ここのところ天気が悪い日が続きますね。
せっかくの祝日といえども台風の影響で一時公開停止の作品もあったり、動く装置ではぼちぼちメンテナンスに入るものも出てきました。
見たいものが公開されているかは公式サイトの日々の「交通・施設情報のお知らせ」を要チェック。
今にも降り出しそうな空模様の下、まずは駅前の日立シビックセンターへ。
[peg-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-5mPcsRz7VOs/V-PVkgvTz-I/AAAAAAAAsV4/Pm2dETGcw7Uczc8pSy2wtDStjzz9yl51QCCo/s144-o/0922_kenpoku_hitachi_0106.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/109425650485415836391/6139831785999405777?authkey=Gv1sRgCP3p_aLDqqyo8wE#6333140324253421538″ caption=”KENPOKU ART 2016 日立” type=”image” alt=”0922_kenpoku_hitachi_0106.jpg” image_size=”4608×3456″ ]「クリスタルパレス:万原子力発電国産業製作品大博覧会」 (米谷健+ジュリア)
[peg-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-3YVzbY2rFys/V-PVkg71JKI/AAAAAAAAsV4/QNHGhyjeNMoOvO6ZIBFKUMeXLwyqycKtQCCo/s144-o/0922_kenpoku_hitachi_0085.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/109425650485415836391/6139831785999405777?authkey=Gv1sRgCP3p_aLDqqyo8wE#6333140324305937570″ caption=”KENPOKU ART 2016 日立” type=”image” alt=”0922_kenpoku_hitachi_0085.jpg” image_size=”4608×3456″ ]地下の科学館入り口の前の部屋にて。
蛍光色のネオンが浮かび上がる豪華なシャンデリアに見えますが、これは「ウランガラス」をブラックライトで浮かび上がらせたもの。
世界各国の原子力発電による電力の規模を表しており、一番大きなものはアメリカ、、という風に大きく豪華に見えるものほど原子力の規模が目に見えるという。
[peg-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-oV-o_YyCrLg/V-PVkoILSwI/AAAAAAAAsV4/kdr9gPo0WwIL8Y_aBDg9YAt7_b9tNRoRgCCo/s144-o/0922_kenpoku_hitachi_0089.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/109425650485415836391/6139831785999405777?authkey=Gv1sRgCP3p_aLDqqyo8wE#6333140326236769026″ caption=”KENPOKU ART 2016 日立” type=”image” alt=”0922_kenpoku_hitachi_0089.jpg” image_size=”4608×3456″ ]「3つの願い」 (米谷健+ジュリア)
[peg-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-zh2ps0cxY14/V-PVkhl5KgI/AAAAAAAAsWM/w7o8PAp-YKwdlOJBMoMIacSr8OgzpgH6wCCo/s144-o/0922_kenpoku_hitachi_0088.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/109425650485415836391/6139831785999405777?authkey=Gv1sRgCP3p_aLDqqyo8wE#6333140324482361858″ caption=”KENPOKU ART 2016 日立” type=”image” alt=”0922_kenpoku_hitachi_0088.jpg” image_size=”4608×3456″ ]このシャンデリアの部屋の片隅にあるのは同じ作家の作品。
透明なドームの中でオルゴールの音とともに回転しているのは福島原発事故により汚染の影響を受けた小さな生き物。。。
この科学館の上部に天球劇場(プラネタリウム)があって、そこでの映像上映を楽しみにきたのですが、時間が決まっているのでそれまでは科学館の内部をぶらぶら
(KANPOKU ARTパスポート所持者は受付で、通常展示と通常プラネタリウム上映入館券ももらえました)
体感的な遊べる展示がほとんどで、工作やサイエンスショーなどもありなかなかおもしろいですよ。
全部挑戦してたら半日は過ぎそう。
天球劇場でのKENPOKU ART対照の映写は3作家4作品連続上映で25分程度。
通常16:00~と17:00~の2回。土日祝のみ11:00~がある。(メンテナンス日などもあるのでHPチェックのこと)
受け付けは科学館が開館する10:00~より。
226席あるのでまあ結構並んでいても入れるとは思うけど、座席の位置で見やすい見づらいはあるので、後ろの方の席取りたいならお早めに(^^;)
館内撮影禁止のため、写真はありませんがざっと感想など。
「グロース:テンドリル /ハイドロダイナミック:フィッコ(FICCO)」 (河口洋一郎)
CGアートで「グロース」の方は赤い巨大なムカデが這いずり回るようなので苦手な人もいるかも。
「ハイドロダイナミック」の方は文字通り水がテーマになっていて同じく増殖する母胎の周囲を物理演算の水滴がぶつかり跳ね返っていく様子。(←3DCG的にこっちの方が興味深い)
「velvet order(柔らかい秩序)2016 summer night」 (木本圭子)
真っ黒な空間の中に白い柔らかい線がふうわりと蜘蛛の糸のように舞って、フラクタル的な形状を描く。優しい感じで無音。
「Solitarium」 (榊原澄人)
数理的な上の二つとは違って、非常にわかりやすいけれど異質な世界を色鮮やかな絵画的に描いている。こういう狂った世界好きだなw
すごく細かいところでアニメーションが入っていて生き生きと動いているので飽きない。思わず上下左右に頭を動かしてすべてを見ようとしてしまうが、実は全体がゆっくりと1周して終わる。
もうひとつ入り口周辺に前夜祭でも見た「日立電輪塔」という和田永さんの作品があるが、ラジオを持っていくのを忘れたのでただの塔(-_-) ぜひラジオをもって行きましょう。
科学館を出て、目の前の広場の対岸辺りに前夜祭でも見たバスがある。
「ノアのバス」 (テア・マキパー)
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[peg-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-nNuAr-L4qCI/V-PVkuklfYI/AAAAAAAAsV4/9pKeWnoFbyQh8GiCMmsTQfteFBgIHUmqQCCo/s144-o/0922_kenpoku_hitachi_0093.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/109425650485415836391/6139831785999405777?authkey=Gv1sRgCP3p_aLDqqyo8wE#6333140327966539138″ caption=”KENPOKU ART 2016 日立” type=”image” alt=”0922_kenpoku_hitachi_0093.jpg” image_size=”4608×3456″ ]ぬお!鳥とか亀とかモルモットの数とか、前夜祭の時より生き物が増えてパワーアップしてた!
こうやってだんだん変容していったりするからおもしろいね。
そのまま日立駅へ抜ける。
「回廊の中で:この場所のための4つの虹 ー KENPOKU ART 2016のために」 (ダニエル・ビュレン)
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この芸術祭ではやたらと「インスタレーション」という言葉が使われていて、なんぞや?と思ってしまうのだが、「場所や空間全体を作品として体験させる芸術」であり、ただ見るだけじゃなく五感で感じるアートのことらしい。手法は無限大だ!
海側のシーバーズカフェ前に望遠鏡を発見。
日立駅周辺で最も有名なカフェかもしれない。パンケーキがおしいしいが、天気も生憎で(すでに土砂降り)時間が合わなかったので。。
「風景幻灯機」 (村上史明)
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[peg-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-z7xXMeBZfCU/V-PVkvqko5I/AAAAAAAAsW0/VPlB2exTRzcYG9sXVoTDkK1J-kq-4nhOQCCo/s144-o/0922_kenpoku_hitachi_0100.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/109425650485415836391/6139831785999405777?authkey=Gv1sRgCP3p_aLDqqyo8wE#6333140328260084626″ caption=”KENPOKU ART 2016 日立” type=”image” alt=”0922_kenpoku_hitachi_0100.jpg” image_size=”4608×3456″ ]次のポイント方面に移動して、お昼はかみね動物園のちょっと上の高台にある「吉田正音楽記念館」の展望カフェにて。ボリュームが半端ない焼きサンド。
[peg-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-0y9EljdpCV0/V-PVko2YF7I/AAAAAAAAsV4/Jqe_pvKy0lIYtPrL5JDynfaPgrrfzEGHgCCo/s144-o/0922_kenpoku_hitachi_0110.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/109425650485415836391/6139831785999405777?authkey=Gv1sRgCP3p_aLDqqyo8wE#6333140326430545842″ caption=”KENPOKU ART 2016 日立” type=”image” alt=”0922_kenpoku_hitachi_0110.jpg” image_size=”4608×3456″ ]この記念館はフランク永井の「有楽町で逢いましょう」、橋 幸夫・吉永 小百合の「いつでも夢を」、橋 幸夫の「潮来笠」など、昭和の前期を代表する作曲家である吉田正さんにまつわる展示や音楽プレイヤーの貸し出しなどがあり、入館自体は無料なので時間があれば散策もどうぞ。
海沿いにある見晴らしの宿、うのしまヴィラの一角
「やどかりに「やど」をわたしてみる ーBorderー」 (AKI INOMATA)
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[peg-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-lm_FsUyAcsc/V-PVkrethnI/AAAAAAAAsV4/FWxrPrDLvqEJaRZ2obzFBh0Oqi5BcKsbACCo/s144-o/0922_kenpoku_hitachi_0111.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/109425650485415836391/6139831785999405777?authkey=Gv1sRgCP3p_aLDqqyo8wE#6333140327136593522″ caption=”KENPOKU ART 2016 日立” type=”image” alt=”0922_kenpoku_hitachi_0111.jpg” image_size=”4608×3456″ ]ヤドカリって名前のごとく殻をお引越しする習性があるじゃないですか。
ミノムシの”ミノ”をカラフルな色紙や毛糸でなんていう実験を子供のころにした人もあると思うんですが、これは人工的に作られた”殻”の中へ入ってもらおうと。
ただ残念なのは、沢山のヤドカリたちが大きな浅い水槽でいっぱいこの美しい”人工殻”に入ってうろうろしてるのを想像してたんですが、実際被ってるのは巨大なの一匹でした。
[peg-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-WF597hD3iMw/V-PVkuTJmqI/AAAAAAAAsV4/sMs_PR3L6PYSO0fAx7buSLYo-QlkMU2hQCCo/s144-o/0922_kenpoku_hitachi_0117.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/109425650485415836391/6139831785999405777?authkey=Gv1sRgCP3p_aLDqqyo8wE#6333140327893408418″ caption=”KENPOKU ART 2016 日立” type=”image” alt=”0922_kenpoku_hitachi_0117.jpg” image_size=”4608×3456″ ]まあ自然保護とか動物愛護協会とかいろいろ絡みもあるのでしょう。
是非かぶってもらいたいような美しい造形のものが複数展示されていました。
道路の関係で前後したが、本当は吉田正音楽記念館と同じ坂道の入り口にある「日立市郷土博物館」へ。
(KANPOKU ARTパスポート所持者は入り口受付で、かみね動物園の無料券もらえました!結構いろいろお得なんだ。。)
「フィールド・クリスタル」 (イアン・ カルロ・ハウシャン)
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[peg-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-KpmEvrvrFVs/V-PVkkfTlAI/AAAAAAAAsV4/vta-E6pMTVgVNPWNAxsSBC0iHLb2K_LMACCo/s144-o/0922_kenpoku_hitachi_0121.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/109425650485415836391/6139831785999405777?authkey=Gv1sRgCP3p_aLDqqyo8wE#6333140325260039170″ caption=”KENPOKU ART 2016 日立” type=”image” alt=”0922_kenpoku_hitachi_0121.jpg” image_size=”4608×3456″ ]「日立工場の建物間の何もない場所で、私は未開人と飢饉や戦争の犠牲者たちを織り込んだ詩を読む」 (ティファニー・チュン)
[peg-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-Xyop4p4Ppbc/V-PVkmSLPvI/AAAAAAAAsV4/R6tOJ8N9T0oItcT_7J4-_i3Du1mjtSAIACCo/s144-o/0922_kenpoku_hitachi_0125.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/109425650485415836391/6139831785999405777?authkey=Gv1sRgCP3p_aLDqqyo8wE#6333140325741838066″ caption=”KENPOKU ART 2016 日立” type=”image” alt=”0922_kenpoku_hitachi_0125.jpg” image_size=”4608×3456″ ]ずばり写真とるとこ間違えました(爆)部屋全体が作品だと聞いたもんで。。。
郷土博物館の収蔵品から選出された収蔵品と点描のようなカラフルな地図が展示されていたんだけど(←そっちが作品だったようだ)
廃坑となった日立鉱山の姿をメインに郷土博物館らしい展示内容になってました。
で、郷土博物館ですから常設展示もあります。(入館無料)
考古学的なものが多いけど、2Fは日立風流物と呼ばれる操り人形を乗せた山車の人形展示が数多くあって興味深い。
日立付近はまだ山方面とか、日立多賀駅付近などもあるんだけど、公開休止のものや屋外ものなどもあるので、また日を改めて。