<8日目> 9/10(木)
06:24 稚内発 宗谷本線 音威子府行き
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08:40 音威子府着
09:20 音威子府発 宗谷本線 名寄行き
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10:21 名寄着
11:06 名寄発 宗谷本線 旭川行き
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12:55 旭川着
17:38 旭川発 函館本線 岩見沢行き
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19:17 岩見沢着
19:35 岩見沢発 室蘭本線 苫小牧行き
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20:59 苫小牧着
JR苫小牧駅よりタクシーで10分
苫小牧フェリーターミナル
<シルバーフェリー>
べが 苫小牧 24:00 八戸 翌日07:30
(船中泊)
さて、日付で気づく人もいるかもしれないが、青春18切符の期限が本日で切れる。なんとしても本土までは行き着かねばならぬ!
朝、稚内の駅に別れを告げ
車窓から見える最後の利尻富士を目に焼き付け
ひたすら鈍行で南下の旅がはじまる。
車窓から見える沼はキャンプ場もあるという兜沼。
宗谷本線は無人駅が多く、駅舎もユニークだ。一番多いのが、古い車両をそのまま利用したこのタイプ。
ここ「下沼」を起点として、沼の周囲にサロベツ原野が広がっており、この湿原一帯に動植物が多数棲息するという。今回途中下車が許されないタイムスケジュールだったが、気になるポイントのひとつだ。近くの幌延には「トナカイ牧場」もあるらしい。
駅舎のなかには、まるで民家のようなものもある。
小屋?
某エレキバンで有名になってしまった「ぴっぷ駅」なぜかドピンクです(ーー;)
この路線上で「抜海」は、冬場になるとたくさんのアザラシたちが押し寄せてくるらしい。
「豊富」にある温泉はかなり特殊で旅人にも人気があるんだけれど、地元の人が言うにも「ここの温泉は効く」らしい。今度行ってみたいな。湯量も豊富??
のんびりと農村の風景をながめつつ列車は走る。
で、ある田畑のところで、なんか茶色い猫みたいのがあぜ道にうずくまってるな〜〜と思ってじーと見てたんですが。。。
猫じゃない。あれって鷲じゃあないかっ!
まさか樹上じゃないそんなとこにいるとは思わないじゃないですか。カメラを起動する間もなく過ぎ去ってしまったが、あきらかにでかいワシでした。鈍行だからこそじっくり観察できるおもしろさですね。
行きにも通過待ちをした音威子府駅で、また長い停車時間。行きにはすぐそこに鹿が現れたんだよね。
ここの駅ソバが食べたかったけど、やはり閉まっている。この話題が桃岩荘でもでたんだけど、やはり「電車が通る時間には開いていない駅ソバ」ということで有名らしい(笑)
しょうがないので改札を出て、周囲をぶらぶら。
近くに「道の駅」もあったんだけど、やはり施設は開いてない。そこで、なんかないかとさらに歩いて行ったら開いている商店を発見したので食い物はないかと入ってみた。
「今月はこれだ!」
となにやら黄色いポップに力強く書いてある特売品に目を引かれ、シュークリームやお菓子やジュースなどを買い込んで列車に戻る。
しかし、宗谷本線の中はやけに暑い。もしかして暖房はいってるんじゃないか??
次は行きに泊まった名寄でまたしばしの停車。
この時点で10:30を過ぎてたので、もう店も開いてるだろうと改札を出て町中散策。
。。。んが、この時間でもアーケードは固くシャッターを閉めた店がほとんどであった。
最近閉鎖した店なんかもあったりして、やはり人口の流出によってさびれてきてしまっているようだ。
名寄は「タコ寿司弁当」が名物ということで楽しみにしてたのだが、駅の売店は3つぐらいしか弁当自体もなくて見当たらない。
町中に「駅弁」と大きく書かれたビルが見えたので訪ねて行ったが閉まってたし(ーー;)
本日の行程で一番時間があくのが「旭川駅」であった。
とはいえ、旭山動物園に行くには移動時間を含めたら微妙な時間になってしまうので、なんとかもっと時間を作れないかと列車の中であれこれと時刻表を引き直していたのだけれど、やはり「旭川ー岩見沢」の間がネックになってしまいどうにも動かせない。
困った困ったどうしようと言ってる間に旭川駅着。
到着とともに全荷物背負ったまま、バス発着所へ走り出してました(笑)
結局荷物を背負ったまま、また旭山動物園へ行ってしまいましたよ。重いってぇの(ーー;)
と、いうことで、旭山動物園に関してはこの次の記事で6日分の写真と合わせて紹介します。
動物園から戻って、まだもうちょっと時間があったので、こないだと別の店で旭川ラーメンをまた食べて行こう!と思った。
時間との兼ね合いもあって、比較的駅からも近くて有名店でもある「山頭火 旭川本店」へ。
定番の代表ラーメンを食べようかと思ったところへ目に飛び込んで来た「限定」の文字。
「とろみ醤油」を頼んでしまいました。ややこってり目。
中途半端な時間帯のせいか客はほとんどいなくて、カウンターでのんびりと食べれました。
まあ東京にも店舗はあるわけですが、やはり本店という言葉は強い魅力を感じる。
店をでてふと見たら、いま雨が降ったわけでもないのに短いけどぶっとい虹が!
そんなこんなで、後は夜遅くまでひたすら電車を乗り継いで、苫小牧の港を後にしたのでした。
(つづく)