前来たときは市内観光をする時間はなかったのだが、今回は公園に囲まれた滞在地ということもあって、午後にぶらぶらと正面にある「越秀公園」に足を運んでみた。
気軽に公園と行っても中国ですから規模もでかく、ほとんどが有料のようだ。まぁ5元ぐらいなんだけどね(笑)
しかしこの公園は迷子になるぞ!
公園内では無表情に向かい合ってハーモニカとなんか打楽器みたいの持った夫婦が演奏してたり、太極拳をやってる人達がいたり。。中国の休日(笑)
大通りは信号も少なく車のマナーもハチャメチャで、現地の人のように突っ切って行くのは命がけとなる。なので素直に地下鉄駅の地下道から向かい側に渡る。
しかし続く壁でまず入り口がどこにあるのかがわかりにくい。とにかく塀沿いに歩いて行けばぽっこりぶつかるさ!
入園料を払って園内に入るとまずは大きな池が見える。いろんなボートで遊ぶ人々。
人口が密集しているわりに娯楽施設の少ない広州では公園が市民の憩いの場やカップルのデートスポットの中心となっているらしい。
この公園はまるごと大きな丘となっており、起伏も結構ある。とりあえずガイドブックにも載っている「五羊塑像」なるものと道教寺院というものを探していってみようと。
塀沿いに歩いても味も素っ気もないので、とりあえず登る登る。まぁ方向があっていればきっと行く道はあるだろう。と中国に来てまで適当臭いのである(ーー;)
えーっと、確かに標識はところどころあるのですが。。。
矢印のさしてる方向がまったくよくわからんぞ!!しかも重要な岐路にはない(ーー;)
標識にふりまわされて公園内をひたすらうろうろ。人が向かう方向についていって狭い階段あがって何もない山のてっぺんみたいなとこにでちゃったりして。
一回下りきった坂道を戻ってきたりで完全に迷子になります。途中でやはり迷子になってる中国人の集団にも遭遇し、相方が応えてたけど、やはり「五羊塑像」を探していて迷子中らしい(笑)
中国人でさえ迷子になる恐ろしい公園。。。どうやらそれで道を聞かれたらしいがこっちも迷子だと!。相方もだいぶ中国語に慣れてきたようで。(わたしゃ聞きかじりの数単語だけだw。)
ひたすらすすむとちょっとした売店の目の前になんかでかい中国風の建物を発見。
えー、わたしは興味をひくものがあると、本来の目的と無関係でもついついそそられるもので(ーー;)。「これなんだ、これなんだ」と半ば強引に建物に沿って歩き出す。
それが一番うえの「広州博物館」だったんですねえ。左上にみえるこの建物が「鎮海楼」という名物で、下の方が博物館、上に登って展望台となってるのだが、時間が遅かったので今回ははいりませんでした。
ふと博物館前から眼下を見下ろしたらでかいサッカースタジアムになっててびっくりした。古代と現代のものすごい取り合わせというか。
んで、もしかして公園でちゃったんじゃないの?というようなところであるが、ここで標識をまた発見。博物館前の坂道をひたすら下っていったらみやげもの屋が立ち並び観光バスがいるとこを発見!ここから左右に階段があって像は見えないのだがどちらかにきっとあるんだろうと(笑)
正解はみやげものやが並ぶ方の階段ね。
「五羊塑像」だーーーーーー!
えー。。。なんかその昔、飢饉の時に五匹の羊に乗って五人の仙人が空から表れて黄金の稲穂をもたらして人々を救ったとかいう伝説があるそうで。
とりあえずかなり大きいのですが「ふーーーん」といった感じ。ほんとこれがあるだけです(笑)
で、道路向かい側の階段を上ると明代の城跡で石積みが残る古城壇がある。
なんかこの前で中国人の団体さんが歌と踊りの練習をしてました。
この壁に、さらに過ぎた月日を表すように、ものすごい根が張り巡らされていたりもして。
この城壁に沿って登って行くと、途中で石盤があり分かれてる道があった。
この道の間の下はどうも公園外となってるようで、なんか崩れかけた建物がみえる民家みたいのもあったりして。洗濯物が干してあったので住んでいるのでしょう。
人が多くうろうろしてる方にとろあえず進むと人々がぞろぞろ歩いてる塔を発見。「中山記念碑」というらしい。
歩き疲れてややうんざりしてる相方「行くのぉ?」というのを引きずるように、とりあえずそこにあるものは行くのだ!!(タダだしさ。。)
元々高台にあるせいもあって、上からは広州の街が見渡せる。さっき訪れたばかりの「五羊塑像」がちょうど森の中からにょっきりと顔を出していていい感じ。
で、この「中山記念碑」の正面の長い階段をひたすら下って行くと、目の前に中国風の大きな建物が見えた。
「これが探してたなんとか宮じゃない?」
ぶぶーーはずれ。ここは「中山記念堂」でしたっ。
まぁ、ここもなんだろねと言ってたとこなのでまぁいいかと。えーっと、この建物があるだけです(笑)。なんかのイベントや集会で使う建物のようで、一般的には用はないかも。
あとは庭が広いので公園としてくつろいでいる人々がいました。
とにかく広い公園なので他にもみどころはあるようです。
ホテル送迎の現地ガイドさんが「ここは広い。全部みてまわるの3日かかります」と言っていたが、おそらく「3時間」と単位間違えたのではなかろうかと(ーー;)。確かに広いけど3日彷徨うほどには(笑)