道中見聞録:旅の記録や美術館、博物館、地域のイベント

KENPOKU ART 2016 常陸太田鯨ヶ丘エリア

03 関東国内茨城県

連休最終日の三日目も雨。
常陸太田鯨ヶ丘エリアを回ることにした。

まずは梅津会館へ。
窓がピンクになっているのは
「サインズ オブ メモリー2016:鯨ケ丘のピンクの窓」 (原高史)
商店街のいろいろな建物の窓がピンク色で覆われ、町の人々の思い出や記憶が文章と絵で描かれています。

入り口すぐのところが変貌しています。
「常陸佐竹市」 (深澤孝史)

後に秋田に転封となったが、佐竹氏は元々この地域で450年治めていました。
その後水戸藩の支配下となって水戸の御老公などが定着してるようですが、佐竹魂とでも言ったものは長く残っているようです。
この佐竹氏に思いを寄せて「佐竹市」宣言をしたということです。

出口付近では、佐竹の兜で特徴的な「ゲジゲジ」を被った写真入りの常陸佐竹市 市民証の発行ができます♫

梅津会館2Fでは
「イ / バ / ラ / キ」 (ニパン・オラニウェー)

カッターで建物部分をくりぬいた茨城県内各地の地図の上にベビーパウダーを振りかけたということで、室内はほのかにベビーパウダーの香りが充満する。

鼻息で崩してしまわぬように。。。梅津会館自体が郷土資料館になっているので、それらの展示室も一緒に見ることができます。

梅津会館のすぐ近くに町屋風と欧米風の建物が並んでいる。

Life Stripe (SPREAD)

元レストランだった室内は明るく開放的。
国旗のようなカラフルなスクエアは、実は人の1日の行動を色に置き換え、タイムスケジュールを視覚的に置き換えたもの。寝る間もなかった震災後とか、ニートな人とか、牛wなど色が占める面積などを見比べることができる。

いろいろな建物がピンク窓になっているのをちょこちょこ読みながら散策。
昔は常陸太田だけで映画館が3つあったとか。。今じゃ日立市や山側合わせても0館!! 

この並びで旗に誘われ入った「山林堂本店」さん。
昔ながらの小さな商店といった佇まいなんだけど、「そばれーぬ」と「たまごさん-クリームチーズ入り」がめっちゃ美味しかったです! 店主も笑顔でとても人柄が良さそう。今度また買いにこよう。
※閉店しました

そのまま通りを進むと
「リビングルーム鯨ケ丘」 (北澤潤)

どこでもリビング化計画のようで、それぞれの地域の持ち寄りや交換などで集められたアイテムを使って、その地域らしい居間を出現させるということらしい。ソファなどもあるので足休めの休憩もできます。

ここで一旦「道の駅 ひたちおおた」へ向かう。
展示がレストラン内なんだけど、平日でも結構人気で並んでいるくらいなので、早めに行かないと大混雑で入れないだろうと。
レストラン開店は11時なんだけど、やはり10時30分ぐらいにはもう結構予約ノートが伸びていた。とりあえず書き込んでから買い物した方が良いだろう。

まあガラス張りなので、食べなくてもちょっと遠いが外から見ることもできる。
見た瞬間、あ、これ昨日見た巨大カンバスの月の人だ!と。複数箇所展示のアーティストさんもいます。

でも、道の駅レベルを超えたクオリティのこのレストランはオススメです。
地場産の素材にこだわっていて、スパゲティかお肉で幾つかのメインからひとつ頼むと(少量です)いろいろバイキングが付いてくる。サラダ、天ぷら、お惣菜、飲み物、デザート、カレー、スープなどなど。野菜も新鮮で美味しい!

腹を満たしたとこで、本当はさっきの鯨ヶ丘のすぐ近くだったパルティホールへ。
「常陸のおお田守る竜神」 國安孝昌

屋外に丸太やスチールなどの異素材を組み合わせた巨大なオブジェがそそり立つ。
これと対になるように海エリアの小貝ケ浜緑地に「朝日立つ浜の産土神の御座」という作品も展示されています。

ここから少し車を走らせて、旧常陸太田市自然休養村管理センターへ。
ここにはバイオと融合したような6作品が共同展示されています。

「旧展示室」 (石田尚志)

暗い室内のむき出しのコンクリ壁に、チョークや水の跡で描かれていく様子がアニメーションで投射される。

壁を蔦が這って覆っていくように、どんどん広がっていく線が面白く美しい。

「空白のプロジェクト#3 – 大宇宙(うちゅう)の片隅」 (Soichiro MIHARA)

私が一番長く完全に足を止めたところ。てか、床にどっかり座り込んじゃいましたw
動くんです。苔玉が。ツボですツボ。

規則性があるわけでもなく、音もなく、厳かに、、、じっと眺めていると、所々でもそっと動き出してコロンと転がる。
そーっとだるまさんがころんだ。微生物で発電する微生物燃料電池だそうで、理論的には永久?

その傍らには
「折り紙ミューテーション」 (BCL)
一日目に大子で見たものと一緒のDNA折り紙。こちらの方が数も多く広い範囲に吊り下げられています。

「ケアとコントロールのための容器」 (オロン&イオナ&マイク)

ミツバチの孵化器と微生物の孵化器をアート化する試みで、その作業の映像がコマ送り動画として上映されてました。

「aPrayer まだ見ぬ つくられしものたちの慰霊」 (岩崎秀雄+metaPhorest)

和室に人工細胞と発酵微生物の慰霊空間が出現。人工的合成細胞と発酵文化についてのインタビューなどの映像もあり。

「ヴァイド・インフラ」 (ヴァイド・インフラ(ハッカソン))

廃棄しても分解されるエコなオブジェクトを納豆菌から生まれる素材で作る。
作り方のビデオと、実際にできたものが理科室風に展示されています。

正直ここはあまりにも学術的すぎてよくわからない(^^;)仕組みはわからなくても目で見て楽しめるわかりやすさのある苔玉に最後はまた戻り、苔と語らって移動。

最後に向かった水府地区松平町休耕地付近はポツンと離れており、ちょっと途中までの道が分かりにくかった。
もうちょい道案内が要所にあると良いのだけれど。。。

「ART ZOO」:サファリパークプロジェクト in 常陸太田 (井上信太)

ガイドブックには10月中旬になっていたんだけど、他のマップやHPにはそういう告知もなかったので行ってみたらあった!
田んぼが広がる坂道の途中にある、突き出したような平地がメイン会場。大自然の風景の中に2Dの多種動物たちがのんびりと遊ぶ。

そこだけではなく、よく見渡せば付近の民家の近くとか田んぼのあぜ道とか、森付近とか。あちこちに姿が見つけられるだろう。

竜神大吊橋の展示が10月中旬からのため、同方面のふるさとセンター 竜っちゃん乃湯も今回は見送りました。

しかし、アートという言葉にはいろいろなものが含まれるんだなあとつくづく感じさせられる今回のイベント。
次は晴れた休日にでも海方面を攻めに行きたい。

KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭 公式ガイドブック

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