マカオ 2010年 – 世界遺産編

アジア中国海外

年末からずっと、また中国の広州へ行ってました。
広州市内はもうだいたい見て回ったので、今回はちょこっと足を伸ばしてマカオへ。

各主要ホテル前から直行便のバスが出ていて2時間ほどで国境まで運んでくれるので便利です。
途中のトイレ休憩のパーキング(ガソリンスタンド主体)で、人々が殺到してるところを覗いてみたら、おやつの「豆腐花」の屋台がでていた。

う〜〜ん、、デザートというよりモロ豆腐そのものです!(笑)甘い蜜がちょこっとかかってる感じで、下に溜まるので合わせて食べないと味がないよ!

中国は旧暦なので正月は2月。
だから普通の週末とかわらないはず〜〜♪と1/1に行ってみたのですが、1日だけは休みのせいか、国境には中国からの観光客がえらいたくさん押し寄せてきました(ーー;)

知名度は低いかもしれないけれど、マカオはさほど大きくない都市の中に、なんと30個もの世界遺産が密集している地域なんです。
世界遺産フェチとしては一度は見ておかねば(笑)

まあ、そんなすごく古い遺跡とかがあるわけではないのだけれど、ポルトガルの文化と共存していた街並がその中心です。
まずはマカオの街の中枢にある「セナド広場」へ。

本来はポルトガルの石畳も見所なんだけど、人が多すぎて、まともに下が見えやしない(ーー;)。周辺の建物もここは中国らしくはないですよね。

昼時ということで、広場の近くにあるポルトガル料理の有名店「プラタオ(九如坊葡國餐廳)」で昼食。

お値段は結構高めなんだけど、人気で待つ人が絶えません。
ダックライスは正直ふ〜〜ん、こんなもんかといった感じで、スパイシーチキンの方がおいしかった。

店の前の坂道をあがって「大堂広場」へぬける。実はここも世界遺産のひとつだったのだが、細かくチェックしないとどれがそうなんだかわからないよっ!(笑)
広場の脇には、いかにもわかりやすくどどーんと「大堂(カテドラル)」

教会ですが、中にも普通に入れます。純白で正面祭壇場にはステンドグラス。

町中の路地にも異国情緒満点なスポットがあったりします。

1本向こう側の路地を下ってくると、真ん中あたりに「盧家屋敷」。
貿易商で富豪の盧さんの家ですな。ポルトガルムードの中でいかにも中国風な異彩を放っています。

柱や壁等の細かい彫刻や装飾が見事です。

「聖ドミニコ広場」「聖ドミニコ教会」を気づかぬままに素通りし(笑)、人ごみをかき分けるようにして「聖ポール天主堂跡」へ。

とっても大きな教会の跡で、現在建物の一部で残っているのはこの壁の一面のみ。
裏からまわって2F部分へ登れるようになっているのですが、この壁の厚さがまた半端じゃない。

元々高台にあるため、眼下にはこれまた世界遺産である「イエズス会記念広場」が見下ろせます。人は多いし天気は悪いですな(ーー;)

奥にある納骨堂は、地下部分から天井まで、人骨が何段にもなった透明なタンスのように縦に並んでいて、なかなか不気味。

この2F部分へあがる階段から、塀を挟んで「ナーチャ廟」が見下ろせるのですが、その時は「なんか道教寺院みたいのがあるな〜」と眺めていて、世界遺産であることに気づきませんでした(^^;)

しかし本当人多いな〜〜〜。

天主堂正面へ向かって右手の高台を登って行くと、「マカオ博物館」と「モンテの砦」があります。

たくさんの砲台がずら〜〜と並んでいて、マカオの街が見下ろせます。
みんな思い思いの砲台を確保して記念写真を撮りまくってました。正面に見えるのがランドマーク的な存在のカジノ「リスボア」。

とにかくあまりにも世界遺産が多すぎて見きれないので、どんどんすすみます。

一度したまで下って、さらに北に進むと「聖アントニオ教会」。外観は結構地味で通り過ぎそう。ちょうど結婚式が終わった直後で花嫁花婿が仲間に囲まれてわいわいしてました。

中はこぶりですが、シャンデリアがかなり低く垂れ下がってます。天井に無駄な装飾もなく、ステンドグラスもない清楚な雰囲気。
壁の一カ所に古そうな壁画が残っていました。

よーく見ると、悪魔らしきものと共に。。。ん?なんか天使が妙だぞ?

こんな鳥みたいな天使はじめてみました!。細かいところ見てくとなかなかおもしろいですねぇ。あ、このろうそくも電飾だな(笑)

さらに北へすすむと「カモンエス広場」を通って「カモンエス公園」へ。
なかなか広い公園になっており緑も多い。なんだか巨石を組み合わせたものも数多く見受けられる。世界遺産なのは入り口付近の広場なわけだけど。

実は「カーザ庭園」と間違えて迷い込んだのだけれども、実際の「カーザ庭園」は公園の入り口のすぐ脇にあって、はいれないように入り口が閉ざされてました(ーー;)
だからわかりにくかったんだよ。。。

ポルトガルの豪商の邸宅だったのを、英国東インド会社が本部として使っていたらしい。

すぐ脇のアーチをくぐり抜けると「プロテスタント墓地」
こじんまりとした教会の裏手に、一個一個は大きいけれども数の少ない墓石が並びます。夜来るとちょっと怖いかも。。

この後、ちょいと道を間違えて、裏通りに紛れ込んでしまった。
貧しそうな小さな家がひしめき合い、身体の一部が欠如している人たちがうろうろしてたり、ちょっと怖かったです。気をつけましょう。
華やかな世界のほんの1本裏側の通りでまったく違う世界が見え隠れしてますね。

かなり歩き疲れたので、マカオ昼の部は終了。

まだまだ見きれないところもいろいろあるけれど、次は夜のマカオを見てみましょう。

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