道中見聞録:旅の記録や美術館、博物館、地域のイベント

山形:鶴岡- 庄内藩校致道館・致道博物館

02 東北山形県

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酒田の後の当初の予定は、日本海に面した湯野浜温泉のはずれにある「加茂水族館」だった。まあ小さくてローカルな水族館だから2時間もあれば閉館時間までにまわれるだろうと。。。

ところがどっこ〜〜〜〜い!

行ってみて唖然としたが、建物の外まで入館できない人々の長蛇の列がうねうねと。あれ?こんなに大人気な水族館だったん??
雨がぱらついて凍える寒さのうえに、強風が叩きつけ脇の日本海も大荒れ。しかもこれじゃ入館する頃にゃ閉館間近になりそうだし入っても身動きできなそう(ーー;)明日の朝、開館前に来た方がいいんでない?

と、いうわけでくるりと踵を返して予定変更!明日の朝まわる予定だった鶴岡市内へ向かうことにした。

庄内藩校致道館。酒井家九代目藩主・忠徳公が創設した藩校です。江戸時代にどんな教育をしていたか知ることができます。
寺子屋といえば庶民の小規模な塾といった感じですが、藩校は主に藩士の子弟が学ぶ公的な性格を持った学校という位置づけかな?

内部は撮影禁止。どっしりと落ち着いた和風家屋のような造りで、いくつかの部屋に分かれている。

当時の教育と言えば、儒学の中でも「朱子学」が主流。その中で「徂徠学」を柱としたのは珍しいらしい。
このあたりの違いは私にはいまいちピンと来ないのだが、どうも朱子学とは相反する教えのようだ。

素晴らしいなと思ったのが、個々には得手不得手があることを認め、それゆえに個人の優れている面を伸ばすようにという教え。
右に倣えでとにかく詰め込み叩きこみで画一的ではないんだぁ。

年齢や習得年数で切り上げるのでもなく、実力主義で成績に応じて年齢にも関係なく上位の学問を目指して行かれる。ってことは、年少でも大学に行かれる代わりに万年小学生もでるわけか(笑)
やる気のある人間が、自主的にがんばれる制度。庶民の子でも成績優秀ならば入れたという。
現代でも参考になりそうですな。

そのまま隣接する鶴岡公園(鶴ヶ岡城跡)を散歩しながら逆側にある致道博物館に向かう。

鶴岡公園は桜の名所でもあるということで、仙台とも違ったこの寒さだからとちょっと期待もしてたのだけど。。。

見事にハザック!!(葉桜)ん〜〜残念。

公園内には、郷土人物資料展示施設となっている大正建時代のバロック様式の洋風建築「大宝館」や

生まれ故郷でもあり、数多くの作品に街並みも登場する「藤沢周平記念館」などもあります。

しかし最初に加茂水族館方面へ向かって時間をかなりとられてしまったため、ゆっくり見学する暇もなく先を急ぐ。
お、八重桜がまだ残ってた〜〜♪

急ぐと言いつつもうっかりいろいろなものに気を取られるので、「致道博物館」に到着した頃は閉館まで1時間ほどしかなかった(笑)
ここは庄内の建築遺産を移築した民俗村のようになっていると同時に、各建物がそれぞれテーマのある博物館になってます。(建物内部は撮影禁止)

入口入ってすぐのところに建つ「旧鶴岡警察署庁舎(国指定重要文化財)」
洋風と和風が融合した不思議な形。中は現在事務所となっているので見学できませんが、すぐ脇には赤門があります。

ちょっと似てる雰囲気の「旧西田川郡役所」(重要文化財)
内部は付近の縄文弥生時代の遺跡からの発掘物や、戊辰戦争の資料、明治時代のいろいろなものがあって、ついここでゆっくりと眺めて時間を食ってしまった。。

文久時代の酒井家のご隠殿の奥座敷からは、酒井氏庭園(国指定名勝)が眺められる。
建物内に展示されてる庄内竿がものすごいなが〜〜〜い。

古民家の「旧渋谷家住宅」(重要文化財)

農家なんですが、かなりおもしろい屋根の形をしていますね。豪雪地帯に適応した形式なんだそうですが、白川郷の合掌造りに似てるようで違う。

一見3階建てに見えますが、高窓がついていて内部は2階+狭い屋根裏部屋(三階?)になってました。農具や生活品が展示してあります。
囲炉裏の上が作業場と穀物を保管する場所になっていて、煙が登ってきて虫よけの役割を果たしていたんですねえ。

他にも蔵のなかに各種道具や民具、北前船など数多くの展示がありましたが、閉館時間となってしまい全部は見切れませんでした(;;)

本日のお宿は鶴岡駅からも徒歩圏内の「大和旅館」さん。

廊下にずらりと部屋が並んだ昔の下宿所みたいな雰囲気です。建物はかなり古いようで、壁がシミだらけだったりひび割れていたりで、なんともノスタルジー。
トイレは廊下にあって男女共有で、男子トイレの個室が女子が使える感じなので、入室中に誰か入ってきて用を足してると出られない(笑)

お風呂も男女共有で鍵もないので、スリッパを置いて入ってることを強調!
でも、ビジネスホテルの小さなユニットバスよりも、広々として手足を伸ばせるのは良い。(ビジネスホテル系も満室でとれなかったのだけど)

寝る時は座卓をどかして自分で敷く。そういやあ18切符の一人旅で名寄に宿泊した時も似た雰囲気だったなあと。
夕食はついてなかったので、駅前をぶらぶらして適当な居酒屋でいっぱいやりながら食べてきた。
部屋のTVは壊れていたようで電源が入らなかったので、早めに寝られました(笑)

綺麗なホテルや設備の整った温泉などに慣れてる女性にはちょっと厳しいかもしれないけれど、宿の方々は親切でアットホームな雰囲気でしたよ。
ここも体の不自由そうなおじいちゃんやおばあちゃんが一所懸命働いてて、結構高齢者の町なのかなあと。。。(訪れたとこがたまたまそういうとこだったのかもしれないがw)

朝はまたシンプルで昔ながらの朝ごはんが準備されました。開館前に水族館に行く予定だったので「7時」にお願いしたのですが、6:40には「ご飯できたよ〜〜」とお知らせが(はやっ!w)

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