まもなく期限が切れるという8月末、ふいに思い立って久々に青春18切符で旅にでよう!と。
その時点では、当初西方面へ行くつもりだったのが「ムーンライトながら」が期限いっぱい満席だったのであきらめ、かわりに「ムーンライトえちご」なら空いてたのでとりあえず18切符とともにおさえたのが8/31。つまり発売最終日ですな(笑)どしゃぶりだったよ。。。(ーー;)
おさえてから、さあ、どこに行こう?という適当さで、どうせ北に向かうなら北海道までいっちゃえ〜〜!
どうせならいったことないとこがいいな。どうせならはじっこまで行きたいな。稚内は最北端の地域だな。なんかあるかな?およ、礼文と利尻があるじゃないか。せっかくだからいっちゃえ〜〜〜!
と、まあ計画性もくそもない思いつきだけで(ーー;)。
ただ、ばばっと時刻表をみたらなんせ電車の本数が異様に少ない!
とりあえず移動手段だけはきっちりおさえて、あとはなるようになれとそんなひとり旅。
<1日目>9/3(木)
23:10 新宿発 ムーンライト越後 (日付の変更ポイント高崎まで先に切符購入)
| (車中泊)
<2日目>9/4(金)
04:51 新潟着
04:54 新潟発 白新線 快速村上行き
|
05:50 村上着
05:56 村上発 羽越本線 酒田行き
|
08:18 酒田着(滞在 1時間20分)
09:38 酒田発 羽越本線 秋田行き
|
11:31 秋田着(滞在 1時間40分)
13:12 秋田発 奥羽本線 青森行き
|
17:10 青森着
17:20 青森発 八戸行き
|
19:00 八戸着 (滞在1時間)
20:14 八戸発 八戸線 鮫行きなど
|
20:30 本八戸着
20:39 北口<本八戸発 南部バス 埠頭経由シルバー病院行き >280円
|
20:54 八戸港着
<シルバーフェリー>
フェリーはちのへ 八戸 22:00発 苫小牧 翌日07:00着
| (船中泊)
実際問題として、八戸に向かうならば太平洋側から行った方が近いのだが、盛岡から八戸の間が現在JRから離れた第3セクターとなってしまうので18切符が使えないのだ。
だからこんなまわりくどい遠回りをしている。
こういう行き方だと普通青森から函館に渡るのが一般的なんだけど、電車だとその日のうちに北海道に渡ることが時刻表的に無理があり(特急はまなすを使えばいいんだけど高い)、函館フェリーで渡ると、翌日からの移動に時間がかかり、苫小牧から登って行った方が時間のロスが少ないように思えたから。でも、こういう行き方する人あんまいないだろうなあ(^^;)
まずは新宿から「えちご」に乗って出発。高崎から乗り込んだ方が、実は日付変更までの料金が安くあがるんだけど、そこは大人ということで楽なほうを(笑)
早朝新潟について、「白新線」「羽越本線」と乗り継いで酒田まで行きました。
進行方向左側に座った方が日本海側になるので眺めがいいんだけど、とにかくトンネルが多いな。
酒田で次の乗り継ぎまで1時間20分ほどあくので、本間美術館でも、、、と思ったが、8時じゃまだ開いてないよっ!
喫茶店か銭湯がないか駅前をうろついてみたけれど、そもそも街がまだ寝静まっていました(ーー;)
しょうがないので駅に隣接しているおみやげ屋さんをぶらぶらと。
名産品やお菓子、コーヒーなどもあり、その場で食べられるように椅子やテーブルもあります。
もぐもぐしながら次の予定を考えてみたり。
そう、電車時間はおさえてあるけど、ついてからの行動をまったく考えてないんですよね。そこに着いてから考える(笑)
このおみやげ屋さんの奥にただひとつ、スーパートイレがある!
中は大きな鏡にソファまでついているきれいな広い個室になっており、トイレの中でくつろいだり着替えたりもできちゃうのだ。ま、一つしかないので他の方のことも考えて占領しないよーに。。。
再び羽越本線に乗り込んで秋田へ。ここでも1時間40分くらい時間ができる。
地図をみたら歩いていかれそうなところに「久保田城跡」というのがあったので、行ってみることに。関ヶ原の合戦の後、佐竹義宣が転封されて築いた城です。はじめから天守閣はなかったそうな。
悲しいことに酒田をでてから雨が降って来て、ここでも雨の中散歩。
ほとんどが後年の再建なんですが、そのなかで御物頭御番所は唯一残っている藩政時代の建物。
この番所の中は、実際にはいって室内をうろうろできます。うーん、落ち着く。。
すぐ脇が表門
さらに奥に進んで高台にあるのが御隅櫓。
なああんてのんびりまわってたら昼飯を食べる時間がやばくなってきたので慌てて駅へ戻る。
旅に出たらできるだけ地元料理を食べてみたいので、きりたんぽか稲庭うどんと思ってたんだけどよくわからないので、なんとなく雰囲気のよさげなお店があったので入ってみました。
「伝承の味処 無限堂 秋田駅前店」
うどんやきりたんぽもあったんだけど、「1日限定◎食」の文字につい惹かれて「欲張り御膳」なるものを注文する。ご飯はあきたこまち100%ですよ(^^)
んっめえぇぇぇぇぇぇ!。昨晩からろくに食べてなかったせいもあるけれど、汁の最初の一口が言葉にできんほどの美味だった。
ま、最初からもの凄くうまく感じるてぇことは、味付けも濃いめということなんだろうけど。
とか言ってるあいだに、時間がやばい!乗り遅れたらあとがないぞおおおお!とダッシュで駅へ。
次は奥羽本線で青森までいっきにすすめるのだけど、途中の大館で社内清掃の為にしばらく停車時間があった。
大館と言えば。。。そう、あの「ハチ公」のふるさとですね!
てなことでぶらついてたら、あったあった(笑)
ついでにお隣には巨大な「きりたんぽ」もそびえたってました。で。。。でかい。
青森は降り立つだけの時間がなかったので、そのまま八戸まで。
後は夜行フェリーに乗って寝るだけなんで、ここで夕食をとっておこうと。
しかし、八戸は繁華街が駅から離れたところにあるので、駅前はあまりめぼしいところがない。
ここでは名物の「いちご煮」なるものでも食そうかと思っていたのだけど、それほどじかんもなかったので、駅から直接つながってる「 いかめしや 烹鱗 」というとこに入ってみた。
いかめしやだから「イカ」関係メインです。
お手頃な値段の「イカめしとせんべい汁定食」を頼んでみた。
なんともちょうどいい腹具合の分量でグッド。素朴なおふくろの味といったところか。
さあ、明日はいよいよ目覚めたら北海道だぞ〜〜〜〜〜!!
(つづく)