8/29、第5日目。ちなみにケープタウンで南アフリカ入りをして4カ国目である。
今日は私の中でのもうひとつの目玉、「野生のペンギンと会う日」。子供の頃から動物の中で一番大好きだった生き物ペンギン。
野生の姿を生で見られる日がくるとはっ!!!!気合いものって十分です。
まずは街を通り抜けて海岸方面に向かう。イギリスの支配下にあった時期があるせいか、中心部を離れた田舎風の町並みがなんともイギリスっぽい。
そもそも現在ではアパルトヘイトも廃止されて、肌の色による立ち入り禁止区域などはみられなくなったが、その傷跡は深い。
私が子供の頃は現在進行形の問題としてこれらの差別問題を習ったものだから、そう短期間にすべてが変わるということはないのだろう。
現地に立つと就職の問題とか、居住地が実際には区分けされている様子や、言葉の端などからもそれらは伺えます。
まずはハウト湾からボートに乗ってオットセイたちの聖地ドイカー島に向かう。
島というか本当に一部分の岩の上とその周辺にオットセイが固まっている。柵もなく、すぐ正面にも同じように岩場があるのにそっちにいるオットセイが見られないのも不思議だ。
上陸はせず、船の上からみるだけなので、結構ゆれるしいる範囲も狭いもんでビデオもなかなかピントがあわずブレまくり。
船の全方向からみれるわけではないので少ししたら船が反転する。と、人が一斉に見える方に殺到するので船が傾く。オイオイ。。。
実質島の近くにとどまっているのは10分程度か?
結構短いので、船底のガラスになってる部分から海中を覗こうとしたら発進してしまい、グラスボートの意味がまったくないぞと(ーー;)。
やや不満残しで港へ戻る。ちなみに結構離れてるのに迷いオットセイが港までやってきたりもします。
ダチョウ農場。名前の通りダチョウを飼育してる農園である。うーん囲いの中のダチョウみてもなんか動物園みたいだぞ。(食用か?)
一休みしたら喜望峰へ向かう。が、実は喜望峰付近の半島先端部は自然保護区になっていて、野生のダチョウもいました(^^)
本当はマングースやシマウマなども生息していた野生動物の保護区でもあったのだが、ある外人のタバコの火が元で焼け野原になってしまったらしい。
現在は火山大地なのか?と思ったほど荒涼とした風景が広がっている。失ったものは戻ってはこないのだよう(;;)
シカみたいなのとサルはまだいる模様。
「喜望峰—Cape of Good Hopes」という名前で親しんでいるけれども、これはバスコ・ダ・ガマがつけたもの。
そのせいか日本人は特にガマの名前の方が一般的に知れ渡っており、アフリカ、喜望峰の最初の発見者がガマだと思ってる人も多いようで。。。
実はバーソロミュー・ディアス(バルトロメゥとも書く)の方が先に到達していて、私は世界史で習っていたので覚えてたんだけど、現地のかたはここ結構こだわります!w
「ガマじゃなくディアスの方が先だ!」と。
そう、喜望峰と呼ばれる前に「Cape of Storms(嵐の岬)」という名前でディアスが呼んでいたんです。風が強い場所で、しかも冬は嵐となる荒れた日が多かったのでそうつけたんじゃなかろうかと。
ここには「さまよえるオランダ人」と呼ばれる幽霊船の目撃談も残ってますしね。
しかし後から来たガマがつけた「喜望峰」のほうが明るい未来を感じさせるでそ?
だから定着したんじゃなかろうかと。。。しかしあちらの方はディアスとStormsの方を強調してきます。ガマガマいうのはやめましょう。
岬の先端には特に何もないんだけれど、ルックアウトポイントと呼ばれるケーブルカーで行く高台から眺めると、果てしなく広がる海、海、海。
喜望峰向かって右側が大西洋、左側がインド洋と2つの海流がぶつかるポイントでもあります。
ここでお昼をとり、、、、、、
さぁ、お待ちかねのペンギンポイントへ!!
半島のくびれ部分に近いところにある「ボルダーズ・ビーチ」と呼ばれる結構狭い海岸地域。
このへんの道路にはめずらしい「ペンギン飛び出し注意」の立て札があります。近くの家などは庭先まで遊びにくることもあるそうで。。。いいなぁ〜〜〜〜〜〜。
海岸からつづくなだらかな斜面に、尾瀬のようなウッドブリッジがひかれていて直接海岸には降りることができないようになっていました。
しかし、ほんとすぐ真横にきたり、すぐ足元の橋のしたをちょこちょこくぐっていったり、ほんと無警戒ですな。
よたよたと歩くすがたがとってもとってもキューーーーート♡
まだ毛が抜け替わらない子供ペンギンも多数いました。
しかし、親並みかそれ以上にでかかったりなんかして。。
しっかり子供の面倒みてます。毛づくろいなんかもしてあげちゃったりなんかして、親の愛情がほんわか伝わってきます。
うう、、、ここに1日でもいたいくらいなのに、無情にもほんの数十分で切り上げだとさ(;;)短すぎるぜ〜〜〜〜〜。
後ろ髪を痛いほど強く引っ張られつつもずるずると引きずられるようにペンギンビーチにお別れを。。
動画いろいろ
最後は世界的にも有名だという「カーステンボッシュ植物園」へ。
正直何がめずらしいのかどこがすごいのだかようわからん私にとってはただの公園だったり。まったくもって猫に小判である。
ここで一番長い時間とるならもっとペンギンのそばにいさせてくれええええええ!(><)
園内は結構広くて道がいりまじっているため、入り口でガイドさんが「この道をこう通ってまわってきて下さい」と地図を手渡すも、全員道を見失い迷子になって各自てきとうに歩き回って戻ってくる。
まぁ、、戻ってこれればすべてOK。
こうして駆け足のケープ半島1日ツアーは終了。ガイドブックやら旅行社のオプションツアーなんかをみてもだいたい1日あれば全部まわれるというようになってるけれども、実際にはかなり駆け足で全部がつまみ食い程度になってしまう。
できればそれぞれもっと時間に余裕をもってじっくりと見たいものなのだが。。。(特にペンギンが!ペンギンが!)
まぁ途中でクジラもみれたし(ケープ周辺地域の海岸線はクジラも有名)、とりあえずアフリカに来た目標は果たせたかな。
気持ちではここで旅行は終わってるのだが、一応続く