道中見聞録:旅の記録や美術館、博物館、地域のイベント

日立:日鉱記念館と御岩神社

03 関東茨城県

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結構近所に、国内最強クラスのパワースポットとして有名なとこがあるよ。と聞いたので、11月末の休みに行ってみることにした。
常磐道の日立中央I.C.脇をすり抜けて山へ向かうのだが、この付近からは山の上に煙突が見える。
日立の人ならよく知ってる、これぞHITACHI及び日立市の創業の地である鉱山跡地の象徴の大煙突だ。

とはいえ、私は新参者なのでよく知らない。ちょうど向かう途中にその歴史を学べる「日鉱記念館」というのがあるので、寄ってみることにした。

なかなか立派な建物で、駐車場、入館ともに無料なのだが人気は少ない。まず本館へ。

まず、JX日鉱日石金属グループの歴史ということで、パネル展示や鉱物、立体模型などがある。
長屋が立ち並ぶ鉱山町から、だんだん多角的になって巨大企業に発展していくまでの歴史が学べる。

部屋の奥から地下へ降りて、模擬坑道がある。最初は手掘りでどんだけの時間と労力がかかったことか。。

小坂銅山や足尾銅山などもいったことがあるので、採掘の変遷はだいたい同じような感じなんだけどね。
ただ、足尾などは短いけどトロッコ乗っていどうしたり、実際使われてた坑道にそのまま入っていくわくわく感があったので、そのあたりが観光鉱山との違いなんだろうな。

中二階へあがると鉱山の暮らしぶりがわかります。娯楽施設もいろいろ昔はあったようで、レトロな映写機がかっこいい。

最上階は、日立の大煙突について。新田次郎の小説「ある町の高い煙突」のモデルにもなった日立市のシンボル。
1993年2月に老朽か倒壊して1/3まで折れてしまったので、現在はかなり狭い範囲からしか見えないけれど、当時は世界一の高さをほこり、山の上に155.7メートルの高さで建っていたためどこからでも大煙突が聳えるのが見えたという。
おもしろいのが手前の斜面にうねってる筒のようなものと低くて太い煙突も、失敗作の煙突だったということ。
大煙突建設の前に公害を考慮して試行錯誤した遺物で、「低いところで拡散させれば煙害が緩和されるのでは?」という考えから作られたが、やってみたら逆に地表付近に沈滞してより害がひどくなったとか(--;)通称「阿呆煙突」。まあ、先代の苦心がうかがえるエピソードです。

野外展示もいろいろあり、とてもかわいらしい電気機関車とか

創業者、久原房之助の住居とか(内部非公開)

大雄院製錬所を建てるときに巨木の「千年杉」を切り倒すことになったので、祟りがないよう鎮めを兼ねて作られた持仏堂「塵外堂」。もとは神戸屋敷にあったものを移築したそうな。

第一竪坑(立ち入り禁止)坑道への出入り口で、エレベーターのようなものがあった。

巻揚機室。そのロープの巻き上げ機が展示されているが、とにかくでかい!

鉱山資料館。さまざまな機材や鉱物標本が展示されている。スチームパンク的な機械仕掛け満載でついはぁはぁしてしまう。アートとしても美しい黒光りする機材たち。

思わず寄り道でじっくり見てしまったけど、なかなか見ごたえがあって整備されていて無料で見学者ほとんどいないのはもったいない!

ちょうど昼時になったので、近くの「奥日立きららの里」で昼飯にそば食べて、ついでに「わくわくスライダー」という全長1.2kmほどのボブスレーみたいなソリで滑るスライダーでひと滑り。結構スピー出て爽快でおもしろかった!!(またここで無駄足時間くってますが。。)

そして本日の本来の目的地「御岩神社(おいわじんじゃ)」に到着。

神社と呼ばれてますが、実は明治の神仏分離後も神仏ともに祀る唯一の社なのだそうな。
楼門手前のご神木の三本杉は、幹が3本にわかれ、この神木からも強いパワーを感じる人もいるそうです。

さあ、聖域に足を踏み入れますよ。創建もあやふやなほど古い霊山。御祭神数は188柱もおられるとか。

すぐそこまで車で来たのに、一気に静かで峻厳な雰囲気に変わる。樹木に覆われていきなり山中に迷い込んだようだ。

なぜかにゃんこの石像がたくさんあって気になったのだが、もしやおいなりさま??

静かに立ち並ぶ御仏たち。

頭が苔むした狛犬は独特の風格。

拝殿にお参りした後は、当然のごとく奥宮のかびれ神宮へ向かいました。とりあえず拝殿の裏側から道が続いてるようだ。
完全山道で、雨の後だとかなり足が滑るので、靴には注意したい。

しかも、想像以上に道は険しく、整備されていない狭く急な上り坂がこれでもかと続く。もう気温は低く肌寒い季節だというのに滝のような汗が流れ落ちる。
昔は修験道の道だったから険しいのだと納得していたが。。。。どうやら「裏参道」から登ってきたためのようです(苦笑)

拝殿向かって右が裏参道で、左からまわればゆるい表参道があることに帰りに気づきましたとさ。全然ちがったやん。。。

ともあれ、奥宮について一休みしてた時、細かい霧みたいな水蒸気のようなものが樹々の間からずっと降り注いでみえたので仰ぎ見ていたのだけど、どうやらそれは私にしか見えてなかったようで。。。

最初は霧雨かと思ったけど、確かに周囲は湿る気配もないし、でも何度仰ぎ見ても見えたんだよねえ。あれもパワーの一種だったのかな?
ひんやりした空気と静かにざわめく樹々が心地よくてずっといたかった。個人的には神木や拝殿よりもこの奥宮が一番パワーを感じられたように思います。

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