さて、引っ越して来た家のめっちゃ近くに話題の「コルテオ」の会場があることが判明し、こりゃいかねばならんだろうと。
過去にも「サルティンバンコ」や「ドラリオン」などでも話題となった、シルク・ドゥ・ソレイユがお祭りのパレードをイメージした葬式のショー??
、福岡、大阪、名古屋、原宿とまわってきて、この仙台が日本公演の最終(最北端w)のようだ。6月からの公演予定がロシアの周遊となっていた。
(それぞれのリンク先に動画あり)
仙台会場は、ものすごい殺風景な、開発途上地のようなとこに、でっかいテントができてましたよ~。
ハラッパ~ハラッパ~~♪ ハラッパッパ~ヤ~♪
てくてく、、、、雨が降ってるのがなんともだけど、そんな世界的なショーに、自宅から歩いて行かれるってのがすごい!(笑)
[peg-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-ov8-tnH0XK8/V_RRCBU12hI/AAAAAAAAtVs/lbXD7AwzzuIZ56oECu5FmnsHgnHeBUmHACCo/s144-o/t02200165_0500037510566031635.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/109425650485415836391/5744267625183463089#6337779670774569490″ caption=”2010/5 コルテオ” type=”image” alt=”t02200165_0500037510566031635.jpg” image_size=”220×165″ ]近いおかげで、ほんと開演のぎりぎり近くに行きました。
そのせいか周辺もそんな混雑はしてなかったんだけど、座席はほぼ満席だった模様。
ダイハツがメインスポンサーのためか、エントランスホールにはどどーんと、コルテオ仕様のあの車が。。。
[peg-image src=”https://lh3.googleusercontent.com/-LtpMm0xRX9M/V_RRCA64k-I/AAAAAAAAtVs/b3T7DFt6aIcDIxiphAxEUzSkv8TndgnoQCCo/s144-o/t02200165_0500037510566042090.jpg” href=”https://picasaweb.google.com/109425650485415836391/5744267625183463089#6337779670665696226″ caption=”2010/5 コルテオ” type=”image” alt=”t02200165_0500037510566042090.jpg” image_size=”220×165″ ]売ってるのかっ!?(笑)
会場内へは飲食物の持ち込み不可で、中の売店で販売されてるもののみOK。だが、さすがにかなりのお値段だ。
ポップコーン1つ1000円なり(ーー;)。うーむ、おそらくこのボックスが800円という内訳だろうと予測。
さて、ステージ内部は撮影禁止のため、写真はここまで。
中央が円形ステージのため、両側に伸びる楽屋通路で会場内は分断されてます。
今回の演出の特徴のひとつに「薄い半透明な幕をおろして、幻想的な情景を透かし見る」という試みがあったのですが。。。
私の席は楽屋通路の近く、ステージに対して80度近い方向。半透明の幕のひだが重なって、反対方向半分近くが不透明になって見えないやんけ~~~~!(;;)
まぁ、実は相方の勤務先も協賛に入ってたらしく、団体でチケットをおさえてむっちゃ格安で見られたから文句を言う筋合いではないんだが(^^;)
相変わらず下調べもろくにしなかったが、TVCMなどでばんばん流れていたので、なんかすごいサーカスみたいなもん? という感覚で「パラッパラッパラッパラッ パララッパ パララー♪」と妙に頭につくフレーズを口ずさみながら。。。
んが、序盤はまるでミュージカル。
ゴシック風な衣装を着た、老若男女がたくさん出て来て、何やら騒いだり嘆いたりしてストーリーを形作ってるようだが、、日本語じゃないので言葉がよくわからん(ーー;)なんとなぁく、誰かが死にかけてるのかな?という雰囲気だけはつかめた!
天使が頭上から舞い降りて来て、手が届きそうで届かない。あー死にそうで、なかなか死なないという感じがもどかしいっ!
ようやく天に召され(?)天使の一員となった主人公が初めての飛び方の練習を。。。って「コルテオ」ってなんじゃ?
と、思った頃に大パフォーマンスが始まる。
天井から下がって来た巨大なシャンデリアにぶら下がり、揺らし、空中ブランコのように華麗に舞い踊る。「身軽」とか「しなやか」といった次元をはるかに超えて「これは何事が起こっているのか??」という、人間業とは思えない動きをする。
クラシックバレエを思わせる、男女ペアの力強く、均整のとれたダンス。
よくはずむベッドの上で、パジャマ姿で繰り広げられる軽快なジャンプは、子供心をくすぐって楽しそう。
1本の高い”はしご”を支えも無く走り登っては逆から降りる。竹馬のごとくはしごで歩き、ジャンプする。
幻想的な綱渡りでは、普通に立っていても支えきれないほどのフープを空中でまわし
ジャグリングでは息のぴったり合った4人の手の内を、きらめくリングが飛び交う。
シーソーでは力強く踏み込む板に、双方どんどん高く舞い上がり、空中2回転まで披露する。
巨大な操り人形の装置で踊らされるマリオネットの動きは、まさに人形そのもの。ぐしゃっとつぶれる感じがまた無機質で。。
クリスタル・グラスとチベタン・ボールによるコンサートは幻想的響き、自在にメロディーを奏でる口笛が絡む。
合間合間にクラウンによる喜劇やパレードも入り込み、盛りだくさんの充実した内容です。
特に印象的だったのが、まず「ヘリウムダンス」
ちっちゃな女の子が、巨大なバルーンの気球みたいのに乗って、会場内を浮遊散歩する。
風船の打ち合いみたいな感じで、ボヨ~~ンと打ち上げてしばらくすると、ゆっくり下がってきちゃうのよね(^^;)
だから、それを会場のお客さんたちが、下からボヨ~~ンとまた空中に送り出して移動して行くんだけど、カタコトで「オシテーー」「タシケテーー」など高音で叫んでいるのがめっちゃかわいい。
「ボーカル・エアリアル・シルク」 は一人の女性の演技ですが、天井から下がった2本の布を手や足に巻き付けて、空中へ舞い上がったり優雅にしなやかに唱いながら踊る。命綱なんてものはなく、ほんとくるりとその布を手首や足首にまきつけただけというのがすごい! ほどけばかなりのスピードでストンと落ちてくるのでハラハラします。
「パラダイス」もはずせないでしょう! トランポリンと、船のようなマストが備え付けられたステージで、軽やかにトランポリンで高く舞い上がりつつ、空中で受け止められ、放り投げられ、次々飛び移って行く様は、人間空中ブランコ!
かなりの高さもあり、振り子のように複数の人間が空中を同時に行き交う様は迫力満点で目が離せません。
相方が結構気に入ってたのが「シル・ホイール」。巨大な銀色のフープの中に人間が入って、自由自在に転がり、走り回り、横だけではなく、地面とほぼ水平になりながら動いたりもするのだ! 互いに交差しながらまわる様はメリーゴーランドのよう。
そうそう、このステージ自体が回転するんですよ。床にもしかけがあって、穴があいたり、そこから何かが出て来たり(笑) あと、「チキン」がやたらと空から降ってきたな(ーー;)
ラストの「ツアーニク」は、立方体に組まれた鉄棒のジャングルを、なんと8人同時にぎりぎりの間隙で前後左右にぐりんぐりん回転しながら飛び交うダイナミックなパフォーマンス。勢いもついてるから、ほんの1秒ずれたらどっかんといきそうな繊細な技です。
お互いよっぽど信じ合ってチームワークができてなければ無理なんだろな。。。
この中には、「コルテオ」の中で唯一の日本人パフォーマーに選ばれた奥沢秀人さんも加わっています。
いやぁ、長いと思ったらあっという間の約2時間30分でした。いい刺激をもらったよ!!
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