千葉:松戸-戸定が丘歴史公園

03 関東千葉県国内

そういえば遊牧民の私は柏にも松戸にも住んでいたことがあるのだが、一度も訪れたことがなかった「戸定が丘歴史公園」。
なんだかよくわからないが行ってみよう!

実はここ、最後の水戸藩主だった徳川昭武が若くして隠居した後に住み着いた住居だったのです。

徳川昭武とは、あの大政奉還をした徳川慶喜の弟で、なんと13歳にして将軍の名代としてパリの万博に派遣されており「次期将軍となるかもしれない人物」として扱われていた非常に興味深い人物です。徳川慶喜もよく遊びにきていたそうな。

自転車で行ったのですが、結構勾配のある坂がなが〜く続いていた(ーー;)。負けないもん。がんばれ8段変速!

敷地内は公園となっており、公園の方は自由に散策できます。
門を入って奥にすすんでいくと、竹林に囲まれた涼しげなお休み処発見。ここで汗をぬぐって一休み。

園内には結構見事な巨木もたくさん生えていて、緑に囲まれています。

大きなしだれ桜もいくつかあって、春に来たら見事に違いない!

この季節は蝉がやかましく、青々とした樹木ばかりですが、さるすべりがあちこちで花を咲かせていました。あちこちにベンチなどもあり休憩できるようになっています。

ひとまわりして、ちょっと戻り、邸宅にお邪魔する。
ここは有料ですが、お屋敷だけなら150円、歴史館との共通券で240円。安いしはじめてなので共通券をいただく。

ちなみにこの邸宅は国の重要文化財に指定されています。

これは表座敷から庭を臨んだもの。運が良ければ富士山もみえるらしい。本日は霞みがかって見えなかった。
お庭は普段は降り立つ事ができませんが、毎月10日だけはお庭にはいれるそうです。

いやぁさすがにでかいお屋敷ですな!部屋の数がとてもたくさんあって、中庭もいくつもある。
これは孫の代くらいに建て増しされたらしい水場。ものすごい低い所にあるな(ーー;)

情緒のある丸窓。

充分堪能して、共通券の歴史観を覗きに行く。実はたいして期待してなくて行きは素通りしたのだけれども、、、
おもしろかった!

実は徳川慶喜と徳川昭武は「写真」をとることを趣味としていたそうで、なんと、この二人が撮影した写真が展示されていたのです。
当時のカメラといえばでっかいピンホールみたいなやつで、もちろん白黒です。

のどかな周辺の風景や農民達をとてもいい感じにとらえていて、当時の一般庶民の生活が感じ取れる、歴史的資料として貴重なものです。木造の松戸駅の周りに当時のタクシーだった人力車がわらわら集まってたりしておもしろかったw。
これらの写真をのせたパンフもなんと100円だったので、喜んで買ってきましたとも。
結局自転車で24kmほど走ってきました。

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