別所温泉駅から徒歩でも行かれる比較的入口よりの温泉街の中にある。
外見は昔ながらの温泉旅館だが、浩宮殿下も滞在したことがあるようだ。
ロビーはリニューアルしてまだ新しく、味のあるソファと、ある程度の本とレコードが置いてあり基本ジャズが流れるシックな空間になっていた。（レコードはリクエストできるらしい）
コーヒーサーバーと紅茶各種が置いてあり、宿泊者は自由に頂けるのは嬉しい。
カフェオレがミルキィでとても美味しかった。
WiFiが使えるのは多分ロビーだけ。
今回は離れ特別室(檜風呂付き)に滞在。
メインの和室8畳に小庭に面した次の間3畳。
布団は夕食の間に敷きに来る仕組み。
特別室は3室だけであるが、特典として部屋にレコードCDプレーヤーとDVDプレーヤーがついており、廊下にあるライブラリから自由に持っていって部屋で見たり聞いたりできる。
上田周辺らしいDVDを見つけたのでお借りして見ました。上田城も行ってきたことだしね。
幸村の歴史を一気紹介という感じだがなかなかおもしろかった。やっぱり父ちゃんがすごいな。。
その他にも、宿泊者なら誰でも借りてお部屋で遊べるボードゲームの貸し出しもあった。
お風呂は正直我が家よりも小さい感じのおひとり様サイズ。
無理して並べばぎゅうぎゅうに2人入れるけど、カップルさんがキャッキャウフフするには厳しいだろう(笑)
掛け流しではなく、入る時に浴槽に湯を張るタイプ。
沸かし直しはないので熱目の湯を足すか、冬場などは一旦抜いて入れ直した方が良い。
とはいえ、檜の温もりが柔らかく、ややぬるめの湯で長く浸かっているとうたた寝したくなる心地よさ。
お湯は無色透明だが温泉特有の硫黄臭が強く、肌あたりが柔らかいアルカリ性の単純硫黄泉。（硫黄泉=酸性だと思ってた）
別所温泉は何度も入りたくなる良い泉質ですね。
宿には大浴場もあるのだが、今回はパスした。
ボディーソープ、シャンプー、リンスは風呂に備え付け。
洗面に化粧水、乳液、クレンジング＆洗顔料があり、ドライヤーもあり。
タオルや歯ブラシは備え付けの籠に入っていたが、髭剃りや綿棒等はないので必要あれば持参のこと。
トイレは暖房便座とウォッシュレットは付いている。
建物自体はかなり年季が入っているようで、窓際やトイレなどは少しスースーする。
食事は大広間のようなところで、テーブル間隔をあけた配置となっていた。
支配人さんが各部屋ごとの名前と部屋番号を可愛らしい笑顔と丸文字で描いてテーブルに置いてある。
地場産の食材を使った丁寧で優しいお料理。
量も私たちには多過ぎずちょうどよく、ご飯と汁までほぼ食べられました。
食後もロビーでコーヒーなどをいただけるのだが、スクリーンでモノクロのチャップリン映画を上映していました。
無音でもなかなか面白くてつい見入ってしまった。まさにドリフみたい、、、
朝はこれまた体に優しい控えめの和食。
特に薬膳粥がおいしくて、白米いらないからもっとお粥が食べたかったw
もしかしたら食べ盛りやたっぷり食べたい人には物足りないのかもしれないが、私ぐらいの年には体に優しくちょうど食べ切れるギリギリの量で、量より質の方が嬉しい。
建物自体は古いし、アメニティなども昔ながらの温泉旅館っぽいものでしたが、ロビーの雰囲気と小洒落た音楽や映画などの演出は素敵ですね。ゆったりとくつろげる良い空間でした。
接客態度も笑顔で柔らかく丁寧でした。