観光２日目。１日ぐらいのんびりすれば良いものを、「密林の奥に潜む水中遺跡」というようなキャッチフレーズに釣られて、つい「ベンメリアとクバルスピアン１日観光」というオプションツアーを入れてしまった。
市内から離れているうえに時間もかかるので、なかなかいく機会もなさそうなところだったし。
郊外の村の間を通って行くので、昔ながらのカンボジアの庶民の暮らしが見られるのも楽しい。
この付近は、水道、ガス、電気などライフラインは一切通ってないということで、雨季に備えた高床式の家に、家の前には井戸、牛は数匹ずつというスタイル。家は木材や、葉っぱや、植物を編んだもので作られ、窓やドアもない家もある。
登り口にコテージがあったり、レンガや合板やスレート瓦などが使われているのは、裕福な家なのかな。。
簡素なおみやげ屋などがある駐車場に車を止めて、登山スタートだ！
事前に「夕日を見に行ったプノンバケンは丘だったけど、今度は山だから」と念を押されたが。。
[peg-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/–OK1pBa4nyM/V9luT2vHrfI/AAAAAAAAoCo/ZCkhaDjcwdUTXGgG7tFe8wvxSGVV79ANgCCo/s144-o/KbalSpean01.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/109425650485415836391/6330186645318062577#6330212038635662834″ caption=”クバルスピアン” type=”image” alt=”KbalSpean01.jpg” image_size=”3456×4608″ ]確かに（笑）
日本の整備された登山道やならされた山道とも違い、ほぼ自然そのまま。雨上がりなので滑りやすい泥道にも注意しつつ、ごろごろでっかい石が阻むのをよじのぼりながら、足場を確認しつつ進む。アドベンチャー気分が味わえます。
汗は噴きでるけれど、やはり街中に比べるとだいぶ涼しい。緑に囲まれた爽やかな空気を吸いながら、森林浴を楽しみすすむ。
メインの遺跡群は山の頂上のほうなので、ほぼ１５００ｍほどの登山だ。
この付近は遺跡に使われる石の採石場にもなっていたという話で、その名残も残っている。
まるでキノコ。下ばっかり掘ったのだろうか（笑）
[peg-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-kOUP-qC0vLk/V9luT3OXt7I/AAAAAAAAoCo/ecudw8sSG5wB_8ejp3em0kr5BqLCa4VIQCCo/s144-o/KbalSpean02.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/109425650485415836391/6330186645318062577#6330212038766737330″ caption=”クバルスピアン” type=”image” alt=”KbalSpean02.jpg” image_size=”4608×3456″ ]小川を渡り。。
[peg-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-wMhJ_PQUVyE/V9luT6S-A1I/AAAAAAAAoCo/QJj3wmUJAYcxv3Jut76DnveqerHWx1lYgCCo/s144-o/KbalSpean03.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/109425650485415836391/6330186645318062577#6330212039591330642″ caption=”クバルスピアン” type=”image” alt=”KbalSpean03.jpg” image_size=”3456×4608″ ]岩の間をすり抜け。。。
[peg-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-rpWqgIAQsnU/V9luT2uvdsI/AAAAAAAAoCo/xB4gL312uukk0SomKLYhArO8SkrJDfn8gCCo/s144-o/KbalSpean05.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/109425650485415836391/6330186645318062577#6330212038634075842″ caption=”クバルスピアン” type=”image” alt=”KbalSpean05.jpg” image_size=”3456×4608″ ]滝だああ〜〜〜〜！てってれて〜〜〜♪ 気分はインディジョーンズ。
[peg-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-h7qMZ5tEIe4/V9luT_HcK8I/AAAAAAAAoCo/XdckHrrlIboXdc9lo88499V-ZJV670eKQCCo/s144-o/KbalSpean06.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/109425650485415836391/6330186645318062577#6330212040885152706″ caption=”クバルスピアン” type=”image” alt=”KbalSpean06.jpg” image_size=”4608×3456″ ]ちょうど雨季のため、水流が多く迫力がありますが、乾季はほとんど水もなくなってしまうようです。
地元の方々かな？豪快にばっしゃばっしゃと水の恵みを楽しんでました。
この滝上からいよいよ遺跡がはじまります。滝の脇を登って行くと、まずアプサラ？のレリーフが岩の側面に。
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さらに登ると、シヴァ神と馬が。
[peg-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-LY4ASqAA3js/V9luTx8jcVI/AAAAAAAAoCo/_qnYFH7uIFkaB5xto3bvkCARIu_0lZF2wCCo/s144-o/KbalSpean10.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/109425650485415836391/6330186645318062577#6330212037349830994″ caption=”クバルスピアン” type=”image” alt=”KbalSpean10.jpg” image_size=”3264×2448″ ]そしてこの川の底一面に水中遺跡が！、、、て雨季の水量だとかなり隠れて見えないんじゃっ！！
[peg-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-21vzQ_uu_qA/V9luT_I_TSI/AAAAAAAAoCo/DJHW-8TAW1cEXTQjJ0eNlz1u3yHsYuJkwCCo/s144-o/KbalSpean11.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/109425650485415836391/6330186645318062577#6330212040891649314″ caption=”クバルスピアン” type=”image” alt=”KbalSpean11.jpg” image_size=”4608×3456″ ]とりあえず流れが緩やかな浅瀬で少し見ることができました。土が黄土なので、水が黄ばんでみえますな。
この小さなぽちぽちは「リンガ」（男根）を表しているそうで、水がこの無数のリンガの間を流れるうちに聖なる水になるという信仰によるそうな。
[peg-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-3Zhj_ezPYEE/V9luT6oGpJI/AAAAAAAAoHQ/h8lEIsn4sRUtDGEbnmf3VnMYGGf6HIJKACCo/s144-o/KbalSpean12.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/109425650485415836391/6330186645318062577#6330212039679976594″ caption=”クバルスピアン” type=”image” alt=”KbalSpean12.jpg” image_size=”4608×3456″ ]ところどころに四角く囲われたものがあるが、この囲いは「ヨニ」（女陰）を表している。こうした信仰は、日本を含めどこの国にもありますねえ。
[peg-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-leacLlGkvvk/V9luT3ewL5I/AAAAAAAAoCo/9CicT0hKzqMUihjKOBDU6_TPRh7FEvLBQCCo/s144-o/KbalSpean13.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/109425650485415836391/6330186645318062577#6330212038835449746″ caption=”クバルスピアン” type=”image” alt=”KbalSpean13.jpg” image_size=”4608×3456″ ]また、リンガ＝シヴァ神、ヨニはその后ドゥルガーの象徴でもあり、２つが一緒になることで繁栄や豊穣などにつながると。
川沿いにどんどん遡っていくと、岸壁にレリーフがでてきます。しつこいようですが、雨季なので半分水中に没していたり（＾＾；）
[peg-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-WL93LOGycmM/V9luT6hzcZI/AAAAAAAAoCo/mu2FlxZK0Iw89i6SzKfl7JeomOItr2TtgCCo/s144-o/KbalSpean14.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/109425650485415836391/6330186645318062577#6330212039653552530″ caption=”クバルスピアン” type=”image” alt=”KbalSpean14.jpg” image_size=”4608×3456″ ]真ん中がえぐれてますが、こういう部分は盗掘された部分の模様。綺麗な仏像などはこうしてえぐられて、裏の社会で他国に売られる模様。悲しい事ですね。
頂上付近には自然を利用した多数のレリーフが、こんな感じでかたまってます。
[peg-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-u3LMixzESTg/V9luT1HM5VI/AAAAAAAAoCo/BAMnVDCAupQiL6e48VOrnp-wxTKrl13YQCCo/s144-o/KbalSpean20.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/109425650485415836391/6330186645318062577#6330212038199797074″ caption=”クバルスピアン” type=”image” alt=”KbalSpean20.jpg” image_size=”3264×2448″ ]ヴィシュヌ神とブラフマー神
[peg-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-0FZ-2LAUljM/V9luTyDFcQI/AAAAAAAAoCo/9GThe0Ci5iUwiQUS84MxkNB6HJc3V3jpwCCo/s144-o/KbalSpean16.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/109425650485415836391/6330186645318062577#6330212037377224962″ caption=”クバルスピアン” type=”image” alt=”KbalSpean16.jpg” image_size=”3264×2448″ ]リンガリンガ〜〜♪
リンガリンガリンガ〜〜ァ♪ 不謹慎にもメロディーが頭の中で流れてしまう。（ーー；）
真ん中で横たわるヴィシュヌ神。実は、このレリーフは２００３年に盗掘の被害にあって、後に復元されたものなのです！なので、腰から上の部分がくっきりとちょっと新しい。
夜間は真っ暗で明かり一つない山奥だから、監視も難しいのでしょうね（；；）
一番上流にあるのがブラフマ神。岸辺に比較的近い川中にあったので、これははっきり見れました♪
[peg-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-gisrNXGZfr0/V9luT9xgd_I/AAAAAAAAoCo/QDwhyIK647MhvCKwyG7zcBHC2ohay4H0QCCo/s144-o/KbalSpean18.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/109425650485415836391/6330186645318062577#6330212040524724210″ caption=”クバルスピアン” type=”image” alt=”KbalSpean18.jpg” image_size=”3264×2448″ ]４０分くらい険しい山道をたどってきた割には意外とあっさり見終わってしまうのですが、途中の散策も含めてなかなかおもしろいツアーだと思います。
なにより一般的な平地の建造物とはちょっと趣が違うので、食傷気味にならないように間にはさむと、リフレッシュできてちょうどいい感じ。
帰り道、橋のすぐ下に大小いろんな種類の蝶が一箇所にかたまって羽を休めているところに遭遇。
麓までおりたら、行く途中のお弁当屋さんで受け取った、竹かご風のかわいらしいお弁当箱に入ったお昼をいただく。
お赤飯のおにぎりに、卵焼き、かぼちゃの煮つけなど、もろ日本人向けに作られた内容（笑）
食事中もTシャツやキーホルダー、スカーフなどを持った子供たちがわいわい売り込みにくるので落ち着けないんですけど（＾＾；）
迷った素振りをみせると一斉に群がってきますので、買う気がない場合は中途半端な態度は禁物。
彼らも生活がかかってるから必死なのです。
お昼を食べたら午後はベンメリア観光に出発です。