道中見聞録:旅の記録や美術館、博物館、地域のイベント

KENPOKU ART 2016 常陸大宮エリア

03 関東国内茨城県

二日目は海方面に行こう!と思っていたのだけどあいにくの雨。
海側は屋外展示も結構あるし、やはり海との景色のコラボも考えたら晴れた日に行きたい。

と、いうわけで再び山方面。大子の手前常陸大宮付近を攻めることにしました。

まずは旧家和楽青少年の家へ向かう。
「反芻ー久慈川にて/The Sun Returning」 (マシュー・ジェンセン)

県北地域を流れる久慈川に反射する光を、様々な航空写真で映し出したもの。

「No.85」 (ワン・テユ)

吹き抜けの建物内に張り巡らされた半透明乳白色のバルーン。
薄い膜を通して見るだけで何か異次元の世界のような不思議な印象に。

中に入って歩き回ることができます。
バルーントランポリンみたく弾力があるのかと思ったら、ふわふわとまるで手応えがなく、進んでいく先を波がどんどん大きくうねるようです。
この不思議な感触は、実際に体験してみないとわからないと思う。

「ブラックフィールド」 (ザドック・ベン=デイヴィッド)

入り口から入るとまず、体育館の床一面に遠くまで広がる多種多様な植物のシルエットに驚かされました。
ビーチの白砂の上にとても繊細な切り絵が植えられているようで、これだけでも美しい

しかし、裏側へ回ると一転して個々の草花が鮮やかな色彩を持ち、華やかなお花畑が展開している。裏表で印象が全く変わる。

そして多分ほとんどの人が見逃すんじゃないかと思われるのが
「イレギュラー・テトラヘドロン」 (タワッシャイ・プンサワッ)
だってあまりにもガイドブックやHPのイメージ画像と違うんだもん(ーー;)支柱かと思った。駐車場入り口の角にあります。

この後、すぐ近くにある「家和楽」にて昼食。鮎の塩焼きはふわふわの白身に程よい塩加減で美味しかった。

お蕎麦はとても太くてコシが、、というより固めの田舎蕎麦。噛み応え抜群なそばが好きな人にはオススメ。

この地区の集合展示場である旧美和中学校へ。

「茨城インベントリウム」 (イザベル・デジュー)

様々な実験器具や標本など、理科実験室みたいな部屋がいくつもあります。

スライスした地元の野菜を観察するための望遠鏡は、教室の一番後ろから教壇まで2つのルーペを通して見るのだけど、焦点合わせるのが非常に難しい。

「KYO-ZO」 (津田翔平)

真っ暗闇の中手すりを頼りに進むと、スキャンするように赤いレーザーが飛び交う異空間へ誘われます。
中に入った人間もスキャンされているような気がしてきます。

「GREAT TEACHER」 (magma)

ファンキーな校長先生ロボットがバーコード頭パカパカさせながら大演説。

カオスな看板横目に2Fへあがります。

「コロイドディスプレイ」 (落合陽一)

ポスターにもなってるこれです!

シャボン膜を微細に」振動させて、その表面にネオンのように浮かび上がる蝶たち。
見える方向が結構限定されるので、左右、上下と色んな角度から見てみましょう。

「WOODSTOCK」 (magma)

1Fのロボ校長と同じmagma作品。床から天井、壁、調度品まで木の温もりで埋め尽くされた空間。

「だいちの星座 ―いばらきけんぽく座―」 (鈴木浩之+大木真人)

6つの市町で地球観測衛星が撮影する同日に、電波反射器や反射するものを身につけた人などが集まり、地上をあたかも星座のように見立てたプロジェクトの様子を写真や器具を使って展示していた。

『爆弾にリボン』の教室 (山本美希)

題名通りのセリフのない漫画作品の原画展示。

「Fly Me to the Earth」 (村上史明)

飛行機の形をした望遠鏡を覗くと、現実の風景に重なるように雲や現実にはないものが映し出される不思議なスコープ。上下左右ぐるぐるしながら覗き込んじゃいます。

屋上にも違うバージョンで山を望む望遠鏡があるのだが、曇天雨天だとちょっと映像との間に違和感が生じてしまう。

「Sound of TapBoard」 (Sound of TapBoard(ハッカソン)
米澤一平(タップダンサー)、佐藤ねじ(デザイナー)、水落大(プログラマー)、池澤あやか、中農稔(エンジニア)

台の上でタップを踏むと、動物とか選んで様々な音が出る。子供とか夢中になりそう。

そして、ここへ来たら絶対外せないものがあります!

CALAR.ink (ハッカソン)
チアキコハラ(芸術家)、只石快歩(建築家)、坪倉輝明(メディアアーティスト)、瓜田裕也(フロントエンジニア)、衛藤慧(webエンジニア)

定員が20〜25名くらいのようで、1幕が長いため1日何度も公演されないようです。
事前に時間を確認することと、予定時間早めに並びに行かないと見逃すかもしれません。

絵本➕影絵➕ライブアート➕光と音➕観客参加型という複合的な演出。

入場者全員に役割が割り振られ、入場時に出演者として登録し、劇場内を動き回ったり、探し回ったりもするので人数制限厳守のようです。

ここに来て見るのと見ないのは雲泥の差だと思う。(公演時間外はセットを通過見学のみの模様)
実はノーチェックで来てなんとなく並んだんだけど、すぐ後ろの人で切られたので危なかった。。。

この後、石沢地区空き店舗へ向かう。

「moon satellite」 (内海聖史)

月をイメージしたような黄色が迫ってくる空間を目一杯使った巨大な絵画。9列x4段のカンバスをつなげていた。

裏側には同じようなタッチだけどものカラーっぽい雪面と土面のような作品も。

この同じ建物内の奥の部屋に展示されているのが

「森の記憶」 (レ=トゥア・ティエン)

真っ黒に焦げた小枝が吊り下がってところによっては樹木の影も映し出す。ぼんやりとしたオレンジの光が山火事のようでもある。

向かいのゲームセンター内は 「ジョイ・センターの客」 (ミヒャエル・ボイトラー)

竹で組まれた籠のような骨組みには市松模様に障子が貼られている。
その真ん中には井戸のような屋根付きの構造物がある。

で、周囲が回転すると同時に真ん中もずれて回転するため、内部に入るとぐるぐると目が回って平衡感覚を失う。
構造物外の部屋には竿にたくさんの墨で絞り染したような布が大量に下がっていた。

最後は常陸大宮道の駅「かわプラザ」へ。

夕方の上雨で薄暗く川も濁流になってしまっているが、晴れて清流の時ならば久慈川が良い背景となって明るい楽しい気持ちになれそうだ。

旧浅川温泉が10月中旬からということで、同じ方面の森林の温泉もその時回ろうと。

コメント

タイトルとURLをコピーしました