2日目。
午前中に蔦七沼の散策をした後に、ちょっと足を伸ばして青森市内の特別史跡「三内丸山遺跡」を見に行きました。
青森方面を訪れたときに看板をよく目にして、気になっていたところです。古代遺跡とかもロマンがあって惹かれるじゃないですか(^^)

八甲田山付近にある蔦温泉からはちょっと遠いのですが、山奥から急に街中へ飛び出してきて、なんとも不思議な感じ。
仙台近郊にもいくつか古代遺跡があるので、そんな素朴な雰囲気をイメージしていたけれど、近代的な設備にびっくり。
まるで美術館のような、とても綺麗な建物でした。

しかも、ここ、、、なんと見学無料なんですよ!!これだけの設備でなんと太っ腹なんでしょう。
中庭を取り巻くように、ぐるりとガラス張りの円形になって建物があります。
この中には、ミニシアター、食堂、みやげもの屋、出土品の展示やパネル展示などがある博物館、体験工房などがあります。
まずは、そもそもここはどんなところか学ぶためにミニシアターに行く。
15分と5分の2つの上映が時間差で交互にあったので、両方見たのですが。。。えー、ショートプログラムの方は、単に15分の方のショートカット版だったので、長い方ひとつ見ておけばよかったんだなと(笑)
で、まずは内部にある展示室から見ていく。土器や土偶や様々な道具もあり

お、シアターで紹介されていた土偶がある!実はこの時代の土偶たちは結構手のひらサイズの小さなものが多いのだけれど、これは32cmと大きめ。
土偶といえば豊穣と繁栄のシンボルとも言われ、子供を産む女性の形であることが多い。
地域や時代でも多様性があるのだけれど、この付近で出土した他のものを見ても、なぜか口を大きく開けて目を見開いたようなのが多いですな。

縄文時代といえば、確かに土器の幾何学模様自体がアートではあるが、まあ、縄目で模様をつける程度であとは粘土こねたり、石を磨いたりぶつけたりして道具を作るぐらいのたいした技術もなかった。。と思いがちだったが

「縄文ポシェット」
なんと、この当時から植物を編みあげてバッグを作る技術もすでにあった!!やるじゃないか縄文人。
広々とした館内には、当時の様子を再現した人形とともに、この時代のさまざまな暮らしの様子を伝える出土品が展示されています。

おなじみの鏃とか。いろいろな大きさや素材があるね。

後で実物を見ることになるのだが、何世代にもわたって、繰り返し土器や使用済みの土が捨てられ続けたゴミ捨て場は地層になっていて、「盛土」と呼ばれる。
それの表面をひっぺがしてきたもの。すごい技術だね(^^)

これはとっても珍しいらしい。
土器の破片に人間の形が掘りこまれてますが、元々この時代は模様といえば縄目で人間は土偶、動物たちもそういう形状を真似たものがほとんどで、こうした線画自体が珍しい。
しかも人間を描くというのはさらに珍しいもので、何か装束のようなものを着けて道具を持って踊っているように見える。古代のシャーマンを描いたものではないか?と、出土時には各新聞にとりあげられて話題にもなったらしい。

ひととおり見て回ったところで、いよいよ外に飛び出して、野外展示にレッツゴーー!
高台のほうから見下ろすと、「うおっ!結構広い」



今まで見てきた遺跡と比べてもかなり広い空間ですが、これでもまだまだ一部。実際には東京ドーム7つ分の広さはあるとか。
時代が下れば「みちのく」などと呼ばれ、辺境の地扱いもされてきましたが、海の幸、山の幸両方に恵まれて海運も発達して貿易も行っていたという、当時はかなり最先端の一大集落だった模様です。
かなり住みやすかったと見えて、何世代にもわたってここで多くの人々が暮らしていた痕跡が残っています。
三内丸山遺跡のシンボル的な存在といえばこれ

どどーーーん!
巨大なタワー。柱の太さや深さ、穴の間隔などから再現したものらしいですが、未だ何のためにこのような巨大なものが作られたかは定かではないということ。

実際の発掘跡はシェルターの中で大事に保存されていて、そのすぐ横に復元されています。
柱の材質は栗の木で、いろいろなものに栗の木が使用されていたり、食べた跡もあったりで、栗の木を栽培していたのではないかという説が。
縄文=狩猟、弥生=農耕というようにはっきり区分できるものではないようですね。

背後に大きな農家のような建物がみえますが、これも竪穴式住居!?
こんな大型の長屋のようなものを作る建築技術ももっていたということか。。。

そして外には。。。高床式倉庫!?
弥生時代からの発明という風に覚えてきたけど、ここは本当に今までの常識をくつがえすようなものばかりでびっくりだ。

竪穴式住居と一口に言っても、材質や形もさまざまなものがある。

中に入れるものもあります。見かけよりは広いが、入口はかなり狭くて低い。そしてひんやりと涼しい。

さっき中ではがしてきた跡を見た「南盛土」の実際の断面。中を通ることはできませんが、柵越しに見ることができます。
それぞれの保存用建物は、乾燥させないため湿度も温度も高いので息苦しいが(^^;)

舗装された道路の跡もみつかったり、この地方には存在しないものが多数みつかったりと、日本の古代文明も意外と進んでたじゃないか!と驚きと発見があるおもしろい遺跡ですよ〜〜〜。
また一般書店では売ってなさそうなマニアックな書籍を買ってきてしまった。






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コメント
おおーこれはすごい夏休みレポートですね!!
って、夏休みはないか・・・(笑)
写真撮影もできるうえ、見学無料!!(^o^)
すごいですね!
みたところ、人の気がない・・・(^-^;)
こんなに素晴らしいとこだから、外国人向け東北旅行ツアーにしたらいい場所ですよね。
相方の夏休みでございましたw。
せっかく山奥の温泉行っても、のんびりする時間も少なく遊びまわってしまいました(^^;)
東北は結構おもしろいところもたくさんあるんですが、交通不便なせいか結構空いてるんですよねえ。
都内にこんなのあったら、人がわさわさいそうなんだけどw
浅草や京都なども確かに日本らしい文化ですが、日本の自然を満喫するツアーなんかもあって良い気がしますねえ。