王家の紋章

漫画

王家の紋章 第1巻 (プリンセスコミックス)

エジプト旅行に行く前に、もうちょい歴史の流れとか知りたいなと思って、「そうだ!王家の紋章という名作があるじゃないかっ」と思って今頃はじめて読み始めたのですが。。

えー、結論から言うと実用的なものではありませんでした(汗)
登場人物は実在しない想像上の人々であり、歴史情勢などを照らし合わせると、数千年に及ぶエジプト文明のどの時代かもかなり不明瞭。
水(ナイル川)を介して現代からタイムスリップなどは「テルマエ・ロマエ」の逆だなと。

主人公がこれまた大富豪の一人娘でわがまま放題甘やかされ、愛されて育ってきた上に、現代でもタイムスリップした古代でも超もてもてという夢物語。

なんだけど、ストーリー展開がおもしろくてそのまま読み進めてしまいました(笑)

古代で起きる難事件を、現代の知識でもって切り抜けたり、人々を助けたりする。「JIN -仁-」に通じる世界ですな。
もしかしたら多くの続く漫画家たちに多大な影響を与えた漫画だったのではないかとも思えたりして。

なんだかんだ言っても、周辺諸国との関係や、祭司などは非常に興味深くおおまかですがためになる部分もありました。

1976年より連載開始なので当然完結してるものと思って読んでいたのですが、現在あった最後の57巻を手に取って
「しまったああああああああああ!」

え?まさかのまだ完結してなかったんですね。
こりゃ「ONE PIECE」もびっくりだ(@@)
だって数えてみたら細川先生ももう78歳になられてるはず。。。
来月2013/6/14に58巻が出るようですが、果たしてこのままで完結まで書き終えることができるのか少々不安で祈ってます。

過去の漫画や著書でも未完の名作というのは結構あって、もやもやしてしまうんですよねえ。是非がんばっていただきたいっ!

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