム、化粧水、保湿液、コットン、綿棒、ドライヤーなど、意外といろいろ揃っていた。
全体的に旅館と言うよりやはり誰かの家っぽい感じのものが置かれているのだが( ´︶`)ほっこり。
ちょっと寒いけれど入口よりには鏡台もおかれていました。
2人で泊まるには、なかなか贅沢な作りですな。
お料理は夜も朝も部屋出し。
新潟の郷土料理的な感じでちょっと見たことないようなものもあった。
ただ、写真でも想像できると思うがボリュームがすごい!
阿賀野で昼に食べ過ぎたのもあるんだけど、そうでなくとも久々にこんな品数と量の多いところに泊まった。たくさん食べられる人なら大満足でしょうなあ(後半完全にギブアップで申し訳ない)
もちろん新鮮な地場産素材を使った心づくしでおいしかったんですけどね。
お値段に対してはかなりコスパの高い良い宿だと思います。
朝はお魚の種類と卵の調理方法が選べます。健康的な感じの田舎料理ですね。
敢えて難点を上げるならば、部屋によってはエアコンが古くて効きが悪いことと、暖房のある部屋を出ると急激に寒い。(廊下やトイレや風呂場付近など)冬の新潟ですからね。。
古い木造建築の為、館内の音は結構響く。
おそらく色々準備してるのだろう床をふみしめる音とかギイギイガタゴタと。
所々床がペコって凹むとこもあります(笑)
風呂場が半露天のため、多少虫や木の葉などが入ってくることはあります。
ま、そういうのは当たり前と気にしない人ならいいけど、たまに極度に嫌がる人もいるようなので、、、
とはいえどれも私は大して気にならなかったし、家庭的な雰囲気で心のこもった対応なので居心地は良かったです。