栃木:那須 おおるり山荘

! 温泉03 関東国内栃木県

母から「ちょいと避暑に行かないかい?」とお誘いがあったので、久しぶりに母娘水入らずで旅行に行く事になった。

このおおるりというのは栃木周辺の温泉宿をメインにおさえた大きなグループなのであるが、とにかく宿泊も安く、都内周辺の各地までバスの送迎があるのだ(往復でなんと300円)!

今の時代車で行ってもガス代が高い。電車も辺鄙なとこだとわずらわしく、それなりにかかるので交通費が浮くというのもかなりのお得感がある。

で、このおおるり山荘の場合、2人1部屋だと7500円+送迎代300円で朝晩2食付き。ちなみに4名以上なら5000円の宿泊代となる破格さである。

このサービスでこのお値段、さらに平日となると。。。えー、参加者はお年寄りばかりですw。
午前9時出発で老人会のようなバスにゆられて途中同グループのレストランで各方面へ乗り継ぎ。

出店していたテントで浅漬け2本と焼きぐりととうもろこしを購入し、ぽりぽりかじりながら昼過ぎに宿へ到着。
那須の中でもかなり奥まった山の上にあるため周囲には他の宿もない大自然の中です。

昼飯を食べてなかったのだけど、宿にラーメン屋があるということで期待してたのですが、ロビーの隣に小さな調理場みたいなとこがあって、そこで1種類だけ作ってました。食べるのもロビーw。

ちょっとしょっぱいシンプルなラーメンです。

お部屋はまぁそこそこで、和室と窓際に椅子とテーブルセット、トイレも部屋についてます。お湯などは廊下にある給湯室から勝手に持って来れます。

で、アメニティが何があるかわからなかったので、標準の風呂洗面セットとドライヤーや寝間着などを持って行きました。タオルぐらいはあるだろうと。。。

んが、浴衣やハブラシなどはついていて、風呂もアメニティが充実していたんですがバスタオルがなかったんですよw。
まぁ1泊だから体洗い用に持って来たタオルと宿についてた普通のタオルでなんとかしのげるだろうと。

まずはマナーとして先に体を洗おうと内風呂に行った。
壁に「下着の取り違えが増えていますので注意しましょう」という張り紙が。。(ーー;)母はこういう格安旅行にばかり参加してるので、以前実際に下着をとられたことなんかもあるそうです。

風呂へいくにも部屋の鍵をフロントに預けなきゃいけない。
盗難防止策なんだろうと思ってたら「こういうところはご老人も多いから、間違えて持ってっちゃって本人も気づかないとかあるのよねぇ」と母。つまり痴呆的な方もいると。。
そんなことを話しながら体や頭を洗ってあがってくると。。。

ない!!

私のタオルがさっそくなくなっているではないか!。おいおい、、脱いだ服や下着と並べてあったんだから間違えようがないだろと(;;)。
「タオルがなくなってる!」と思わず叫んでも誰も反応なし(ーー;)。バスタオルもないのにさぁ。。

ないものはしゃーない。気をとりなおしてここの目玉でもある露天風呂に行ってみた。廊下のつきあたりから外にでるようになっているので、夜中ははいれないそうだ。
こんな感じで板塀で仕切られた野性味のある露天である。一部隙間はあるけど、宿泊客が多い割には全然人がいなかった。

那須はだいたい透明な単純泉が多いのだが、ここはにごり湯の硫黄泉が自噴している。
湯量も豊富なようでこれはこの周辺では珍しいなと。温度はかなりぬるめなのでゆっくり長い時間つかっていられるのも私好み。
露天は内湯のもう一カ所あって、こちらも人がいなかった。

現在工事中で、さらに内湯から直接いかれる露天も作っているという。お風呂に関してはここはいい感じだ。周辺にも散策路や登山口があって、環境は良い。
ただし、掃除が行き届いてない感はある。

トイレはなんかほこりやゴミが落ちてたし、窓を開ければベランダの塀には泥が詰まっている。布団は血の跡らしいのや嫌な予感がするしみがしみこんでいて、シーツだけ取り替えてもちょっと抵抗感はあるな。
押し入れあけたら布団がんと畳まれてなくてぐちゃぐちゃに押し込んであった。うーん安くあげるために人手が足りてないのだろうけど。。。

あと、TVがかなり旧式のブラウン管で壊れてましたw。スイッチがもげてなくなってたので奥に指を突っ込んで押したら「ビリっ」とかきて危ない。
音量のボタンを押したらスイッチがきれたりついたり(ーー;)いつか事故が起こる予感がする。

個人的には無理に値段下げるより、最低限の安全と清潔は確保して欲しいのだけれど、そういうこと気にしない人が泊まるところなんでしょう。母は環境と風呂で満足したようですが。
食事はまぁそれなりです。私はそれほど食事にはこだわらない人なので、ちゃんと食べられればそれで良し!

広い宴会場のようなところでズバーーっと部屋ごとにお膳を据えてあって、横に住所と名前が掲げられています。
お茶やみそ汁やご飯など自分で盛りににいった方が確実かも。待っていても気づかれないことが多いようです。
翌日は朝出発ですが、時間調整のためか、「りんどう湖ファミリー牧場」に立寄り1時間の散策つき。平日のためか、がらんとしてます。

牧場なので、とりあえず牛を見に行く。生後まもない子牛などが畜舎や外の運動場でうろうろしてました。ジャージー種が主体のもようなので、牛乳とソフトクリームを!

3時過ぎに出発地に帰着。まぁお迎え場所もたくさんあるし、対応は値段相応だけどお風呂は良いといったところでしょうか。

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