翌日は弘前周辺散策。
江戸時代からの天守閣がそのまま残っているという、歴史的価値も高いお城です。
ちっちゃいけど。。。
もとの城の設計をみると、天守閣は居城ではなく、見張り台だったようで、
住居は現在庭になっている広い部分に壮大な屋敷がたっていたようですな。
門や櫓など、各所にぼそぼそっと残っていました。
で、本日のお宿は嶽温泉の「縄文人の宿」というところ。名前の縄文というのは宿の雰囲気とは。。。wひなびたとこ想像してたら温泉街の中心でした。
ただ、本館に2客と[さなぶりの家]と[東日流(つがる)の家]というテーマを持った(?)露天風呂つき離れがあるのですが、縄文人にしては近代的すぎるぞ!!
少人数制なので、ごみごみすることがないのがグッド。
今回は離れに宿泊しました。なぜって、離れには専用の露天風呂がついてるので、離れにとまれば本館と露天と両方楽しめるので。本館宿泊は内湯のみ。
離れは完全1軒屋になっており、2階建てです。
1階に大きな囲炉裏があって、夕食はそこで豪快な囲炉裏の炭火焼き。自分たちで焼いて食べます。
これが豪快すぎる。。。魚介類が魚まるごとやら蟹まるごと一匹やら、とうもろこし1本づつやら山盛り。それに加えてしし鍋に釜飯に、、、
2人なのに4−5人前あるんじゃないでしょうか。休憩いれつつ食べたんだけど、食いきるのは無理でした。モッタイナイ。
2階も2間あって、片方は居間、片方は寝室で布団が最初から敷いてあります。基本的に最初と食材もってくる以外宿の人は立ち入らないので気兼ねなくすごせます。
風呂トイレ洗面所完備のまさにいっこの家なので、露天はいってそのまま裸でうろうろしても大丈夫w。
白濁の湯がかけ流しの露天風呂なのでいつでも入れるし、ちょっと贅沢だけど親しいものだけの時間がすごせます。近所に売店や酒屋などもあり。
翌日は一気に白神山地まで移動。世界遺産に指定されているブナの原生林です。私はここをすごく楽しみにしてました!
んが、その朝、天気が崩れて雨ザーザー。まいったなと思いつつも次の宿は日本海側だし、一番長い移動になるのでとにかく出発。
北から海沿いまわる道と、白神山地かすめてまんなか突っ切る山道とがあるんだが、まんなかのが距離は短いし、森林浴にもなるからとそちらに進路をとった。
これが吉だったのか凶だったのか。
砂利をかろうじて敷いてあるほぼ未舗装の悪路でした。もうガッタッガタで雨のためあちこち大きな水溜りになっていて、水上コースターさながらの水しぶきがあがり、砂利はねとばし、ハンドルはとられるし、ところどころ崖は崩れてるし( ̄ー ̄; ヒヤリ
4駆の車高ある車だったからいいようなもの、普通の車だったら多分傷だらけ。。。ほんと山道で明かりもなく、1車線しかない。川原を走っている気分なとこもあって、アドヴェンチャーな世界です。
途中野生の猿たちも遊んでいましたさ。まったく気が抜けない数時間だったが
たのしいいいい〜〜〜〜〜〜〜♪
はい、こういうの大好きです。やっと通常の道路にでたとこで道を塞ぐ工事用の人たちに遭遇。どうやら人がここ通ってくるとはおもいもかけなかったようで
「あっちからきたんですか?」
「はい」
「とおれたんですか?!」
「??」
「途中がけ崩れとか、通れないとこはなかったんですか?」
(゜〇゜;)なぬ?????。確かに悪路だったけど、とおり抜けられたからここまできたんじゃん。
不信な顔のおじさん残してさらに進む。途中あちこち崩れて岩ごろごろしてるから注意とは言われたんだけど。。
どうやらこの雨の被害はおもったより深刻だったらしい。
ほんとあちこち崖くずれ起こして道路まで土砂が飛び散っていた。しかも、山からでた水が滝となってそのまま道路に降り注ぎ、道路が滝直結の川になってました。
しばらくすすむと現場作業中だったらしい兄ちゃんがたの集団が、信じられぬものをみたという目で、おどおど近寄ってきたので車を止めると
「あのう。。。西目屋のほうからきたんですか?」
「はい?」
「通行止めになってませんでしたか?」
「!?」
「おかしいなぁ、通行止めになってるはずなんだけど。。。」
時間差のせいか、私たちが山道に入るときは何もでてなかったのだが、その後すぐ通行止めになっていたらしい。どうりで他に車いなかったわけだ・・・(゜_゜ i)タラー・・・
しかも、さっきのおじさんの話といい、どうも大きながけ崩れがあったようで、現在通れないという状況が広まってるようで。
まぁ、きちゃったもんはしゃーない。運良く雨もすっかりあがったので、予定通り白神散策と。
。。。。。。。。。。あまり言うことは見つかりません。
ポスターや宣伝に惑わされた私がいかんかったのさ。ガイドブックなどをみても「十二湖周辺」がメインスポットとなってますが、ここにきたら本来の白神のよさははっきりいって見れないです。
なんというか完全観光地化されていて、道もきれいに舗装されちゃってます。
湖もほとんど車でまわれちゃうし。ブナ原生林の散歩道もほんの一部。観光バスもどんどんきて、ぞろぞろ集団があふれだして、自然と静かに向き合うには不向き。
逆方面からはいる暗門の滝付近散策か、ちゃんと登山で白神岳にいったほうがより神秘的な自然を味わうことができるでしょう。
ちょっとへこみました(;;)
気をとりなおして本日の宿へ。
本当は有名な「黄金崎不老不死温泉」に泊まりたかったのだが、予約がとれず、近くで泉質も同じで露天風呂から日本海が見渡せるという「みちのく温泉」に宿をとった。
よくわからないが観覧車のようにでかい水車が目印。
宿自体は近代的な建物だが、一番海側の露天風呂から日本海に夕日が沈むのが見れるのと、露天の目の前がローカル線の線路になっているので、運がよければ(?)列車が目の前を通過するのがウリ。
さて、男女別の露天がまたくせものでw。一応別になっているのだが、ほぼくっついていて仕切りがあるだけの状態。
この露天へいくにはそれぞれの内湯から中庭を歩いていくのだが、内湯も隣り合わせのため、タイミングによっては前をタオルで隠しただけのおやじと並んで行くことになる。
なのでバスタオルをまいて行く。ちなみにここの中庭を通るときは各部屋の窓からも男湯からも丸見えとなるのでちょっとマヌケである。
露天は小さめでお湯もぬるめ。人が少ない時期なら茶色の湯にのんびりひたって日本海の眺めを独り占めの気分である。
んが、ふと視線を感じて横むくと、、、
立ち上がって男女のしきりの間から覗いてる男ハケーン!
これはもう激しいマナー違反ですよ!ちゃちいしきりなので前後と上部に隙間があるんだが、悪用しちゃいかんでしょ。
前や横眺めりゃ日本海や緑が見渡せるなかで、わざわざ仕切りをむいてうっかり目の高さのとこの隙間をむいてたちあがってしまったなんて偶然は受け入れられませんってば。
温泉って開放的で気持ちいいものだが、だからこそ気持ちよく楽しむために最低限のマナーは守らないとね。いっきに嫌な気分になりました。
今、歴史のあるひなびた温泉が人気だけど、昔ながらの温泉ほど混浴や半混浴など開放的なところが多い。
きっと昔はみんなマナーをきちんと守っていたから気にならなかったんだろうけど、温泉にくる人のモラルが違ってきちゃったんでしょうな。
こうしたいい宿を守るためにも自覚を各自もってほしいものです。