道中見聞録:旅の記録や美術館、博物館、地域のイベント

山形:酒田-山居倉庫・本間家・旧鐙屋

02 東北山形県

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今年のG.W.はフル連休ではなくぶつ切りで、前半はバタついてたので宿をおさえたのも5月に入ってから。日にちもないし近場でかろうじて押さえられたので、山形の酒田、鶴岡方面へ行って来ました。

山形道って高速で全部つながってないのも初めて気づきましたよ。秋田方面も行きづらいわけだ。
最近だいぶ暖かくなって上着もいらなくなってきた頃ですが、トンネル抜けていったら月山付近からはまだ結構雪が深い!!

まずは一気に酒田へ。
高速を降りて最初に立ち寄ったのが「山居倉庫」

ここは昔NHKのテレビドラマで話題となった「おしん」のロケ地でもある。
米処の庄内平野の米穀倉庫で、100年以上経た今でも、大部分が現役で倉庫としての役割を果たしている。

屋根が結構低くて、表から見ると白壁に家屋のような独特な形。
酒田港につながる目の前の川には屋形船が走る。生憎の天気で濁流であったけど、乗っているお客さんたちも居た(笑)
川沿いには鵜飼い船などもあった。

倉庫は裏側へまわると壁が真っ黒で、ケヤキ並木の緑とのコントラストでまた違った雰囲気に。

中には一部、おみやげ屋さんやレストラン、ミュージアムになっているところもあります。
幻の餅米と言われる「女鶴」100%の贅沢な大福は1日限定50個というので、あんこ好きな相方がさっそくゲット。
個人的にはよもぎの方が柔らかくておいしかった(あんこ苦手な私は皮部分しか食べてないけどw)。

前日の土砂降りが続くという天気予報にちょっと不安だったけれど、とりあえず小雨程度。
次はちょっと町中へ入って「本間家旧本邸」へ。

本間家は、「本間様には及びもせぬが、せめてなりたやお殿様♪」と歌に読まれたほどの豪商で大地主であったという。
殿様が「せめて。。」と言われちゃうほどですから、それを上回る財力の持ち主だったと(^^;)

残念ながら内部撮影は禁止であったけれど、欄間や障子や襖絵等、参考資料としてとっておきたかったような素敵な建具がいっぱいでした。

おもしろいのが元々商家なはずなんだけど、幕府にも多額の融通をしたその財力や社会貢献度から武士の身分も許されていたそうで、入って左側が武家屋敷の造りで右側が商家の造りと一軒の屋敷で両方を兼ね備えているという珍しい建物になっている。
屋敷内で刀が振り回せないように天井が低めになっていたり、外部からの攻撃に備えて庭側に畳の廊下が設けられていたり、わかりにくい中二階があったり、なかなか興味深い。どれだけ使用人がいたの?と思うほど台所もかなりの広さがあった。

庭はそれほど広くはないけど、樹木に囲まれて落ち着いた雰囲気。

道路を渡った正面は「お店(たな)」と呼ばれる別館で、商売道具の展示やパネル展示、おみやげ屋さんになっていました。

ちょっと離れた本間美術館との共通券もあって、そちらはお庭が素敵そうでしたが、今回は時間の関係でパス。

すぐ近くのやはり豪商「旧鐙屋」へ。

酒田は江戸時代に港町として栄えたところですが、この鐙屋も廻船問屋として繁栄したそうな。
こちらは「写真撮影もご自由にどうぞ〜〜」と言われたので嬉々としてカメラを構える(笑)

当時の様子を再現した人形なども置かれてるんですが、何気にここもすごい。
金持ちについて書かれた井原西鶴の代表的な作品「日本永代蔵」にも登場してるらしい。

同じような構図で上から撮ることはできませんが、このように座敷がいくつも連なっている。

修復工事などもされてるようで、内部もとても綺麗でそのまま宿泊できそうだ(笑)中から庭側を眺めても情緒がある。

外側から障子越しに漏れる暖かな色合いの光もいい感じ。

屋根の上にぎっちり小石が乗っかっていておもしろい造りだなあと思っていたが、「石置杉皮葺屋根」という形式だそうです。
下に杉の皮を張って水の侵入をふせぐようになってるようで、詳しいことは裏側の蔵のなかに解説があります。

お昼は酒田を代表するおいしいラーメン屋のひとつという「三日月軒」へ行きました。
いくつか店舗があるようですが、旧鐙屋の先の信号を曲がった先にある小さい店舗へ。
働いてる方々の平均年齢の高さがあっぱれ!メニューは中華そば一種類で、大、中、小。わたしは小で充分でした。

酒田は他にも、江戸時代の料亭文化を伝える「相馬楼」や。映画「おくりびと」で葬儀屋社屋として使われた建物、写真家「土門拳記念館」やみなと市場など見所はいろいろあったのですが、限られた日数の関係でこの後鶴岡へ向かいました。

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