注意: この記事は最終更新から3年以上経過しています。情報が古い可能性があります。
いよいよ遺跡観光もここが最後、バンテアイスレイ(Banteay Srei =女の砦の意)です。
967年にラージェンドラヴァルマン王が着工して、その息子であるジャヤーヴァルマン5世が完成させたヒンドゥー教の寺院です。
行ってみておどろいたのが、多分近年できたのであろう、入り口が今までになく近代的な建物と広々とした駐車場。博物館とか都内の公園とかそんな雰囲気になっていて、おみやげストリートみたいのもできていた。
アンコールワット以上に観光化されちゃってる場所なのかと思いながら参道を進むと。。ふむ。普通に遺跡だった。

赤い砂岩を建築材に使っているので、全体的に赤い。
相変わらず解読不能なクメール文字の石碑が前に建っていた。

ひとしきり説明を受けた後、焦げたような黒ずみもある赤い入り口の門をくぐる。

頭上には、すっかりお馴染みとなったナーガがマカラ(伝説の海獣)の口から飛び出して鎌首をもたげていました。

柱の下の方にはちっこい簡素化されたガネーシャのような姿が。

こちらはガルーダかな?。柱の模様となってはまりこんでます

彫りが非常に深くて細かいレリーフ。まるで木彫りみたいだね。

サンスクリット文字の刻まれた門柱

参道の通路を抜けると、両側に濠のあるところに出て、その先に中心部がそびえているのが見えます。
おもしろいのがこの参道、奥に行くほど間口や高さが狭まって、遠近法の錯覚を利用して広く見せる技法を使っているんだそうで。観光客が多すぎて、通しでみるのは不可能な状況でしたが(^^;)

アンコール周辺でも、全体的にはかなり規模は小さめのようだ。
建物の数も多くはないけれど、ここはいたるところにぎっちりと彫り込まれたレリーフが見もの。
ヴィシュヌ神の妻、ラクシュミーが象の聖水で身を清めるの図。

中央祠堂周囲は立入禁止となっていました。しかし、柱にも破風にも壁にもいたるところに繊細な彫刻がされていて、建物自体がアートだね。


踊るシヴァ神


シヴァ神の瞑想の邪魔をして、カイラス山を揺さぶる魔王ラーヴァナと、逃げ惑う動物たち。
個人的にとっても気になる存在、三等身に近いシンハ。なんかかわゆい♡

よくみると、こちらもマカラにくわえられている(というか、吐き出されたところ?)。マカラって龍みたいだよね。

しかぁし、ここの一番の見所はシンハではないのだ!!(当然か?)
「東洋のモナリザ」と呼ばれるデヴァター神たち。
ただ、我々についたガイドの説明によると、「一番美しいデヴァターは中央祠堂の奥に眠っていて見れない。2番目、3番目なら見えるよ。」マジ???
とりあえずどれを美しいと思うかは、また個人的な主観もあろうから。。。



う〜〜んと、、、う〜〜んと、、、
やっぱりわたしゃシンハの方がいい!!!(ナーガもかわいいけど)


まあ、あくまでも個人の好みということで。。。
再び破風に刻まれたレリーフを見てみましょう。
「マハーバーラタ」より、ヴリンダーヴァンを襲う豪雨。

その上では、インドラ神が翼と複数の頭を持つ象アイラーヴァタにまたがって雨を降らせてます。

脇から見上げた中心部分。まんなかにかたまってますな。


塔の前で守護する像もいくつかの種類がありました。


「ラーマーヤナ」より猿の兄弟の王位争いの戦いに助太刀するラーマ王子。

これもなんか妙にコミカルでかわいいぞ!乗ってるのは翼と脚の感じからガルーダかしらん? ナーガもカートゥーンアニメにでも出てきそうだ。やはりマカラの口から吹き出してますね。
とりあえず自分が気になったものにカメラを向けるので、有名なものを撮ってなくて、あとで「これはなんだろ?」というものを撮ってることも多いです(笑)
職人さんが、仕事途中で折れたノミの刃が、そのまま残ってるというレリーフ。

全部見終わって、参道を駐車場へ向かう途中、どこからか水牛が登場!!ほんと目の前をうろついてます。

向こう側からみんな泳いで渡ってきたのだが、すぐに追い払われてました。もしや、、野良水牛なのかっ!?(笑)
ツノにからまった葉っぱが、まるで飾りのようです。


これで今回の遺跡観光はすべて終了。
お昼を食べて、オールドマーケットにお買い物に行きました。
その前に定番らしく、強制的に工芸品の工房見学と、クメール伝統織物研究所というところに立ち寄ったのですが、織物の方は雨季の浸水で工房自体が休業となっており、どちらもみやげものコーナーはそれなりに値が張ったので、見学だけ(^^;)

オールドマーケットはいろいろなお店がつらなっているのですが、一箇所でまとめ買いしたほうが、値引き交渉がしやすいという相方のアドバイスで、近くのだいたいなんでもありそうな店に絞りました。ここでもドルで問題なく通用する。

入った途端、店の少女ががぴったりくっついてきて、あれやこれやとすすめてくる。値札もないので言い値を一応聞きながら。。
でも、道端ほど強引ではなく、一応こちらが興味を示すものやチラリと見たもので、柄や種類のバリエーションをだしてくるから可愛い方だ。
簡単な片言の日本語もしゃべれるのだが、こちらもカタコトの現地語を何故か交えながら(爆)
ちなみに「高い」はクメール語で「タライ」なので似ている。後は、トム=大きい、トーイ=小さいを覚えておけば、充分!あと覚えてたのは、オークン=ありがとうだけだったし(ーー;)

商品選びのあとの会計は、、、、交渉人、相方の登場だw
中国で2年暮らしていたおかげで、そういう場所の駆け引きは慣れている模様。
一個一個の値段はとりあえず無視して、会計時の合計額そのものを交渉する。
ひとつ勉強になったぞ。
実はレジには少女のおやじさんがいるのだが、横で見ているだけで口はまったく聞かない。あくまで販売は少女の役目のようだ。
あちらが電卓で叩いてみせたものを受け取って、勝手に修正して返す。
最初はあちらもふっかけてくるので、こちらも逆ふっかけの金額を提示。
少女がそりゃ無理無理と首を振り、ちょっと下げた値段を叩き返す。
こちらも先程よりは色をつけた金額を提示する。
そんなことの繰り返しで折り合いをつけるのだが、相方も結構粘るので、時折少女がおやじさんの顔色を伺うが、納得してない様子で首を横に振る。
しまいには、相方よりは私のほうが優しそうだと思ったのか、私の方に救いを求める表情で電卓を提示する。
にっこり笑って、、、微妙〜〜に色をつけて返してあげる。(鬼か!)
少女が親父さんの顔色を伺いながら情けない顔になる。
他の人がみんな買い物が終わって、帰る時間も迫っていたので、いつまでも交渉に時間をかけられなくなり、結局最後は捨て値に近い安いものをおまけにしてもらうことで手を打ったようだ。
最終的にはそんなに極端に値引きさせたわけではないので、少女もおやじさんに怒られることもないだろう。
あとはホテルに戻ってシャワーを浴びて、着替えて荷物をまとめ、迎えが来るまでの時間、使う時間のなかったサービスのアフタヌーンティーセットをいただく。

帰りもまたバンコク経由で待ち時間が長かったので、空港内のフットマッサージでほぐしてもらい、千歳空港ー仙台空港へと乗り継いで帰ってきたのでした。
と、いうわけで、最後にまとめの章を書いて今回の世界遺産をめぐるカンボジア旅行のブログは終わりにしたいと思います。





コメント