先日初めてオーストラリアに行ってきました。
海外旅行といえば、だいたいダイビングに結び付けて言ってたわけなのだが、今回もお目当てはそう
、泣く子も笑うダイバーズ天国グレートバリアリーフ!
まぁ、ダイビングやってる人でここを知らない人もいないんじゃないかというアレです。
だいたいがオーストラリアというもんにピンとこなくて、イメージといえば
広がる平原に羊の群れと肉牛
サバンナ地帯をはねまわるカンガルー
涼しげな木立にしがみつくコアラ
(おいおい、なんか違うとことまざってないか?。。。)
そんな感じでしたわ。つまりは大自然王国。
んが、今回訪れたのはケアンズ中心なわけで、いわゆる観光地都市。
環境は非常に整備されてたけど、立派な街であるわけで、お店やらホテルやらが立ち並ぶ、しかも観光客相手のための物価も高い非自然ゾーン。
海岸はグレートバリアリーフにつながるとこだから、さぞかし美しく、珊瑚に囲まれて豪華なシュノーケリングが楽しめるかと思いきや、実は泥土が堆積してるとかで濁りまくりで、ここでは海水浴はできないと言われてしまった。うう。。
オーストラリアってさ、季節がちょうど日本と逆なんだよね。いまの時期は秋。そろそろ冬にさしかかろうかというとこです。
でもガイドブックみても気温差は年を通してそんなに激しくないとあったし、ツアー会社もそういってたのでほぼ夏装備をもっていきました。
さ、、さむいじゃんか!
一応薄手の上着はもっていったんだけど、曇ったり日陰にはいるだけで一気に気温が下がる。風もやや涼しいしなぁ。
初日に近くでとてもきれいだというグリーン島でシュノーケリングをしようツアーに参加したのだが、やや小雨も降ったりしていよいよ寒く、とてもじゃないが水着になれない(; ̄ー ̄A アセアセ・・・
日がさしてきた時に「このままじゃ何しにきたのかわからん、えいやっ!」と服を脱ぎ捨て海に。。。
つ。。。つめたい。さむい。気合いれんと水に全身つけられない。リラックスしにきたはずが、妙に肩に力がはいる謎。
腹に力をいれてなんとか水になれてシュノーケリングをはじめたいのだが!な、、なんだこの遠浅ぶりは!少なくとも1キロ先まで歩いていけるような。。
歩くのもしんどいので、ひざ上ぐらいから無理やり泳ぎはじめる。へたすると膝がついちゃうよぉぉ。
それでも、そんな浅いところにもいる魚はいるもんで、腰まで水位がないところに結構でかい魚がいたりするのがさすがである。
しばらく夢中でパシャついてたが、やはり寒くなって、手足がかじかむ気配がしたため陸揚げ。そしていったん水からあがったら、もう二度とはいれなくなるのはお決まりです。
それでも浅瀬にもきれいな魚達が泳いでいて、水はとてもきれいでした。
翌日は念願のダイビングに出発。あこがれのグレートバリアリーフだぁぁぁ!
一番近いポイントでも2時間くらいは船にゆられなければならないのだが、これがまた先日に引き続き海が荒れ模様。
ダイビングボートにしてはかなり大きく安定してるはずなのだが、それでも上へ下への騒ぎである。
出発まえからくどいほどに「酔いそうな人は薬を飲んでくださ〜い」「大丈夫そうな人でも飲んでおいたほうがいいです!」と激しくアピールしてたダイブショップの方々は、後の悲劇を予感していたのだろうか。
過半数は薬を飲んでいたようだが、私は個人的にダイビング前にはいかなる薬ものみたくないので拒否して、のんびり景色を眺めていた。
と、よろめくように甲板にひとり、、ああ、海をみにきたんだなぁと思いきや、うずくまる。「あ、もしかして犠牲者1号?」
一応船内にはエチケット袋なるものが準備されているのだが、どうも余裕がないらしい。ガイドさんがすばやく差し出した袋に顔を突っ込む、、、うーん見るもんじゃないな。ヽ(TдT)ノ
と、ほどなくもう一人。。。二人、三人。。。
うお、犠牲者が続々と集まってきます!そのたびに走り寄り、袋を差し出すガイドさんたち。
袋は自然にやさしく溶ける素材ということで、使用済みのものは海へ。
しかし、投げる余裕もない人々のこと、これまたガイドさんが受け取って放り投げる。
どんどん増える犠牲者に袋を差し出し、受け取り、投げ、またすぐ差出し、、、
そう、しまいには「おいおい、酔ってない人ってあと何人残ってますか?」という状態でてんてこまい。ガイドって大変な仕事だと思ったのはこのときです。
しかも、日本の方はつつましく静かにことを為すのに引き換え、外国の方々は派手に「ぐおぉぉぉ」「ぐえぇぇぇぇ」というような奇声を同時に発するため、不謹慎ながら笑いが喉元までこみ上げてしまった。
いやぁ、こんなとこにもお国柄ってでるんですね!(←結局最後まで無事だった生存者)
グレートバリアリーフ以上!(え?)
まぁ、海が荒れてる=透明度もいまいち。大物や珍しい魚にも会えず、ひたすら寒くて早くあがりたかったんです。それでもこんな魚たちには会えましたよう。
海からあがった後も痙攣のごとく激しく震えつづけてました。。。寒いときにいくもんじゃないね。(教訓)