(文中の写真と内容とは特に一致させていません。途中で撮影したエジプトの町並みをちりばめています。)
とにかくアラブの商人はかなり手強い、、ってか怖いぞ(^^;)
商魂のたくましさが半端ない。しつこさも半端ない。適当臭さも半端ない。。。
服などは、サイズが書いてあっても、見ようともしてない気が。
大量生産ではないものが多くて在庫も揃えてないせいなのかもしれんが、あきらかにでかすぎても小さすぎても「これぴったりのサイズ」と押し付けてきます。
色やデザインで「これと同じもので」と言ってもまったく違う物を平気で押し付けます(笑)
また、汚れも気にせず、裾がどろどろだろうと、日焼けして色落ちしまくってる品だろうと関係なく売ろうとするので、手に届く位置にある物は自分で掘り出して探すしかない。スークなど狭い店内に踏み込むのは危険(逃げられなくなるぞw)
置物だろうが、割れ物だろうが、すべて自分で確認して、また途中ですり替えられないようにしっかり見張ってる必要もあると思います。返品や交換という考えはない。お金をいったん渡したらそこで成立なので厳重注意。
また、商品の梱包もかなり適当。そこそこ高級品でもセロテープでぐるぐる巻きとかありえない包み方をするし、商人によっては割れ物でも新聞紙で一周巻いただけとか。梱包材を持っていくとか、服にくるむとか自分で考えた方がよさげ。
アメリカドルが普通に浸透してるので、観光地ではどこでもだいたい「1ダラー1ダラー、これすべて1ダラー」と呼び込んでますが、実際に1ドルのものはないと思った方が良い。
立ち止まったが最後、ふっかけで数倍の値段で詰め寄り、離れませんw。ほんっとしつこいよ。無視してバスに乗り込んでも外からがんがん窓たたき続ける。
行商的な、手に商品もった押し掛けセールスには子供も多いのですが、親から教わってるんでしょうねえ。
同じく「1ダラー1ダラー」と叫んでるのですが、合間にふと「1ダラー1ダラー。。。10ダラー!」など一気に跳ね上がっちゃってるのもいて思わず笑った。
しかも、Noと言い続けて歩いてると、つきまとって勝手に交渉はじめるのですが
「1ダラー。。」「No!」
「6ダラー。。」「No!」
「2ダラー。。」「No!」
よし、それじゃあしょうがない、、という顔をして
「5ダラー!」
値段あがってるよwwwww。ほんっとお金の価値が実際にはわかってないんじゃないかと思う。。。
観光地付近などは、だいたいアメリカドルが使えるし、場所に寄っては日本円も使えたりするが、レートで考えるとエジプトポンドで買うのが一番安いようだ。(紙幣によって実値段に差が出る)
レジのあるスーパーなどはそこそこ安いけれど、東南アジアなどのようにすごい安い!と感じるほどではない。
ものを売ってる人はまだ良い。
観光地では「勝手にサービス恐喝もどきでチップ要求」がさまざまな形で横行している。
写真を撮ってると、脇から突然強引にファインダー内に入り込み、「俺の写真撮ったろ!?金出せ」
もうね、突如豹変します。すごい迫力で怖いほど。
これは動物に関してもそうで、らくだやロバ引きなどがいて、乗らなくても写真撮ったら要求されます。
しかも、見てると最初は「どぞどぞ〜ご自由にお撮りください」と笑顔で率先してすすめてる。ああ、あの外人さん餌食になったなと心の中で手をあわせ。。(ー人ー)
[peg-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-5fKuC1SwC6Q/UZDP8MWsm6I/AAAAAAAAtiA/mV8c2Xpey6kJpI_5Bgu2a8FK0FxTzSSHQCCo/s144-o/0503_Cairo_0330.JPG” href=”https://picasaweb.google.com/109425650485415836391/5875475863308819889?authkey=Gv1sRgCKXRo8qz19Pv_wE#5877426146734021538″ caption=”” type=”image” alt=”0503_Cairo_0330.JPG” image_size=”2048×1536″ ]なので、雰囲気的にいれたいな〜と思ったら気付かれないよう遠方から、またはぎりぎりまでカメラずらして「そっちは映してない」態度をとるか、別に気を取られて見てないすきに撮るかw
勝手にガイドもいます。遺跡内で頼んでもないのに勝手にひとりでしゃべり出し、金を要求。
「写真とってあげる」もかなり危険だと思う。チップ要求はもちろん下手したらそのまま持ってかれそうだよ(ーー;)
共通するのは、最初はみなものすごい陽気で笑顔で人の良さげな様子で親切そうに近づいてくること。
無償の親切なんて信じてはいけない!
遺跡にはあちこち警備員もいるが、座ったまま動かず、そういう輩が入りまくっててもスルー。
だいたいひと気が少ない、または周囲がみてない状況でやってくるので、こいつやばいなと思ったら、きっぱり拒絶しつつ即座に人ごみが多い方へ移動。周囲にたくさん人がいると追うのをあきらめるようです。
[peg-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-jNQc4E2BA3M/V_SZnhzNo-I/AAAAAAAAtjU/ZpreeCa9olgdJEkbih4axcWU8blOHouqwCCo/s144-o/0502_Luxor_0152.JPG” href=”https://picasaweb.google.com/109425650485415836391/5875475863308819889?authkey=Gv1sRgCKXRo8qz19Pv_wE#6337859479984251874″ caption=”イシス神殿 – アスワン” type=”image” alt=”0502_Luxor_0152.JPG” image_size=”2048×1536″ ]おかげで、かぶり物やストールがちょっと歪んでるから直してあげる的な人も信じられず、話しかける、手を出すアラブ人すべてに強い不信感が生まれ、激しくすべて拒否(^^;)
中にはもしかしたら本当に何の気なしにやってる良い人もいるかもしれないが、見分けつかないもん。。。
例えボーナス全部はたいて来ようと、何ヶ月何年貯金してやっと来たにせよ、わざわざ遠い海外に遊びにこられる観光客は「金持ち」なのだ。現地で使える小遣いがどれだけあるかなんて知ったこっちゃない。
中国人観光客も多いようだが、彼らも世界各国に散らばって商売の拠点を作り上げたような民族だから、商魂要素ではアラブ人に負けない強いものを持ってると思う。
だから温和で騙されやすく、脅せば金を出しがちな日本人は特に狙いやすい格好の獲物なのだ。
貴重品は肌身離さずが鉄則。
ホテル室内のロック付きセーフティボックスでさえ全然セーフティじゃないというので、出かけるときは常に財布や自宅の鍵やパスポートなどを持ち歩くことに。。
人が多いところを歩くときも、バッグはかならず体の前にしておくように散々注意が(エジプトに限ったことでもないが)。
交通事情はめちゃくちゃ(ーー;)
信号などあってもなきに等しいし、車線も結構みんな平気で逆走してるし、割り込みもひどい。
車も、バイクも馬車も、ロバも混在して道路を走ってる様子はかなりカオスだw
トイレは基本的にチップ制(1エジプトポンド)。おつりはくれないと思った方がいいので、できるだけ小銭は確保しておいた方がよい。
ホテルはいらない。高級なレストランもいらないことが多いが、そこそこのところだとレストラン内のトイレでもチップボーイが立っている。
トイレットペーパーもある場合もあるが、原則として持ち歩いた方がよい。
ちゃんと掃除して、入り口でトイレットペーパーを持っているとこなどは多分良いほうw。
汚く紙もなく何故チップをとるのかわからないとこもあるが、とりあえず人がいたら渡さないといけない習慣のようだ。
外に見えなくても中で待機してることもあるので、とりあえずトイレに行きたいときは小銭を準備していくことは必須。
また、水洗でもトイレットペーパーが流れないところもある。脇にくずかごがあったら、使った紙は便器に落とさずそちらのくずかごに入れる。てか流れそうもないとこはトイレットペーパー自体おいてないかも。
当然ながら、エジプトは暑い。
ルクソールの方がカイロより気温が高く、5月でも昼間の気温は40度前後にまで上るが、朝晩は涼しいので体調管理をしっかり。
気温の高さが半端ないけど、昼間の湿度は十数度と異様に乾燥してるため、のどは頻繁に乾くが日陰に入るだけでかなりしのげる。そういや滞在中「雲」も全然みなかったもんなあ。
カイロの方は砂漠に面してるのに、なんか湿度を感じて蒸し暑い。気温は35〜37度なはずだが(それでも高いがw)湿度が30%に達することもあって、不快なじとっとした暑さがいやだなあ。
そういやルクソールではナイル沿いでも全然いなかったけど、カイロでは結構蚊にさされまくってる人もいた。(私も数カ所刺された)
南アフリカ行った時は「マラリア」の危険性があるというので、予防接種もしてなかったため厳重に虫除けもしてたし、蚊をみつけたら過敏に叩き潰してたのですが、エジプトの方は「ウエストナイル熱」というのにやられる危険性があるらしい(ーー;)
厚生労働省の検疫所医療関係情報
https://www.forth.go.jp/destinations/country/egypt.html
狂犬病、鳥インフルエンザも発症してるので、犬猫含め動物には手を触れない方が良い模様。
ナイル川で泳いでいる現地人もちょこちょこみかけたが、皮膚から入る寄生虫がいるらしい、ひえええええ!
様々な菌による食中毒も報告されてるので、水道水はもちろん
「野菜などでも生ものは食べないよいうに」というお達しがあった。なんか特に過去問題があったのか、「トマト」はとくに避けるよういわれた。
牛乳もやめときなさいと。地中海沿岸地域ではブルセラ菌感染も起こってるみたいだねえ。
特に旅行中は高揚していて気付かないこともあるかもしれないが、長旅や気候の変化で疲れがたまりやすいから、そういう時ほど免疫が低くなるので要注意!
。。。だけど、日々の睡眠や体調と相談しながら、生野菜も食べました。トマトも食べました。一応熱は通したけど牛乳もチーズなどの乳製品も食べました。何かあっても自己責任だから常に即効性の強い下痢止めは持ち歩いてましたが(^^;)
現地で入院などしたら、とんでもなく高くつくし対応も不安だから健康一番!
出発前に旅行保険加入の有無を確認されました。クレカ付随もあるけど海外保証付きでも内容が異なったり、国内のみ対応のものもあるので確認はしっかり。
(旅行の料金をそのカードで支払った場合のみ、海外旅行傷害保険が付帯など条件付きもある。)
今回初めて、現地での反社会的な妨害により寝台列車が運休となってしまい、個人旅行ではないので日数的に現地にとどまる余裕もなく、自己負担で個人単位での飛行機手配、宿泊代、別途夕食手配代などかぶることになってしまいました。
飛行機に関しては、不測の事態の遅延や欠航に関する保証も保険オプションで結構ありますが、航空機以外は対象外。
航空機以外の交通機関に対する保証がつくものもあるというので、知っておいた方がいいかもしれないと思った。
「偶然事故対応費用旅行事故緊急費用」- 東京海上日動, 富士火災, エース保険
「テロ等対応費用補償特約」 – 三井住友海上
あたりが該当項目になりそうだが、やはり少ないもんだね。(そうあっちゃ困るがw)。次回政情不安定な地域に行く時はしっかり加入していこうと思っている。
ある意味エネルギッシュでおもしろい国です。
もう少し安心して町を歩いたり買い物できる体制が整っていれば、もっと旅行客も増えるだろうし、実際にお金を落としていく観光客も増えると思うんだけどね。
特に日本人など本来動物に乗ったり、おみやげ屋覗くのが好きな人が多いと思うので、多少高いなーと思っても料金がきちんと掲示されていて安心ならば、旅先のゆるみでお金出すと思うんだよね(笑)。
脅されたり、交渉で食いついてきたり、追っかけられたりすると逃げたくなるのが小心者の日本人ですから(ーー;)
でも、王家の谷ももっとまわりたかったし、ナイル川クルーズもしたいし、私はまた来たいなーっと思ってます。気迫で負けないよう交渉術をもっと鍛えなければw
と、いうことで、とりあえず今回のエジプトの旅ブログはおしまい。やっぱ日本は平和だな〜〜。